小林、中川、区間新の競演

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去る11月14日(日)、曇り微風の絶好のコンディションの下、福島市内で第26回東日本女子駅伝競争大会が開催された。

注目は、何と言っても4区。今年の全中陸上(全日本中学校陸上競技選手権大会)女子1500m(8月23日)で1位と2位になった中川文華(埼玉県;朝霞三中2年)と小林由佳(栃木県;中村中2年)が走るからだ。中川は、ジュニアオリンピック女子1500m(10月23日)に出場。0.11秒差の2位。松本奈菜子(静岡県;清水第四中2年、全中では予選落ち)の後塵を拝した。一方の小林は、ジュニアオリンピックを回避。県内の大会に専念した。東日本女子駅伝の前日11月13日も、第19回栃木県中学校女子駅伝競走大会に出場。1区3.2kmを9分56秒で走り、自己の持つ区間記録(10分03秒)を更新したばかりだった。

気掛かりだったのは、第3中継所に栃木県チームと埼玉県チームがどれくらいの差で到着するか?であった。できれば10秒差(約50m差)以内(相手が見える範囲)で来て欲しかった。【1区】栃木:下門美春、区間賞の好走で1位。7位埼玉とは15秒の差。【2区】栃木、埼玉ともイマイチの走り。6位栃木(先頭神奈川との差は43秒)と11位埼玉との差は12秒。【3区】埼玉:小林美貴、区間賞の力走で4位(先頭神奈川との差は34秒)へ。栃木:阿久津有加も区間3位の走りで5位へ。その差、何と2秒!!! 小林由佳-中川文華の直接対決、そして、小林にとって区間賞を取り易いシチュエーションが出来上がった。

テレビ放送では、第3中継所の襷渡しを長らく映した後、第3中継所から850m行った辺りを先頭で走る出水田眞紀(神奈川県;浜中3年)の姿を映し出した。その辺りでは、中川は新潟に次いで3位、小林はそのやや後方を玉城かんな(長野県;川中島中2年)と併走の4位であった。
で、お決まりのコマーシャル。走る距離の短い中学生指定区間。襷渡し放映時間の短縮とコマーシャルの排除をお願いしたい。で、コマーシャル終了。お決まりの4区のコース紹介、そして、「中学生にはかわいそうなくらいの風が吹くことのあるこのコース。憧れの先輩ランナーを目標に走り続けています。」のアナウンサーのお言葉。。。
映像は、4区をスタートしてから1700m付近。小林、中川は併走状態の3位。先頭を走る出水田まで約50mの距離に迫っていた。増田明美の薀蓄(うんちく)紹介後の2200m付近、2位で併走している小林と中川のアップ映像。小林に対して全中1500m2位の紹介。中川に対しては何も無し。。。 ここで、栃木県チーム鈴木賢一監督へのインタビュー。「1区の下門は・・・・・。中学生に関しては、まぁ、ここは栃木県の最大の見せ場でもありますので、ここでトップに立ってくれればと思います。」 2400m付近、小林と中川は併走状態のまま出水田を抜きトップへ。栃木県チーム原裕美子キャプテンのインタビューの後、やっと「栃木の小林、埼玉の中川、全日本中学陸上で覇を競った二人が先頭グループを形成しているという状況になっております。」と、中川が全中1500mで1位になったのかなぁ~?と思えるアナウンス。。。 それはさておき、映像に目をやると、、、二人は、依然として駆け引き無縁の併走状態。他の選手のことは全く眼に入らない(気に留めない)二人だけの世界。チームの順位も区間賞も区間記録もどうでも良い。トラックとロードの違い云々もどうでも良い。頭にあるのは、相手より先に襷を渡すことだけ。
残り300m。先に仕掛けたのは今回も(全中時も)中川だった。全中ではポケットに入ってしまった(前方向と横方向をふさがれてしまった)小林、今回は慌てない。おもむろに襷を外し手に持ち、ジェット(のような)スパート開始。前をふさぐものは何も無い。中川はラストスパートの最中に襷を外したこともあり、形勢は一気に逆転。襷渡しは、小林が1秒先んじた。

小林:9分10秒(区間新)
中川:9分13秒(区間新)

※これまでの4区区間記録:矢部瞳(群馬県;岩島中3年)の9分16秒。
※女子3000mの日本中学記録:山中美和子(奈良県;香芝中)の

9分10秒18(1993年)

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第26回東日本女子駅伝

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以下のURLに、標記駅伝の補欠選手を含む全エントリー選手が発表されました。^^
http://www.fukushima-tv.co.jp/ekiden26/index.htm


その中から、栃木県チームと埼玉県チームの中学生選手をピックアップすると、

【栃木県チーム】
髙橋 結衣 (15) 西那須野中 3年
和久 夢来 (15) 三島中 3年
小林 由佳 (14) 中村中 2年

【埼玉県チーム】
中山 咲 (14) 埼玉栄中 3年
関 紅葉 (14) 埼玉栄中 2年
中川 文華 (14) 朝霞第三中 2年

(中学生区間は第4区と第8区の2つ。1人は補欠に回る。)


第37回全日本中学校陸上競技選手権大会(in 鳥取)の共通女子1500m決勝で好勝負を展開した小林由佳と中川文華が、実力通りエントリーされました。恐らく2人とも第4区を走ると思いますが、好レース&好タイムを期待します。ただ、第41回ジュニアオリンピックB女子1500m優勝の松本奈菜子(静岡,清水第四)が出場しないのは、やや残念。

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