盛岡行きの『カシオペア』

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 関東では台風が直撃して朝から激しい雨が降っている。都心でも河川の水位が上がり、氾濫などの災害の危険が高まっていることを実感する。

 この台風9号は、このあと日本列島を北上する予報なので、東北から北海道が心配だ。特に北海道は先にきた11号が大雨を降らしすでに災害が発生しているので、ますます心配である。

 この11号が接近する中、一昨日の『カシオペア』は予定通り上野を発ち、北を目指した。今回は北海道までは運行されず、盛岡までの運転で、旅客は新幹線に乗り換えて北海道を目指す行程だというから、台風による影響が心配だ。

↑133号機の牽引で盛岡を目指す『カシオペア』。めまぐるしく変わる天候だったが、通過時の当地は青空で日が差した



 土曜日は関東地方は大気の状態が不安定で、都内は青空が見えていたかと思うと突如豪雨が降り出し、30分もしないうちにまた青空が見えてくる……といった繰り返しで、撮影に行こうかと思ったときも、今先ほどまで青空で日差しが照りつけていたものが、急に大粒の雨が降り始めあっという間に豪雨。これは撮影に出かけるどころではないかと外出を中止しようかと思ったところで再び青空が出て、なかなか困った天候だ。

 雨雲レーダーで予測などを見ると、古河周辺は17時過ぎまで雨雲の発生はなさそうだとのこと。ただし18時には雨雲が発生する予測なので、何とも言えない状況。

 降るなら降れ!! と意を決して出かけたわけだが、結果的にはご覧の通りでありました。

 撮影後、古河駅まで歩いたのだが、古河駅に到着する直前に大粒の雨が降り出した。ギリギリだったのだ。
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上越線を行く『カシオペア』

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 今年の6月以降、3回運転された高崎線〜上越線経由で日本海側を北上し北海道へと向かう『カシオペアクルーズ』。

↑形式違いの重連というのはなかなかに趣がある。EF64同士であれば総括制御が可能だが、本務機は総括制御の機能がないEF81なので、乗務員が乗っている



 上野から長岡の間はEF64が前補機に連結され、EF81との重連となる。これは上越線の清水トンネルを挟む国境の山越え区間で牽引力を補助するため。2台の電気機関車が合計4基のパンタグラフを高々と上げて走る姿は迫力がある。

 ただ残念なのが、先頭を任されるEF64にヘッドマークが装着されないことだ。以前の運転時には装着されたこともあるのだが、ここ最近は非装着。まあ、いろいろと事情があるのだろう。

 この後、長岡で先頭のEF64を切り離して羽越本線〜奥羽本線を走り青森を目指し、青函トンネルを越えて北海道へと足を進めるのだ。
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 いまのところ先日8月15日に上野を発ち、16日に札幌到着しその日の夕方に折り返した『カシオペア紀行』をもって、北海道へ乗り入れる『カシオペア』の運行予定は「なし」。9月は長野方面への運転が公表されており、10月は青森への片道運転とクルーズ運転の予定が明らかにされている。いろいろな運転パターンがあっていいのだが、やはり北海道内を走る『カシオペア』の姿を見たいし、一度も乗ったことのない『カシオペア』で北海道に行ってみたいという気持ちもある。


↑小沼のほとりを走る『カシオペア紀行』。JR貨物のDF200がJR東日本の客車を牽く姿は新鮮だ


 さて、もしこの先の北海道方面への運転がなかったとしたら、ラストチャンスとなってしまうかもしれないので、8月11日上野発の『カシオペア紀行』を撮影しようと渡道したわけだ。11日は仕事があり、また13日土曜日には東京に戻っていなければならないため、弾丸ツアーになるのは必至で、いつもならば鉄道を利用するものを、今回は空路としたのは先にアップした記事に書いたとおり。

 11日夜、羽田から新千歳までいっきに飛んでレンタカーをピックアップ。新千歳のレンタカー屋さんは23時まで営業しているので至極便利。市内のコンピにで軽食や飲み物を購入し道央道で釜谷を目指す。距離にして300kmチョイなので午前4時前には到着できるはず。途中のPAで多少の仮眠などを取りつつ釜谷〜渡島当別の撮影ポイントに到着。EH800が牽くE26系というのは、ちょっと違和感を覚えつつも新鮮。ちょうど上りつつある朝日を受けてオレンジに輝く姿は美しかった。


↑早朝は海霧に悩まされることが多いこの場所だが、この日はスポットライトのような朝日を浴びて主役が登場した


 団体列車となった『カシオペア紀行』は以前とは異なり函館駅には乗り入れることなく、五稜郭でDF200に機関車をチェンジして札幌を目指す。それでも充分に時間の余裕があるため、大沼駅近くへ移動して待ち構えることにする。快晴だった釜谷とは一変、小沼をバックに走るこの区間は濃霧に覆われていた。

『カシオペア紀行』通過まであと30分程度。霧は少しずつだが薄くなってきて、「これは晴れる」とこの場所で撮影することを決断。結果は写真を見てのとおりで、一部青空は見えるものの、まだモヤった感じは残っており趣のある情景となった。
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久しぶりに……。

