アドマイヤコスモスが完走することになった理由。
テーマ:ブログレース当日は、中山コースには仮柵がつけられており、
年末とは違って馬場状態が良く、
他の何人かのジョッキーに「馬場がかなり固い」と話を聞いていた。
コスモス自身、レース直前までは何も異変は感じなかったものの、
レースでは2コーナーあたりで突っ張るような仕草を見せた。
これは、馬場状態が固いせいではないかと思って様子を見る感じで行ったが、
向正面で手前を変えだして「やはり何かが違う」と思いながら3コーナーに入った。
そして、右手前になった瞬間、
完全に異常を感じてスピードを落とすことにした。
コスモスは鞍上の指示に敏感な馬で、
過去にはレース中に急に外に逃避してその反動で骨折したこともあるし、
名古屋では3角先頭から騎手に反抗して後方まで下がり、
そこから直線で差し切ったこともある。
おかしいと思った時点ですぐに止めることにしたものの、
急に力一杯に手綱を引っ張れば後続に迷惑をかけて事故につながる恐れもあったし、
一気にスピードが落ちたら追突される可能性もあったので、
レース全体を壊さないようにするために、
一気には引かずゆっくりとスピードを落とすことにした。
そして、馬の脚のことを考えても、
骨折なのか筋なのかはこの時点ではわからなかったので、
徐々に徐々にスピードを落として止まるのがいいと判断したけど、
一気にスピードを落として少しでも短い距離で止まるのが良かったのかもしれない。
どっちが正しかったのかは、正直言ってわからない。
ただ、急ブレーキをかけることで
故障した脚にさらに負担がかかってさらに重傷になってしまうことが考えられ、
他の脚まで故障する可能性があると思ったから、
少しずつスピードを落とすという判断をした。
その結果、ゴールまで行くことになったというだけ。
ゴールしたからといって、誰も何の得もしない。
直線ではかなりスピードが落ちていたからファンの皆さんの動揺を感じたけど、
僕自身も悔しいし悲しい気持ちで乗っていた。
今年はこの馬でGIを獲れると期待していたし、
関係者はみんな揃って大きな期待をしていた。
僕自身とにかくショックだったし、
馬主さん、橋田先生、担当厩務員をはじめとした厩舎スタッフ、
そして応援していただいたファンの皆さんに対し、
申し訳なく思っています。
幸いにも故障した脚以外は無事で、
故障した脚もボルト3本で固定して手術は成功したとのこと。
術後の経過を見ないと今後の見通しはわからないけど、
また、わかりましたらお伝えします。










