【環境】水がいらなくて悪臭もないバイオトイレの話 | モンちゃんのブログ

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不耕起栽培の田んぼでお米を作りホタルを増やしたり、自然農法の畑で作物を作ってます。千葉県環境学習指導員の認定を受け環境の体験学習や講演等をしてます。環境社会検定保有し、省エネ生活を実践中!blogは主に医療・食料・環境を中心に、様々なジャンルで更新してます。

新エネルギーとして注目されているのが、北海道の正和電工の開発した「バイオトイレ」
何が驚異的な技術かというと、水をまったく使わないというこの仕組みは、微生物分解で排泄物を分解してしまうのです。
これは素晴らしい技術ですね。
以下、記事から抜粋するといいことだらけです。

便器の下部にはおがくずを入れた処理層が設けられ、このおがくずの中に便や尿が排せつされると処理層のスクリューが回転し、おがくずと排せつ物が混ざる。その際、排せつ物の水分はおがくずに吸収される。ヒーターで熱を加え水分を蒸発させると、排せつ物の量は元の10%以下になり、この固形物は腸内細菌などの微生物によって無機物に分解される。
分解後の処理層には、茶色に変化したサラサラのおがくずが残り、排せつ物の臭いもない。ヒーターで55℃前後に温める過程で、大腸菌も死滅する。分解された無機物は窒素やリン、カリウムなどのため、堆肥として再利用も可能だ。 使用回数やおがくずの量にもよるが、メンテナンスは年2-3回、おがくずを交換すればよいだけである。

すごい、いいことだらけです。

ログハウス風のバイオトイレ。周囲の景観を損なわない 外観も入りたくなる^^

こんなトイレなら、汚さずに使い続けられますね。
このトイレは富士山で既に実証済みで8000人の排泄を水なしで処理出来たそうです。
ヒータの電源を風力や地熱や太陽光にすれば、完全に自らのサイクルで持続可能ですよね。
あらゆる観光地や屋外の作業場、公園や河川敷のトイレなどにも持ってこいの仕組みだと思います。
すでに海外でも

現在7カ国で使われているようで、上下水道設備の整っていない東南アジアのほか、
カナダやハワイなどの観光地、凍結により水洗トイレが使えないサハリンの天然ガス・石油掘削現場などでも、
このバイオトイレが活躍しているそうです。
 
後は、大量普及で価格が安くなるとありがたいですね。