2010年11月度テレビCM放送回数ランキング(日経MJ) | 少なくとも三兎を追え。~パラレルワーク以上を実践するブログ

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外資メーカー新卒入社、本業の傍らNPO支援に取り組む。
趣味はビールと観劇。不定期更新。

昨年11月のテレビCM放送回数ランキングが出ました。
1位はモバゲー

これは言われて頷けるほど、かなりの量を出稿してますよね。
どれくらいのGRPなのか気になります。
*GRP(Gross Rating Point)とは、延べ視聴率のことで、スポットCMの契約などに用いられる単位のこと。(Wikiより)

そこで、はたと、今モバゲーはテレビCMばっかりなのかな、と疑問に思ったわけです。

直近だと、「桃太郎電鉄もできます」とか、「怪盗ロワイヤル」とか、
コンテンツを引っ張ってきて誘引する手法を取って、空中戦で莫大なお金を使って広告流していますね。
テレビCMはよく見かけるけど、雑誌とか交通とか、あまり見かけない。そんな気がしました。

モバゲーのマーケティング活動を仔細に知っている訳ではないのですが、
モバゲーくらいの規模になればIMC(Integrated Marketing Communication)も考えられると思います。
IMCとは統合型マーケティングコミュニケーションの意味で、マスメディアだけに頼る従来型ではなく、インターネットやソーシャルなどの様々なメディアを使うことで、その効果の最大化を狙うものです。

たとえば以前はモバゲー交通広告もやってましたよね。(2007年だけかな?凄く印象に残ってる)
ケータイコンテンツは、「時間の隙間」がセグメンテーションの切り口になります。
だからこそ、電車を待っている時間に見る交通広告は、相当効果が望めるコミュニケーション手法だったと思います。

このように、
テレビCMに一点集中で資本を投下するのは、かなり困難な意思決定があるハズです。
だからこのランキングを単純に読むことはできないな、と思うわけです。

もちろん、ものすごくお金が潤沢にあって、CMの放送回数も1位、ほかのアクティベーションもやってる、となれば言うことなしです。

テレビCMの神話が崩壊すると言われてしばらく経ちますが、
これは同時に、IMCの提案でもあるのです。(本書の主張は別ですが)


2010年12月24日付け日経MJより

++2010年11月度実績++
テレビCM放送回数
1位 DeNA モバゲータウン
2位 グリー GREE
3位 NTT東日本 Bフレッツ
4位 ローソン
5位 東芝 REGZAブルーレイ
6位 セブンイレブン
7位 ユニクロ
8位 富士通 PRIME F-01C
9位 ユニリーバ LUXスーパーダメージリペアトリートメント製品
10位 日本航空 案内
(関東地区広告統計データ、ビデオリサーチ調べ)

++以上++


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