今回は「人の数だけ“今”がある」応用編から、大きく寄り道して、仮面ライダーの話です。
11日放送の『仮面ライダー フォーゼは』、男女関係の新しい可能性を描いて、感動モノでした。
仮面ライダー部-そう、フォーゼでは仮面ライダーに変身して悪と戦うことは、高校生の部活なんです!―の3年生、美羽(ミウ)は卒業パーティで同じ3年生のボーイフレンドとではなく、ライダーに変身する2年生、如月弦太郎と踊りたい。その理由は、弦太郎が「高校生活で一番影響を受けた思い出深い人」だから。美羽には、弦太郎との出逢いを経て、どうしようもなく“高ピー”な“学園のクィーン”からまっとうな人間に生まれ変わった過去があるのです。
美羽と弦太郎の間に異性間の吸引力が働いていないわけではないだろうけど、それよりも、もっと強く、友情と信頼で結ばれている。その証拠に美羽はボーイフレンドともちゃんとつながり続けている。「こういう男女の関係ってありじゃん」と思わしめる説得力がありました。
「俺には美羽の笑顔が一番なのさ」と言って弦太郎に美羽と踊らせる美羽のボーイフレンドも、“相手を独占しようとしない恋愛のカタチ”を示しているみたいで、カッコ良かったですねぇ