2005-07-13 16:08:53

モヒカン族は日本語から生まれた?

テーマ:雑記
jisx6004さんから勧められていた「日本のことばとこころ」(山下秀雄著)をようやくゲットしました!廃刊になってしまったのか、アマゾンや本屋さんでは見つけることができず、地元の図書館に予約を出していたのがついに入手可能になった、というワケです。公立の図書館って便利です。さあ、文系な素養を身につけるべくがんばるのだw!
(追記あり:Amazonでも入手可能でした)

で、まだ全部(というか全然)読んでいないのですが、確かにこれはとってもInterestingですね!できれば中学校か高校あたりで読みたかった。著者の山下さん、最初から飛ばします。

まず目から鱗(が生えたわけではありませんw)だったのが、日本語を使っている以上は、相手と同じ目線に立たないとコミュニケーションが成立しないのだ、という事実。これを著者の山下さんは、極めて簡単な例---Yes/No問題---で鮮やかに浮かび上がらせています。

否定形の問いかけに返答する場合、日本語と英語ではYes/Noの答え方が逆になるということはよく知られたことですが、これも実は単に逆になるというような単純なことではないんですね。例えば、私が勝手に作った例文ですが、

「明日は大阪に行きませんか?」
「はい、行きません。」

「明日、大阪に行きませんか?」
「はい、いきましょう。」

というように、日本語では、相手の話した文の形式を聞き漏らしてはいけないどころか、その心情まで理解しなければ、「はい/いいえ」の返答すら適切にできないわけです。おそらくこれが英語なら、「明日」と「大阪」と「行く」だけが聞き取れれば、適切な返答はできるわけで、こんなことは言われてみると当たり前なのかもしれませんが、理系のUジローwは、こんなこともはじめて知りました。

(ただ、逆に言えば、空気が読めれば「大阪」とかが聞き取れずとも「はい/いいえ」の返事ができるわけで、だからこそ英語で会話するときに、何も聞き取れていないにもかかわらずついついテキトーに「はい/いいえ」と会話を進めてしまう、というような失敗をしがちなのかもしれません)



で、ここでシンクロニシティーというか、つい最近、知った「モヒカン族」という問題を思い出しました。日本語では、相手の内側に入らないとこんな簡単なコミュニケーションすらままならないので、当然、話の分かる人たち=「うち」と話の分からない人たち=「よそ」が分かれる、という現象が避けがたく発生してしまうわけです。ある意味、一旦、「うち」に入ってしまえば、どんなことでもワカり合えることが期待できるので、コミュニケーションの主目的は彼我の違いの明確化というよりは、「うち」の維持と拡大にこそ向けられていくわけです。

あの殺伐とした、コミュニケーション=殺し合いの手段として考えられているような某巨大掲示板であっても、多くの掲示板で「空気を嫁」ないことは最悪の恥として忌み嫌われ、隔離の対象とされていることは、こう考えるとまさに日本語的な現象として理解できることなのかもしれません。天気とか景気とか祭りとかw、とにかく話すこと自体が目的となる、客観的には無意味な話題が大量に生成されるのは、「うち」の維持と拡大が興味の焦点となる日本語コミュニケーションでは、必要不可欠、生活の知恵的な様式なんです。

そう考えると、「モヒカン」の前提となる「うち=ムラ」がこんなにもスムーズに存在するには、その世界で話されているのは、日本語、もしくは日本語的な考え方をとる言語ではないのか?・・・ということは、英語ブログ界隈では、「モヒカン」なんて話題にもならないし、「2ちゃんねる」のようなものも存在しないのではないか?というような好奇心を掻き立てられるところなんですが、実際はどうなんでしょうね~???



さてさて、話題が一向に収束しないんですが、ところで、「うち・よそ」文化ではないはずの欧米でも、実は内輪の文化とでもいうべき、階級主義というか、インナーサークルというようなものが、日本以上にはびこっている、とはよく言われる話です。これは一体、どういう世界観に基づいて成立している話なのか、そっちの方も興味が湧いて来ました。(とは言え、飯食ったら忘れそうな興味なのでここにメモをしておくわけですがw)

そんなこんなで、日本語入力用のキーボード配列をとっかかりにして、以前では考えられないスピードでいろんな話と興味がつながっていくのは、ブログを知識収集のシステムに組み入れた恩恵だなぁ、と感じています。その分、浅い見識になってしまいそうな危惧はありますが、恥を恐れず勉強していきたいと思います。

<追記>
jisx6004さんからAmazonでも入手可能な旨、ご指摘を頂きました。Amazonの中古?というのが、よく分からなかったもので・・・。


山下 秀雄
日本のことばとこころ
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4 ■Amazonの中古

言われてみればそうですね。古本の場合、同じ業者からまとめ買いでもしない限り、送料がちょっとイヤな感じですが、食わず嫌いせずに機会があれば利用してみます。

そういえば、ブログで釣りは見かけないですね。匿名、というより「名無し」がないから、釣りは難しいんでしょうね。人のブログに付けるコメントは簡単に削除されるわけですし。そう考えると、2ちゃんってよくできてますよw

ネット上のコミュニティの生態研究、結構、はまりそうですね。基本的に言葉のみでコミュニケーションを取るわけなので、日本語の特徴を知る手がかりとしても面白いのではないか、と想像してみたり・・。

3 ■どっちかというと

僕としてはヤフオクよりamazonの方が安心感がありますね。基本的に古本屋さんが業務として出品してる場合が多いし。

モヒカン自体は別に悪い人ではないですよね。ムラ人と接触するとゴタゴタしますが、実際には勝手にムラ人が騒ぎたてるだけで、モヒカン自体は騒ぎを起こしているつもりもないような。もちろん騒ぎを楽しむ釣り師もいますが、そう言うのは正当なモヒカン族ではないと。

2 ■あ、それは・・

Amazonで売っているヤツって中古ですよね?実は、Amazonの中古って、利用したことがなくて、いまいち手が出せなかったんです・・・。やふおくとかは利用するくせに、変な先入観持っていますね、我ながら・・・orz

「真・技術系メーリングリスト」というのは知らなかったのですが、確かにこれはハテナで定義されている「モヒカン族」のすくつwかもしれません。正しくはモヒカン族とは、こういう世界観の住人を指していると思われるのですが、「まなざしの快楽」さんの使い方を見ていると、意味がもう少し拡大してきているような印象も受けますね。

本当に純粋ピュアなモヒカン族は、「モヒカン宣言」を見る限り、むしろ良い人に見えたりもするのですが(笑)

1 ■おや?

amazonで見つかりましたよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061587579/

モヒカン族、聞いたこと無かったですがちょっとググって見ました。なかなか面白いですね。思想的には「真・技術系メーリングリスト」を思い出しました。

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