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2012年02月19日(日) 17時31分42秒

「消費拡大」のマインドコントロール

テーマ:ブログ
$宇田明のウダウダ言います
写真 フラワーバレンタインは大阪でも盛り上がった
しかし、生産者は目的を見失ってはいけない

花産業はバブルがはじけた数年後から右肩下がりがつづく
日本経済の復活が「デフレの克服と経済成長」なら、
花産業は「消費拡大によるパイの拡大」
そのためにさまざまな活動を展開
今回のフラワーバレンタインは業界あげての消費拡大活動
結構盛り上がり、成果が期待できる
しかし、この「消費拡大」はくせ者
「同床異夢」
それぞれの立場で考え方がちがう
生産者の立場で見てみよう
まず、外国の状況
この20年で
オランダをはじめ、EU諸国の花の消費金額は2倍、
アメリカは1.5倍に伸びた(らしい)
花店はこういうことを目指している
生産者の立場は少々ちがう
生産者が知りたいことは
消費金額が伸びて、オランダやアメリカの生産者はどうなったのか
カーネーション御殿やバラ御殿を建てたのか
それとは逆
両国とも切り花生産者が激減した
オランダの花生産者4,700戸、アメリカ6,000戸(ほとんどは鉢物、花壇苗)
(日本8万戸)
これらの国の生産者は、消費金額が増え、パイが拡大したにもかかわらず、
ハッピーにはなれなかった
このことから
生産者にとっては
「消費拡大」は手段であって「目的」ではない
目的は「花をつくって儲かること」
消費量が増えることではなく、「単価のアップ」
「消費拡大=生産者のハッピー」ではない
しかしながら、
生産者サイドまで、「消費拡大が目的」で終わっていないか
特に指導者は「消費拡大」が強迫観念に陥っている
一種のマインドコントロール
まとめ
生産者の目的は「消費拡大により儲けること」
そのためには
生産者の使命は高品質な花づくり
広義の連作障害を克服し、品質を向上させる
(ここでいう「品質」は品評会的品質だけではない、
花の品質については別の機会に解説)





2012年02月12日(日) 13時47分24秒

感謝。松下幸之助花の万博記念賞受賞

テーマ:ブログ
2月4日、大阪リーガロイヤルホテルにおいて
「第20回松下幸之助花の万博記念賞」を受賞しました。
長年にわたり、ご指導、ご支援をいただきました生産者、研究の仲間
そしてなにわ花いちばおよびお世話になりました多くの方々に
心よりお礼を申し上げます。

宇田明のウダウダ言います

宇田明のウダウダ言います

松下幸之助記念財団は、1990年の大阪花博の基本理念、
「花と緑と人間生活のかかわりをとらえ
潤いのある豊かな生活をめざす」に基づき、
「松下幸之助花の万博記念賞」を創設しました
この20年で70人・グループが受賞されています
花博の理念に基づく賞であると聞くと
「切り花、鉢物、花壇、趣味の園芸」を思いうかべますが、
受賞者は広い範囲から選ばれています
というより、私のような「花づくり=生産園芸」は少数派です
多くは、
生態学、環境保全、植物分類学、植物園、林業、花文化などの分野で業績をあげられた方々です
花の分野で受賞されたのは、
塚本洋太郎氏①日本の花き園芸学を確立
愛知県農業総合試験場②キクの周年栽培技術
小井戸直四郎氏③芽なしギク育種
鈴木省三④バラ育種
富山チューリップ育種グループ⑥
吉池貞蔵氏⑥リンドウ育種
松川時晴氏⑦ユリ、キク
安藤敏夫氏⑧ペチュニア
山手義彦氏⑩キク育種
今西英雄氏⑪球根
大川清氏⑫バラ、トルコギキョウ
吾妻浅男氏⑬スターチス
唐沢耕司氏⑲ラン
(○数字は受賞回)

いずれも花のそうそうたる先生方です
これらの先生方が受賞された賞をいただけたことは大変光栄です
「受賞を励みに、
さらに努力を重ねる所存であります」
と、
お礼の挨拶をするのは若い人
私のような老兵がさらにがんばってしまっては
若い人が迷惑
私の役目は、
花産業の次代をになう
若い人が伸びていけるように、
手助けをすることです

