最近、仕事が忙しすぎて
ブログ更新が全く出来てなく
すみません。
忙しいのはいいのですが
心が亡くなるのはダメですね。。
心が亡くなると書いて
「忙しい」という意味だそうです。
みなさんも心を亡くさないように
お気をつけください。
ところで、この頃
ひょんな事から
職歴を書くことがあったのですが。。
私。。。よくよく考えたら
４年間しか・・・あっ！いや
５年未満だな。。。
それだけしか、料理人修行してないや。。。
ええっ！！それだけしか修行してない！？
・・って今更ながら、気づきました。。
自分でも、よくもまぁ・・それで
自分の店が持てたモノだと
驚いています。。
ホント、奇跡的だと思います。。
高卒でホテルに就職し
すぐに和食に抜擢されて
修行しました。
本来なら、接客から始まるところ
なのですが、運良く？
調理場へ直行した次第です。。
ホント、右も左もわからずに
初日は生姜おろしてくれって
親父さんに言われて
生姜おろして大根おろしと
間違えて絞ってしまい
お前、なめとんかぁ～！！
と怒鳴られました。。
それが初日だったのです。
恐れおののきました。
そしてまかないの
カレーをごっぽりつがれて
お前、これ全部食えよって！！！
がんばって無我夢中で食べました。。
・・が、あとで思うと
親父さんの思いやりだったのだと
気がつきました。。
意気消沈したままだと
いかんと思ったのでしょう。。
まぁ、それは置いておいて
なぜ、４年間で修行終了だったかというと
父が倒れたからです。。
話せば長くなりますが
実は実家が民宿をやってて
私は一生懸命働いている母の後ろ姿を
見て育ちました。。
なので、どうにかして
母を助けたい。。
自分がラクさせてあげたい。。
そんな想いで料理人の道を
選んだのです。。
父は漁師で酒飲みで
自由奔放。着の身着のまま。。
漁があればみんなに大盤振る舞い
湯水のごとくお金を使い
残るのは借金だけ。。。
そんな漁業だけでは
男の子３人もまともに
育てられないと
一念発起し母は民宿を
始めたのでした。。
自分は長男で４歳ずつ離れて
弟が二人。。
二人の弟は父があてにならないので
私を頼りに慕ってくれました。
今でも私をたててくれ
兄弟３人仲はいいです。。
そんな弟たちのためにも
自分が料理人として早く一人前に
ならなくてはと
胸に志を秘めて、覚悟を決めて
上京しました。
これから、脇板として
だんだんおもしろくなる
って言う時に、父が例のごとく
酔っ払って、お客さんと相撲とって
投げられ打ち所が悪く
脳内出血で昏睡状態に。。
なんとか一命をとりとめ
左半分の麻痺が残り、
母が泣く泣く帰ってきて
・・と、言われ帰郷しました。
親父さんからは１０年で
一人前に仕上げてみせます。
と太鼓判を押されていたのですが
志半ばの４年目で
退職することになりました。
親父さんのはからいで
故郷の高級ホテルの割烹を
紹介されて１年は
故郷の味に慣れるために
様子みに修行しました。。
だから正味５年も修行していないのです。。
これは、今でもすごく
身にしみています。。
しばらくは自分の弟分達から
追い抜かれる恐怖からか
また、親父さんのもとに帰り
弟分達の下について
使われる夢をよく見ました。。
それほどショックだったんです。
修行途中で帰郷するということが。。
でも、あれから３０年。。
歳月がたちましたが。。
民宿は廃業し
料理屋として健在です。。
お客さんからは、感謝の手紙や
お褒めの言葉をいただき
料理人をやってて本当によかったと
思っています。。
お客さんから料理代金を
支払っていただき、尚且つ
美味しかったです。ありがとうございました。
・・・って感謝までされる仕事って
なかなかないです。。
心から感謝されると
今までの疲れがいっぺんに
吹っ飛ぶんです。
最近知ったのですが
感謝されるとすごくエネルギー
をもらうらしいです。
だから自分の元気玉が
増幅されて、それだけで活力が
沸いてきます。。
こんな自分でも料理人を
やれているので
今から修行して
大きな夢を想い描きながらも
自分はむいていないんじゃないかと
思い悩んで・・・・
明日からやめようかなぁ・・・。
仕事しんどいなぁ。。。
無茶苦茶怒られて
凹みっぱなしだし。。。
考えただけで
涙がでそうになるあの場面。。。
悔しい・・・辛い・・・
なんで・・俺だけ・・・出来ん。。。
つまらんヤツ。。
ぶ・さ・い・く・・・
・・そこまで言われてまでも
仕事せんでいい・・・。
・・・とか、落ち込んでいるあなた。。
大丈夫です。。
絶対、大丈夫です。。。
一緒に頑張りましょう。。
なんでも言ってください。。
私の全ての経験と知識をなげうってでも
ご相談にのります。。
あきらめないでください。。
道はいくらでもあります。。
たった５年間しか修行していない
私がやれているのです。。
ほんの少し先輩なだけです。。
おんなじなんです。。
ここで踏ん張れるかどうかが
運命の分かれ目です。。
ともに頑張りましょう。。
なんでも言ってください。。
今日は、長くなりましたが
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。
なかなか更新もままならないので
読者登録しておくと便利です。。
それでは、また。。