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 あまりにも間が開いてしまい、もはや誰も読んではいないのではないかと思いつつも、ま、自分の記録代わりに久しぶりにブログを書いてみた。

 前回のアップは1月のことで、まだ北海道新幹線は開業ししておらず『カシオペア』が寝台特急として走っていた。その最後の活躍を見届けたら、なんか脱力してしまい、ブログからも遠ざかってしまっていたのだ。

 とはいえ、別に鉄道写真をやめてしまったわけではなく、ジワリジワリと線路端に足を運んでは写真を撮っている。

 6月になり団体列車として『カシオペア』が走り出した。クルーズレトレインとして高崎線〜上越線から日本海側を走り札幌までいく『カシオペアクルーズ』と、以前のルートを辿る『カシオペア紀行』があり、後者は以前とほぼ同じダイヤで走ってくれる。

 ただし青函トンネルを含む海峡線区間はED79が全廃されており、この区間を走れる機関車はJR貨物のEH800のみ。また北海道内はDD51がやはり全廃されてしまったため、こちらもJR貨物の所有するDF200を借り受けての運行となる。ヘッドマークが掲出されないと言うこともあり、いまひとつ腰が重かったのだが、やはり一度は自分の目で見ておかなければとの思いが沸き立ち、急遽渡道してきた次第。

↑直前までギリギリ残っていた夕陽だったが、通過10分ほど前に西の水平線に沸き立った雲に隠されてしまった……



 それにしても室蘭近郊のこの場所で上り『カシオペア紀行』を撮影すると、もうその日のうちには鉄路で帰京することは出来ないのであった。当地の通過時刻は18時37分。レンタカーを返却して東室蘭から『スーパー北斗』に乗っても、すでに東京行き『はやぶさ』はなく、ギリギリ新青森に行けるだけ。

 鉄道写真を撮る旅の場合、極力鉄道で移動することを楽しみにしている私だが、これでは仕方がない……。

 当地から新千歳まではクルマで1時間少々という距離。ゆっくりと撤収作業をしてレンタカーの給油などをしても余裕で羽田行き最終便に間に合う。本当は『スーパー北斗』で“ぷしゅ〜!!”、“しゅわ〜!!”、“ぷふぁ〜!!”を楽しみたいところだが、今回は帰宅までおあずけ。それでも羽田に23時半に到着し、自宅で深夜1時には“ぷふぁ〜!!”出来るのだから、鉄道よ、勝負を下りちゃそれでお終いよ……。ダイヤ改正以前であれば、『はまなす』から『はやぶさ』の乗り継ぎで帰京するのが常だったのだから。

残照の『カシオペア』

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 1月に入りどんどん日没時間が遅くなっていることを実感する。年間で最も日没時刻が早くなるのは11月末から12月中旬にかけてで、冬至の頃にはすでに日没時刻は遅くなり始めているので、1ヶ月分は日没時刻が遅くなっていることになる。

 1ヶ月前には16時を過ぎるとずいぶんと薄暗くなっていたものだが、今では天気のいい日は17時近くなってもまだ残照で明るさを感じるほどである。




 廃止までのカウントダウンとなった『カシオペア』。ここ最近は田端に残された青いEF510型最後の1台、514号機がヘビーローテーションで牽引の任に就いている。ブルーの車体を残照で紅く染めて北へ向けての力走が印象的だった。
 気がつけば早いものでもう12月。今年もあと一ヶ月を切ったわけだ。

↑年間を通じてもっとも日没時刻が早くなるのがちょうど今の時期。『カシオペア』が上野を発つとすぐに日没時間となる。埼玉県内を走る時間帯は当然日没後となる



 夏に『北斗星』の運行が終わり、北海道行きの寝台特急は『カシオペア』だけになったわけだが、いよいよカウントダウンである。あと3ヶ月すると、上野駅を発つ夜行列車はすべて運転を終了してしまうこととなる。こんな日が来るとは、思いもしなかった……。

↑一度は乗りたいのだが、果たして機会はあるだろうか!?


上野発の……

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『北斗星』が運転を終了して以来、なんか気が抜けてしまったかのようだ。まだ『カシオペア』が走っており、北へ行けば『はまなす』も最後の活躍をしている。

↑なんか斜めになってしまっているが、常磐線経由の寝台特急『ゆうづる』。この当時は7往復設定されており、3往復が583系電車寝台、4往復が客車による運転だった。この写真を撮影した時期はちょうど20系から24系への置き換えの時期で両形式が混在して運転されていた過渡期ならではのシーン



 北へ向かう……、といえば上野駅。今では東京駅から東北新幹線『はやぶさ』に乗れば3時間少々で青森に着き、『スーパー白鳥』に乗りつげばトータル5時間少々で函館に着く。これが来年3月以降は直行で函館に行けるのだから隔世の感だ。もっとも、東京から函館に行くのなら、現実的には飛行機と言うことになろうが、私は鉄道旅行が大好きなので、仕事などで時間に限りがあるときを除けば、極力鉄道での旅をしたいと思っている。

