『乾しいたけのトマトリゾット』

今日は、乾ししいたけのだしをつかったお料理を。

あれ？乾しいたけ？干し椎茸？

どっちが正しいの？って調べてみました。
どちらも同じ発音ですし、どちらも使われるみたいですけど、
古くから言われているのは「乾しいたけ」なんですって。

以前に紹介したことのある、
「干し椎茸のトマトジュース戻し」

ちょっとグロテスクな色合いですが、今までの常識を覆す、型破りな（笑）戻し方です。

このトマトジュース戻しをした乾ししいたけを使ってリゾットを作ります。

戻すときは、トマトジュースそのものに乾しいたけを放り込んで浸せばいいのですが、
今回はリゾットなので、ジュース＋水の「トマト水」に乾しいたけを浸して
少しさらっとしたトマトソースにしています。

乾しいたけのトマトリゾット

材料（２人分）
ごはん（炊いたもの）　　茶碗2杯分

乾しいたけ　　中３～４枚（12ｇ）

トマトジュース　　200cc

水　200cc

オリーブオイル(炒め用)　大さじ1

にんにく　1片

ベーコン　３枚

塩　小さじ1/2

こしょう　少々

オリーブオイルまたはバター（仕上げ用）　小さじ１～２

パルメザンチーズ　適宜

パセリ又はハーブ　お好みで

作り方

１．乾しいたけは軽く水洗いし、トマトジュースと水を合わせた中（トマト水）に浸し
冷蔵庫に入れて一晩おく。（４～８時間が目安）

２．1で戻した椎茸を取り出しスライス、にんにくはみじん切り、ベーコンは細切りにする。

３．鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ熱し、ベーコン、椎茸を加えよく炒める。

４．3に1のトマト水を加え、塩・こしょうで味を整え、ごはんを入れて混ぜ合わせ、
ふつふつ煮立ったら火を止める。

５．仕上げ用のオリーブオイル（またはバター）をからめて器に盛りつけ、
パルメザンチーズ、パセリ、ハーブをふりかけて完成。

仕上げは、オリーブオイルとハーブで大人向きに、
バターをからめると子供が食べやすい味になります。

人参、玉ねぎ、などお好みの野菜を加えてアレンジを楽しんでください！

◎トマトジュースで乾しいたけを戻すことによって・・・・

乾しいたけのうまみ（グアニル酸）とトマトジュースのうまみ（グルタミン酸）の融合で、
うまみの相乗効果が生まれます。
うまみがぐんと増し、トマトソースがまろやかに、酸味も和らぎます。

乾しいたけの独特の香りが抑えられます。

乾しいたけは、この香りがなんとも言えない良さなんですけど、
椎茸嫌いの方は、この香りが嫌い！といいますよね。

このレシピは、椎茸嫌いの人、子供たちにもどんどん食べてもらいたいな～～と、
いう思いもこめて考えてみました。

週末、小学校の寺子屋料理教室で小学１年生～６年生までの子供達と
このリゾットを作ってみました。
椎茸嫌いの子がいるといいなあ・笑

子供達の反応やいかに・・・？
寺子屋の様子は、後日またご紹介しますね。

クックパッドにもレシをピアップしています。
印刷は、こちらからが便利です↓

クックパッド「乾しいたけのトマトリゾット」

１ヶ月後にせまりました！
「かつをぶしと三人の料理研究家」
トークショー＆かつをぶしを使ったお料理を味わう会

残席が少なくなってきました。お申込みはお早めにどうぞ！

***

いつも読んでくださってありがとうございます。
ランキング　和食・日本料理部門でなんとか