二股ソケットにはじまり、徹底してものづくりにこだわった松下幸之助氏が
生産とは離れた植物分類や生態学、環境保全など
地味な分野の研究者や技術者をも顕彰する財団を創設されたことに
心から敬意を表します。


2012年02月05日(日) 17時21分33秒

日本の切り花品質は世界一~ドイツ、ニューヨークで絶賛~

テーマ:ブログ

前回、報告したように日本の切り花の市場価格は


アメリカ、オランダより相当高い


しかし、高品質


世界一の品質


と、言われてきたが、それを証明する機会がなかった


それが、世界へ「撃って出る」ことで、世界一の品質であることを実証


ドイツ、エッセンで開かれたIPM(国際花メッセ)


2012年1月22日~1月29日


日本政府のパビリオンに、なにわ花いちばは全国の産地にご協力をいただき切り花を出展


200点を超える切り花をフローレンスカレッジ(http://www.florens.jp/
)藤井和子校長先生のご協力により展示


また、藤井先生による日本の切り花だけを使ったデモンストレーション


1日に2回開催


コンテストでは、宮崎県尾鈴のスイートピー「ロイヤルホワイト」が最優秀賞を受賞


日本のスイートピーを目の肥えたヨーロッパ人が絶賛


ボリューム、多彩な品種、甘い香り


ヨーロッパ人を魅了




宇田明のウダウダ言います


写真1 展示ブース



宇田明のウダウダ言います


写真2 藤井和子校長先生による日本の花を使ったデモ



宇田明のウダウダ言います


写真3 宮崎県尾鈴農協のスイートピーが最優秀賞受賞





現地の種苗業者は、最優秀賞をとった「ロイヤルホワイト」のたねを熱望


しかし、しかし


スイートピーは地中海原産


「ロイヤルホワイト」をはじめ、日本でつくられているスイートピー品種の多くは欧米育成


たねは、欧米から買っている


ヨーロッパの生産者がつくるとボリュームがない単なる豆の花


春にならないと花が咲かない


同じたねをつかってなぜ日本では?


日本の高い栽培技術と研究開発の成果


春にならないと咲かないスイートピーを11月から咲かせるには、


たねを低温にあわせ、冬が過ぎ、春が来たと錯覚させる


これを、春化(しゅんか)、またはバーナリゼーションという


もともとはヨーロッパで開発した技術


それを日本の農家はいとも簡単に使いこなす


さらに、最終的には茎を5mまで伸ばし、


株を弱らせることなく、


花を咲かせ続ける高度な栽培技術


日本の花農家が生きる道はここにある


他にもヨーロッパ人、垂涎の花は


グロリオサ


ラナンキュラス


スカビオサ


香川県育成スプレーカーネーション「ミニティアラ」


枚挙にいとまがない


おいおいにご紹介


花いちばの出展は単なる展示会ではありません


この高い評価を、輸出という具体的な営業につなげること、です。





ドイツの次はあわただしくニューヨークへ


2012年1月31日~2月1日


NaniwaFEX in NY


全国の産地から280点の切り花


竹中庭園緑化の竹中健次氏が会場装飾


宮崎経済連、尾鈴農協にも参加いただき


会場でスイートピー花束を配布


アメリカ東部だけでなくサンフランシスコやカナダからも卸、デザイナーが来場


ニューヨーク輸出は2008年よりはじまり、


日本の切り花の高品質は実証済み


今では、日本のスイートピー、グロリオサ、スカビオサ、オキシペタラムは完全に定着、アメリカ人をとりこにした


それらに続く品目がぞくぞく




宇田明のウダウダ言います



写真4 NaniFEX in NY2012





超円高


大企業が海外に生産拠点を移している現在


切り花を輸出しようとするなんて・・・


こんなときだからこそ「撃って出る」


日本の切り花は高品質


日本の花農家の栽培技術は世界一


世界に通用する


それを実証するのが花いちば


(今回からフォントを大きくしました)




















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