■ネット社会は「自由競争」

 「渋谷なう」。ミニブログ「ツイッター」で気軽に投稿しているこんな“つぶやき”の著作権は、誰のものなのか。そもそも、つぶやきは著作物なのか-。

 「その人なりの個性が表れている表現が著作物。ツイッターの『~なう』のように、単なる事実を述べているものは除かれます」。日米の著作権問題に精通、「著作権の世紀」(集英社新書)などを手がけた専門家として、ネットユーザーの権利に目を配る。

 ツイッターや動画サイト「ユーストリーム」など、米国発のサービスが日本でも人気だが、利用規約の隅々にまで目を通すユーザーは少ない。例えば、これらのサイトで作品を発表した場合、著作権はユーザーだけでなく、実質的には運営会社も有する。

 「ツイッターは全世界での永久利用権を取っていますから、(著作物を)出版などに無料で使うことができる。大きな資産です」。ユーストリームはさらに影響が大きいという。「ライブを配信しているアーティストは多い。ユーストリームがデータを保存していれば、貴重音源、貴重映像の宝庫になるでしょう」

 災害時の情報発信にも活用されるツイッターやユーストリームは、インフラのひとつとなりつつある。それだけに、「自分の生活基盤にしているのであれば、利用規約を一度、きちんと読むべき」と指摘する。

 「米国は法律や契約に対する意識が高い。日本はもう少しあいまいな合意で運営される共同体といわれる。契約は建前であり、実際には協調や空気といったものに従って現実を動かせるという期待がある」。この差が、ユーザーにも表れる。「利用規約に関心がないのは、『ひどいことは書かれていないだろう』と本気にならないから。しかし、ネットの世界は多くの人が期待するほど公平で平等ではなく、自由競争原理が働いています」

 自らツイッターで日々、つぶやくユーザーの立場から、アドバイスする。「自分が発信した情報をどう扱われたいか。大事なことは人に委ねるのではなく、自分で考えなくてはなりません。その上でネットを楽しんで」(猪谷千香)

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