夫たち、妻たち | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

夫たち,妻たち [DVD]
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内容:ニューヨークに住む2組の夫婦の愛の崩壊と再生を描く人間ドラマ。監督・脚本・主演は「ウディ・アレンの影と霧」のウディ・アレン。(goo映画より)


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はい!まだまだ行きますウディ・アレン 特集。

本日お届けしますのは、1992年製作「夫たち、妻たち」です!!





夫はカレッジで文学を講じ、妻は美術関係出版社のキャリア・ウーマン--ゲイブ・ロスとジュディの夫妻は、マンハッタンの知的エリート層を象徴するようなカップルである。ロス夫妻には、気心の通じた親友のジャックとサリー夫妻がいた。今夜はかねてから予定の四人での会食の日。ところが、ジャック達が集まるなり、彼らの口から意外な言葉が飛び出した……。 (TSUTAYAディスカスより)







・・・う~~む、これも面白れーーー!!(≧▽≦)


えっと、コレって世間的にはあまり評判よくないんでしょうか?Amazonでもgooでもひとつも

レビュー付いてないんですけど。。。(^_^;)

ま、でもそんなの関係ないけどねー! 私にはすっごく面白かったからー♪ヽ(゜▽、゜)ノ



話の内容としましては、まぁなんてこともない話と言っちゃってもいいかも知れませんね、

長らく結婚生活を続けてきた2組の中年夫婦がそれぞれ破局の危機を迎える、

ただそれだけです。

でもこの夫婦あるいは個人個人の言動がすっごいリアルなのよねーー♪(`∀´)

夫たちは自己を正当化しながら娘ほどの年齢の若い女にのめりこみ、妻たちはより自分を

尊重してくれる落ち着いた男に惹かれる。人はいくつになっても刺激が必要なんですねぇ(^_^;)

未婚の私にとってはなかなか恐ろしいものもありますが、しかし現実はこんなもんでしょう?

いつまでも夢見てばかりはいられないってね(;^_^A


それからウディ映画にしては珍しく、ハンディ・カメラで撮影されているのも本作の特徴です。

手ブレ映像が苦手な方にはちょっと辛いかもしれませんが、でもこれによって自分が実際に

登場人物たちの生活を盗み見ているかのような臨場感が得られるんですよね~♪

個人的には非常にいい試みだったと思いますよ、ウン。



それからね、キャストも非常に豪華ですよ。

主人公夫婦、ゲイブジュディ役にウディ本人ミア・ファロー!!

その親友夫婦、ジャックサリー役にシドニー・ポラックジュディ・デイヴィス!!

ジュディの同僚マイケル役にリーアム・ニーソン!!

そして個人的に嬉しかったは、ゲイブの教え子レイン役にジュリエット・ルイス

出てることーー!!ヽ(゜▽、゜)ノ

はい、「ギルバート・グレイプ」以来な~~んか好きなんですよねー。(〃∇〃)

最近あまりお見かけしませんけど、バンド活動のほうが忙しいのかな?

エキセントリックな役柄が多い彼女ですが、本作では至って普通の作家志望の女子大生を

演じてますよ♪・・・表面上は、ね。(`∀´)ニヒヒ




総評。

登場人物たちが本音を吐露するインタビュー映像を時折挿入しており、それによって

ドキュメンタリーのようなリアリティが生まれてるんですよね。

いかにもウディらしい皮肉の効いた結末も心憎いですし、私はコレ、結構な傑作だと

思うんだけどなぁ。

ってわけで、もちろんオススメです!!