タデ科なのにソバ? | 雑草記

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いつもの道の足元に季節の訪れを感じながら・・・


雑草記-ミゾソバ


雑草記-ミゾソバ


雑草記14 野反湖 ミゾソバ

日本全土の小川や湖岸など山野の水辺に生育する1年草。
ゴミの多い河原など肥沃でやや富栄養な場所に生育し、畦や、水田「用水路などで群生し可愛い小さな花を茎頂にまとめて咲かせる。
可愛い花を咲かせる割には茎に下向きのトゲがあり、この草の繁殖場所で裸足で水遊びをするとちょっといたい思いをする。
この「ミゾソバ」の花も花弁に見えるところは『萼」であり、花弁はない。
これは「タデ科」の植物の特徴らしい。

「タデ科」植物はどれも花の感じが似ている。生命力旺盛で他を枯らすほど茂る者も多い。
和名は溝に生育し、葉がソバに似ているので「溝蕎麦」。
葉の形が牛の顔に似ている事から別名「うしのひたい」とも呼ばれる。
花期は8月から10月。秋には金平糖のような花をたくさん群れて咲く。
水辺に近い道路の側溝脇で見かけた。