教えることと伝えること | Do. の自然道 ~投資編~

Do. の自然道 ~投資編~

「心」と「お金」そして「自然」との関係を徹底的に追求することによって「やりたいことをやり続ける人生」を送ることができる、そんな真の投資家になる方法を研究しています。

私は、教えるという言葉をほとんど使いません。

きっかけは、師匠の言葉した。


住み込みで山暮らしをしていた20代のころです。

冬支度がどうしても間に合わなくて
農作業の手伝いにシルバー人材センターの人を
お願いした時だったと思います。

来ていただいたシルバーの人たちとの朝の打ち合わせが
終わって、師匠に報告にいきました。

「今日の仕事の打ち合わせをして、
 作業を教えておきました。」


この時です。

「目上の人に教えると言ったらだめだよ。
 そういう時は、伝えるという言葉を使うんだよ。」


この言葉は今でも覚えているくらいですから
かなりショックだったんだと思います。


それ以来、目上の人以外でも、ほとんどの場合
教えると言う言葉を使わなくなりました。


考え過ぎだということはわかっていますが
教えるという言葉の裏側に
他人を自分が思うように変えることや
命令のようなニュアンスを感じてしまうからです。


子供や親もそうですが
他人を自分の思うように変えようとしている
自分に気がついたことはありませんか?


人は決して自分の思い通りにはなりません。

自分自身ですら思い通りにならないのですから。


相手のためを本当に思っていて
こうなってほしいと感じているのなら
その人が心から信頼してくれる自分になることから
始めます。

それができて、やっとスタートラインです。