軍師官兵衛:第42回 太閤の野望 第1幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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豊臣家の世継ぎ=鶴松、わずか三歳で死す!
悲しみにくれる秀吉と淀だったが、復活した秀吉は朝鮮出兵を命じる。

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秀吉「糸の切れた凧」と評する官兵衛。
無謀な戦いと知りつつも、覚悟を決めた官兵衛は、
黒田家臣団に殿下を支えるのは自分達だと説く。

■オープニング演出:本木一博

>天正19年12月、秀吉は関白の位を甥の秀次に譲り、
>自らは太閤と称した。(ナレーション)




◆◆◆名護屋城完成◆◆◆
我が子の死に、ふさぎ込んでいる淀君
食事の準備が出来たと伝える侍女にも神経が過敏になっている様子。

官兵衛の縄張りによって完成した肥前名護屋城
期限に間に合った事を共に喜ぶ善助と長政、そして官兵衛。
そこにやって来たのは、石田三成増田長盛だった。

普請を無事終えたことを報告する長政だったが、
早速、朝鮮出兵に向けての予定を語り始める三成



>黒田殿はこたびの出兵にしきりに異を唱えておられましたな。
>それがしは殿下の名代たる奉行として、
>黒田が本心から働くか否か、
>しかと見極める所存でござる。では。(三成)


労いの言葉も無く、黒田の働きを疑うかの様な言葉に怒る長政。
しかし、そんな三成の挑発には乗らない官兵衛。

◆◆◆秀吉と淀◆◆◆
肥前への出立を前にして、秀吉は淀のことが気がかりでならない。
九州への同行を求める。快く承諾する秀吉

>きっと気も晴れよう。この、胸が潰れるような思いは
>このわしと茶々にしか分からんからのう。(秀吉)

>殿下、私は、まだ若うございます。(淀君)



・面白い台詞。ヒステリックな表情は影をひそめ、
 たぶん、時の経過によって冷静になったんでしょうね。
 自分を取り戻し、再起を計る淀君・・・。

◆◆◆軍議◆◆◆
明けて1592年(文禄元年)3月、秀吉の到着を待たずに出陣する事が決定。
名護屋城に続々と集結する諸大名達。

4月、名護屋城にて、朝鮮へ出陣する武将達の軍議が開かれる。
総大将は宇喜多直家(演:陣内孝則)の息子、宇喜多秀家
先陣は小西行長、続いて加藤清正・・と告げると、これに反発する清正

>これは異な事を。殿下のお決めになった陣立てにご不満か?(行長)
>薬屋上がりに大戦の先鋒など務まらぬ!(福島正則)
>福島殿、かくいうわしも目薬屋の出だ。(官兵衛)
>くっ・・・。(正則)



内輪もめしている場合ではないと説く官兵衛は、
小西隊、加藤隊が、一日交代で先鋒を務める案を提示。これに納得する諸将。
しかし、秀吉の命令を勝手に変更する事を快く思わない三成
異を唱えようとするが、小早川隆景に遮られ、
宇喜多秀家が官兵衛の案を了承する形で『先陣問題』は解決する。

>あれでは誰が総大将だか分からぬ!(三成)
>宇喜多様はお若い。抑えが利かぬ。結局は黒田殿頼みじゃ。(長盛)
>これ以上、余計な口出しはさせん。断じて!(三成)

・秀吉の命令に固執すると、小西&加藤の間に遺恨が残りますね。
 現場からすると、皆が気分よく戦いに勝利すれば良い話し。
 官兵衛のアイデアはナイスフォローなんですが、
 そう解釈できない三成は、よほど官兵衛が嫌いなんでしょうね。w

◆◆◆大陸へ◆◆◆
>文禄元年(1592年)4月、
>いよいよ大陸侵攻が決行された。(ナレーション)


荒れる海。船酔いに悩まされる将兵達。
苦労の末、釜山に上陸した先鋒隊は小西行長率いる一万八千。
後に続く総勢十五万八千の大軍は、小西隊を先頭に首都・漢城を目指し、
圧倒的な数の鉄砲の力で破竹の進撃を続ける。

・朝鮮国内では、秀吉の遠征は「まだ先の事だ」と予想してたみたいですね。
 つまり、防御態勢が全く整ってなかった・・・。加えて、
 敵には「鉄砲」が無かった。そりゃ連戦連勝するでしょう。
 しかし問題なのは、補給線が限界まで延びきった時で・・・。

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肥前名護屋城に到着した秀吉は、家康との酒宴に興じる。
その傍らには、官兵衛も控えていた。

>無謀な戦と異を唱える者もおったが、
>蓋を開けたら、存外たやすい事であったぁっはっはっは!(秀吉)


官兵衛に聞こえる様に皮肉とも取れる言葉を口にする秀吉
そこへ、三成が「漢城落城」の知らせを届ける。
王を逃がしたことに、苦渋の表情を浮かべる官兵衛

いよいよ、自らの出陣を決心する秀吉だったが、
それを引き止める家康官兵衛

いずれ逆襲してくるであろう朝鮮軍。
これに備え、官兵衛は自分が出陣する事を秀吉に伝える。
続いて三成も、これに同行することを頼み込み、
秀吉は、官兵衛と三成、この二人の朝鮮行きを快諾した。

淀君に大陸へ向かうことになった事を報告する三成
彼の身を案じると共に、また、豊臣の世継ぎを生むことを誓う



・こっ、これは!!こんな暗がりで何してるザマス!
 まるで、この後、この二人が「熱い口づけを・・・」って、
 ないない、大河でそれは、ないない・・・。w

▼軍師官兵衛:第42回 太閤の野望 第2幕