いーぴんの琵琶ブログ

日本古来の楽器『琵琶』。今では弾く方が少なってきましたが、琵琶の事をいろんな方に知っていただきたいです^^


テーマ:

こんばんは!琵琶弾きいーぴんですべんべん!

先日、約一年ぶりに琵琶が帰ってきました 

漆塗りと、蒔絵をしてもらうために塗師さんと蒔絵師さんに預けていたのが

ちょうど去年の今頃。

ボディーの漆塗り自体は、下地をしない『ため塗り』だったので、

比較的早く(2ヶ月くらい?)で出来たのですが、蒔絵がけっこう時間かかって

12月あたまに出来上がって、柱(フレット)の取り付けなんやかんやで

このタイミングになりました。

まあ、漆を塗ってすぐ弾かないほうが良いらしいので、

結果的には寝かせておく時間がずいぶんあったのは

良かったかもしれません。

綺麗にしていただいたので、

琵琶の銘(名前)を師匠に付けていただきました。

その名は

瑞雲(ずいうん)



瑞雲については、私個人的に縁があるものなので、

師匠に瑞雲にすると聞かされた時は、すごく驚いたのですが、

いい名前をつけていただいたなあと思います

名前がつくというのは、その楽器に対する愛着も増しますし、

すごくいいことですね。やる気もUP

蒔絵のデザインも師匠にしていただいたのですが、

法隆寺金堂壁画の天人(飛天)をモチーフにデザインしていただきました。

飛天が蓮の花を撒いているのですが、

飛天の足のところできらきらしているのが彩雲を表しています。



いい感じですよね~。

下の写真の左側は塗る前。右側が塗り後です。

ずいぶん雰囲気がかわりました。

実は漆を塗る事によって、音もパリッと締まりました。

もともと柔らかい繊細な音の琵琶だったのですが、

いい感じにシャープな音になりました。

柔らかさはそのままですよ



さて、いい音にもなった事ですし、前回のお稽古で

平家物語『那須与一』の合格をいただきましたので

次回のお稽古からは、平家物語『敦盛』がんばりたいと思います



琵琶前


琵琶後

琵琶横





テーマ:
こんばんは!
琵琶弾きいーぴんです

さて、2010年6月に、先生のお宅にお邪魔してお稽古を始めました。
先生は鶴田流琵琶奏者の関川鶴祐先生です。

先生のプロフィールは

1956年 大阪生まれ、鶴田錦史に師事。
1974年 四国八十八ケ所踏破。
1979年 NHK邦楽オーデション合格。
1981年 高崎短期大学音楽科専任講師。
1985年 第22回日本琵琶楽コンクール第一位入賞。 
        文部大臣奨励賞、NHK会長賞等受賞。
1987年 メルボルン交響楽団(岩城宏之指揮)招聘による
        鶴田錦史オーストリア公演に随行。
                メルボルン、モナッシュ両大学における鶴田錦史、武満徹のレクチャーに参加、
        敦盛を演奏。
1988年 NHK邦楽技能者育成会第33期終了。
1991年 日本青年会議所が傑出した10人の若者に贈る、
                第五回日本TOYP(The Outstanding Young Person)大賞に選ばれ、
        優秀賞を受賞。
1993年 臨済宗建長寺僧堂(専門道場)に掛塔。3年の坐禅修行に赴く。
2000年 清水寺三十三年に一度の開帳記念演奏。
2006年 音の旅ーBIWAー「創歳の世紀」を企画。
                持続可能な未来への提言「日本オアシス構想」を提唱、各地でコンサートを開催。
2008年 第12回ムーンライト in 藤原京にてオープニング記念演奏。


お坊さんで、琵琶奏者という。本物の琵琶法師さんなんですよね。
プロで演奏をされている琵琶法師さんは先生しかいないようです。

初めてお稽古に行かせてただいたとき、お話を聴かせていただくと、
お遍路に行っておられたり、いろんな共通点があって不思議な気がしました。
(琵琶の天才ということ以外はww)

先生は、はじめて琵琶を演奏されてからご自分で作曲された曲を
3か月で舞台で演奏するという驚きの琵琶デビューをはじめ、
数々の大舞台での演奏を経験しておられます

・・・・・。
よく考えると一度も先生の琵琶の演奏を聴くことなく弟子入りしたというのも変ですね
先生の演奏をフルで聴いたのは、・・・付き人で行った『なら100年会館』での演奏
曲は、『阿倍仲麻呂』と『敦盛』でした
いや~。素晴らしかったですね。鳥肌が立ちました。
こんな先生に師事できるとは。

そんな先生にお稽古をつけていただいた時、初めて教えていただいたのが、
『河』という曲でした。『方丈記』の冒頭を曲にした、先生作曲の曲です。

「行く川の流れは絶えずして~しかももとの水にあらず~よどみに浮かぶうたかたは~
かつ消えかつ結びて~久しく留まりたるためしなし~」
というアレです。

琵琶は基本的に、琵琶の『演奏』と、『語り』がセットになっています。
いわゆる『弾き語り』です

『河』の練習が始まって、はじめは発声の独特さもさることながら、
琵琶の演奏も大きな撥を弦にあてるのすらなかなか難しいです

そして、なにより難しいのは『間』ですね。

難しいながらも、初めて触った琵琶の感覚と、音の魅力に憑りつかれた瞬間でした・・・。





テーマ:
どもども~

琵琶弾きいーぴんです^^

今日は琵琶の由来について書きたいと思います。

最近『琵琶を弾いてるんですよ~』というと。

え?なに『枇杷?』といわれることがよくあります。

果物の枇杷がやはり言葉としての認知度が高いようです。


ましてや、果物の枇杷の形に似ているから琵琶という名前になってると

思っている方が多いです。

これ実は、楽器の『琵琶』が先なんですね。

漢字で、琵琶という字を分解すると、王かんむりに『比』、王かんむりに『巴』

ちゃんと意味があって、王かんむりは弦楽器の柱(フレット)を意味しており

(例えば琴も一緒ですね)、

下の『比』(正確には批)は推して弾く。『巴』(正確には把)は返して弾くという意味があります。

変わって、果物の枇杷は果実の形が楽器の琵琶に似ているのでこの漢字があてられたようです。

果物の枇杷の漢字自体に意味はないんですね


ちょっと琵琶の漢字うんちくでした^^








Amebaおすすめキーワード