映画『そして父になる』ネタバレ感想 | 『e視点』―いともたやすく行われるえげつない書評―

映画『そして父になる』ネタバレ感想

『e視点』―いともたやすく行われるえげつない書評―


カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したことで話題になった映画『そして父になる」。

正式公開は今日(9/28)なんですが、近所の映画館で先行上映をやっていたので、昨夜観てきました。
(ちなみに、先行上映は8/24と8/27の2日間だったんですが、本作と同じ是枝裕和監督作品『誰も知らない』に超絶ダメージをくらった思い出のある僕としては、「あれ級の映画を週の頭に観てしまったら一週間の仕事に支障をきたしちゃう!」ということで、金曜日を選びました。どうでもいい話ですが。)

やはり、カンヌ国際映画祭の審査員賞受賞作ってことで期待値は上がっていたしちょっと前に観た『フィッシュタンク』という映画が2009年に同じ賞を受賞した映画だったんですが、これがもう!超すばらしい映画だったもんで。)、何より、息子の一歳の誕生日を来週に控えている僕としましては、「父になった」ということを振り返るには絶好のタイミング!
そんなわけで、映画に対する期待値が鬼のように高まっていたっていうのが問題なのは重々承知なんですが、、、正直”ちょっと期待はずれ”…。

役者さんの演技やまったく無駄のない脚本など映画としてのクオリティーがものすごく高いのは間違いないんですが、肝心の「テーマ」「メッセージ」の部分が思いの外僕には響かなかった感じでした。

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