3月になりやや春めいてきた今日この頃ですが、ブログの方はいまだ
京の冬のグルメ旅でございます。
といっても、北野天満宮の梅は今が見頃となりました。
境内にたくさんある紅白の梅の木々。少しの風でも香り高く感じます。
特に、御土居のそばにある蝋梅は一段とかぐわしい香りがします。
境内は、修学旅行生や各地からの観光客で賑わっていますが、
新潟から見えたご夫婦が三光門付近で何やら上を向いて探し物?
実はこの門は北野天満宮七不思議の一つなんですね。
三光門の三光とは、「太陽・月・星」をさしますが、この門には星がありません。
星欠けの三光門と言われていますが、その代わり
月が満月と三日月の二つが隠されています。
さてどこでしょ。と言うことで先ほどのご夫婦はキョロキョロしていたのです。
うまりーのさんが指をさして教えて差し上げました。
まずは、門をくぐったところ正面に見えるのが太陽。
そして振り返ると、雲間に見える満月。さて三日月はと言うと…
皆さんこれがなかなか見つけられないようですが…。
門を通り過ぎて振り返った上、白ウサギの間に銀色の三日月が見えます。
銀色でまったく目立たないので、指差教えてあげても…
「えっ!どこ??」と言うばかり。しばらくして、やっとわかってもらえました。
さて、なぜ三光のうちの一つ「星がないのか!?」
実は三つ目の星は本物の星、「北極星」なのです。
かつて朝廷があった大極殿から望むとちょうどこの門の上に
北極星が輝くことから、北極星と一つになって平安京を守っていたといいます。
その場所がここ北野天満宮だったと言うことから星の彫刻はないと言うことなんです。
この三光門をくぐった先、真北の空に浮かび上がる星それが
彫刻ではない本物の「北極星」と言うことなんですね。
新潟から来られたご夫婦、笑顔で納得していただけました(^_^)v
東風吹くかば 匂ひおこせよ梅の花
主なしとて春を忘るな
北野天満宮の梅は今が盛りです。この週末にでもいかがですか(^^)/
↓京都 北野天満宮
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