↑おそらく23時ちょうど発の『ゆうづる6号』だったと思う。尾久から推進回送で19番線に入線してきたところ。こののち、隣の20番線に23時5分発の『ゆうづる7号』が入線してくる。20系の『ゆうづる』バックサインはほのかにピンク色だった



 新幹線が開業する以前の上野駅は、今では想像もつかない活況で、早朝から深夜までホームには人があふれ、長距離列車がひっきりなしに発着していた。今ではずいぶんと規模を縮小してしまったけれど、地平ホームは13番から20番線まであり、各方面の着発列車を捌いていたのだ。

↑これは多分、早朝の上り『ゆうづる』の到着シーンだと思う……。EF80は8号機と9号機が連番で並んでいる


『北斗星』ついにラストラン

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 昨夕、札幌駅を出発した上り上野行きでいよいよ『北斗星』の運転が最後となった。いまこの時間、仙台を出て福島県内あたりだろうか……。この上り列車が上野駅に到着すると、青い車体の寝台特急が完全に消滅することになる。

↑8月20日に札幌を出た最終1つ前の上り『北斗星』



 東京や関西エリアと九州を結ぶ寝台特急が相次いで廃止されていったときにも、対北海道の『北斗星』までもが運転を終了するとは全く想像すらしていなかった。青函トンネルに新幹線が走るようになっても、『北斗星』と『カシオペア』は残ると思っていたのだ。

↑8月21日、上野発の下り最終『北斗星』。喧噪を避けて、福島県内にて撮影した


 最後の牙城となった『カシオペア』だが、急行『はまなす』とともにとりあえずは来年2月までの運転スケジュールは発表された



 上野発の下り『北斗星』の運転もあと6回となった8月7日、定刻の16時20分になっても「上野を定刻で出発」の知らせはなく、「食堂車トラブルのため、一時間程度発車が遅れる」との報。

 猛暑日の午後、埼玉県北部の沿線で『北斗星』を待つ身としては日差しと湿度に身体が相当きつくなっているのだが、それ以上に心配なのが西の空なのであった。

↑1時間遅れで上野駅を出発した8月7日初の下り『北斗星』。ギリギリの露出ではあったが、なんとかその姿をとらえることが出来た



 天気予報では夕方17時頃までは日差しがあるものの、その後日没時刻に向けて雲が発生するという。実際、西の空を見ると薄い雲が発生してきており、低い高度にはやや厚めの雲が……。

 雨雲レーダーで雲の動きを見ると、まだしばらくは大丈夫のようだが、1時間遅れだと当地の通過時刻は18時5分頃となる。果たしてどうなるのか……。しかも、この時刻だと上りの貨物がちょうど当地を通過しそうな気配……。実は一昨日にも当地を訪れており、天気は最高の条件だったものの、若干遅れていた上りの回送電車がもろに『北斗星』の後ろに入ってしまい、後ろに連なる客車がまったく画面に入らないという痛恨の思いを引きずりつつ帰宅した。今日こそは!! という思いで再度や訪れただけに、遅れの情報にまたも不安な思いを巡らせることとなった。

 結果は、この写真の通りである。昨日の関東エリアの東北本線は散発的にトラブルが発生していたようで、貨物列車に若干のダイヤの乱れがあったようだ。思いも寄らぬ時刻に貨物列車がやってくることもあり、ちょうど当地で行き会うかと懸念された上り貨物列車も予想していた時刻にやってくることはなかった。

 当地をちょうど1時間遅れで通過した下り『北斗星』。西日でギラリと車体を輝かせることはかなわなかったけれど、日没寸前の雲の切れ間からオレンジ色の太陽が顔を出し、周囲をほんのりと茜色にしてくれた。
 いよいよカウントダウンも大詰めになってきた『北斗星』。可能な限り、いろいろな表情を切り取っていきたいと思っている。

↑夏休み期間に入って、『カシオペア』との隔日運転となっている『北斗星』だが、なぜか牽引機の色が逆転状態が続いている



 ここでのこのアングルはとても気に入っているのだが、なかなかベストな一枚を撮れずにいる。ダイヤ改正前の1列車の時刻では撮ることが出来ず、4月以降の運転時刻になってやっと撮影可能となった。以前は『カシオペア』で幾度となくトライしてきたのだが、ローアングルからワイドレンズで狙うため、シャッターのタイミングが難しく挑戦しがいがある。

 機関車背後の電柱は、機関車本体で隠れる狙いだったのだが、ファインダー内で迫り来る列車の迫力に気圧されてしまい、気持ち早切りしてしまったため隠しきることが出来なかった。空の色、光の当たり具合などは理想的だったために悔やまれるのだが、これもまた修行である。

 もう一度この撮影地で再挑戦するチャンスはあるのだろうか!? 残り少ない『北斗星』の運転日だが、まだまだ修行の日々は続くのだ。