『海旅Camp2016』を終えて、、 | 海旅Campのブログ

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放射能に不安を感じながら暮らしている子供たちやお母さんに心身をリフレッシュしてもらう岐阜への保養ツアー企画のブログです♪

『海旅Camp2016』が終わって2ヶ月が経ちました。

 

そして原発事故からは5年、海旅Campが始まってからは4年が経ちました。

 

 

時が経つのはあっという間ですが、1年目のキャンプの帰り道に聞いた「明日から現実に戻らなければいけない」という言葉は、今も心のなかに残っています。

 

1年間365日の中のたった1週間前後の共同生活。

この中で出来ること、出来ないこと。

その限界を思い、このまま保養の活動を続けていいのだろうかと思ったこともあります。

 

しかし、この4年の間に、スタッフと参加者という垣根は少しずつ越えられつつあるし、キャンプ地である八百津を離れた後も「海旅ファミリー」として繋がっている実感を共有出来つつあることも感じています。

 

 

そして、キャンプが終わるたびに新たな一歩を踏み出そうという気持ちにさせてくれるのはいつも、仲間の声、参加者の皆さんの声でした。

 

「保養を文化に」の想いを現実にするために「RAINBOW CHILD 2020」という野外イベントを立ち上げ、新たなチャレンジを続ける代表西田の存在。

 

陰陽五行や食事療法について学び続け、キャンプの中での食事のあり方を磨き続けているキッチンスタッフの姿。

 

そして「夏になればまたみんなに会える」と、海旅Campを楽しみにし続けてくれている子ども達の声。

 

 

たくさんの野菜や発酵食品やカンパを届けてくれる全国の支援者の皆さんの思い。

 

 

そして、初めてのキャンプから4年がたった今、人と人のつながりが少しずつ育っていき、キャンプの期間外にもそれぞれが交流を続け、キャンプと日常の境界線を越えた大きな家族のようなつながりになってきているという現実があります。

 

たとえ今できることが小さいことだとしても、人と人がつながりあい、支え合っていくことで、その「できること」を少しずつ大きくしていくことができるということを「保養」でつながるひとりひとりの暖かい思いのふれあいを通じて実感しています。

 

改めて、海旅Campに心をよせてくださっているすべての皆さんに、感謝の気持ちをお伝えさせていただきたいと思います。

 

ひとりでできることは小さくても、つながりあえばできることは大きくなっていく。

 

少しずつでも前に。

 

キャンプが終わったら現実に戻るのではなく、

キャンプが終わったら現実に変化が起きる。

そんなキャンプを目指して、これからも海旅Campは邁進を続けます。

 

それぞれの成長を持ち寄って、来年の海旅Campもさらにいいものにしていきましょう!!

 

感謝 拝