消費低迷が続く日本酒の復権を目指し、大阪市北区の大阪天満宮境内で9日、屋台村イベント「上方日本酒ワールド」が初めて開かれる。企画したのは、日本酒をこよなく愛する“アラフォー”の居酒屋店主トリオで、趣旨に賛同した全国14軒の酒蔵や大阪の老舗料亭も協力。各店が推薦する地酒を、おいしい料理とともに振る舞う予定で、メンバーは「蔵元と手を取り合い、日本酒の魅力を伝えたい」と意気込んでいる。

 企画した3人は、いずれも大阪市内に店を構える居酒屋「味酒(うまざけ)かむなび」の伊戸川浩一さん(39)、「蔵朱(くらっしゅ)」の大西正哉さん(40)、「酒や肴(さかな)よしむら」の吉村康昌さん(39)。

 平成20年に伊戸川さんの店で偶然出会って意気投合し、日本酒の魅力を広めるグループ「日本酒卍(まんじ)固め」を結成。蔵元見学バスツアーや野外での日本酒飲み会、同世代の居酒屋店主仲間とともに自分たちの店ではしご酒を楽しんでもらうイベントなどを開いてきた。

 いずれの催しも蔵元の杜氏(とうじ)らが参加し、客が造り手と直接日本酒談議を楽しめるコンセプトが人気に。3人は各地の酒蔵に足を運び、歴史や杜氏の人柄に触れることで信頼関係を築いてきた。

 当初は小さな会だったが、3人の情熱で次第に日本酒党の輪が広がり、参加者は回を重ねるごとに増加。今回は「高麗橋吉兆」などの名店も加わり、それぞれが懇意の酒蔵と手を組んで、地酒とともに相性抜群の料理を提供する。

 活動の背景には長びく日本酒の低迷がある。日本酒造組合中央会によると、日本酒の消費量は昭和48年度の約176万キロリットルをピークに減少を続け、平成20年度は4割弱の65万キロリットルに下落。酒蔵数も昭和45年度の約3500軒から半減した。

 ただ、最近は危機感を持った若い酒蔵経営者が手がける個性的な酒も増え、女性や若者らの間でじわじわと人気が広がるという光明も見え始めている。

 「技術が進み、日本酒はどんどんおいしくなっている。これまで興味がなかった人にも素晴らしさを知ってほしい」と大西さん。伊戸川さんは「最近は日本酒にこだわる居酒屋が増えた。いずれは関西の名店を集めた定期的なイベントにしたい」と夢をふくらませている。

 イベントは9日午前10時~午後5時。先着約千人で、専用グラス(500円)の購入で入場でき、各ブースで日本酒(60ミリリットル)や料理が各300~500円程度で味わえる。詳細は「日本酒卍固め」ホームページ内のブログ(http://blog.livedoor.jp/manjigatame3/)で。

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