製鉄の副産物として生産される素材「鉄鋼スラグ」を環境技術に応用し、魚が集まる魚礁(ぎょしょう)にしようと、神戸製鋼所(神戸市中央区)などは28日、神戸空港(同市中央区)北側の護岸で、鉄鋼スラグなどを取り付けた人工魚礁(縦3.1メートル、横4.4メートル、高さ2メートル)3基を海中に沈める海洋実験を始めた。今後、3年にわたって効果を検証する。

 鉄鋼スラグは、鉄鉱石から鉄を製造する際に生産される副産物で、同社での生産量は年間約300万トンにのぼる。これまでは主にセメントや道路などの原料として使われてきたが、鉄などの栄養素を含み、海中では海藻が付着して繁殖するなど、効果も確認されている点に着目した。

 護岸などに近い磯では近年、森林伐採やダム工事の影響で河川から海に流れ出る栄養素が減少し、沿岸の海藻が減少する「磯焼け」が問題となっているといい、同社技術総括部の山中量一・資源循環グループ長は「鉄鋼スラグが環境修復の新しい技術となってくれれば」と話している。

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