軍師官兵衛:第36回 試練の新天地 第2幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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秀吉本陣
本陣に呼び出された佐々成政官兵衛
成政に肥後一国を任せたのは、
戦上手であるがゆえだと説く秀吉



暗に、自分に逆らう者がいれば、容赦なく、
武力でもって決着をつけよ~と解釈できる言葉。
それは、豊前の宇都宮に対しても同じことだった。

大坂城
1587年(天正15年)七月、秀吉は大坂城に戻った。
真っ先に茶々のもとを訪れる秀吉。そんな彼に対し、茶々は、
「第二の正室」としての立場を公にしてくれと求める。



次に、おねの部屋を訪れた秀吉は、
彼女からバテレン追放令について問い詰められる。

この大坂城の中、おねに仕える者にもキリシタンは大勢おり、
その者たちの将来を不安がる、おねだったが、
それぞれの信心は認めると説く秀吉。

また、おねは、官兵衛を豊前においたことも、
冷遇ではないか?と気になっていた。
しかし、考えがあっての事と説く秀吉。どうやら秀吉は、
天下統一後の夢を持ち始めている様子だった。

播磨山崎
引っ越しの支度で忙しい黒田家の女中達。



豊前・馬ヶ岳城
初めての土地、領民達を掌握するために、
基本的な「定」(さだめ)を作った官兵衛

>一つ、主人、親、夫にそむく者、罪に問う。
>一つ、殺し、盗み、強盗をなす者、
>または、それをくわだてる者、罪に問う。
>一つ、田を隠し、税を逃れる者、罪に問う。(善助)


明日より検地を始める。山崎と同様、
領民には丁寧に説いて聞かせよと命じる官兵衛



宇都宮をどうする気か?処遇を問う、長政。
秀吉の命を無視し、この地に居座り、
また、黒田の悪口をふれ回っていることが許せない。

>急ぐがよい時と、時をかけたがよい時を見分けよ。
>長政、お前は山崎で学んだはずだ。(官兵衛)


播磨山崎
あとは九州へ旅立つのみとなった日、
は、お福に考え直すよう説得する。



二人のやり取りを聞いていた、おゆうは、
播磨には夫と共に自分が残るゆえ、
お福には九州へ行って欲しいと告げる。
おゆうの決心に、もらい泣きしながら、心を決める、お福

聚楽第(じゅらくだい)
八月、九州平定の祝いを言上する為に、
聚楽第を訪れた、徳川家康

利休もまじえた茶室での話題は、
北野天満宮での庶民へも参加を呼びかける、
大茶会についてだった。

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この茶会が開催されれば、秀吉の権威を世に示し、
乱世は終わりを告げ、秀吉によって世が治められた事が
万民に示されるだろうと褒めそやす利休家康

豊前・馬ヶ岳城
同じ八月、光たち黒田家中一行は豊前馬ヶ岳城に到着。
久々に見る熊之助の姿に喜ぶ、長政官兵衛
静かに廊下に立つ九郎右衛門
近寄った善助は宇都宮の動きを確認する。



>九月、肥後で火の手があがった。
>佐々成政の強引なやり方に、地侍が反発し、
>一揆を起こしたのである。肥後各地に反乱が広がり、
>成政が追いつめられると、秀吉は一揆鎮圧の為、
>官兵衛と隆景らを肥後に送り込んだ。(ナレーション)


隈本城
数ヶ月前、九州の地侍など所詮は田舎侍、
我らの力を見せつけてやると息巻いていた成政だったが、
今は面目を失い、意気消沈している。



一体ではない一揆勢に対し、本領安堵を呼びかけつつ、
応じない者は討つ、各個撃破の策を説く官兵衛
一揆が連鎖しなければよいが~と不安を口にする隆景



馬ヶ岳城
馬ヶ岳城にいる長政のもとに、宇都宮鎮房一揆の知らせが届く。
官兵衛の帰りを待つべきと説く又兵衛だったが、
明朝、出陣すると命じる長政

戦支度を済ませ、意気盛んな若侍達の前に、
善助、九郎右衛門、太兵衛がやって来て長政を止める。
しかし、若侍達は問答無用と、彼らと押し合いになるが、
そこに官兵衛が帰還し、杖を振り回しながら雷を落とす。



一揆は許さぬ。しかし城井谷は攻めるのが難しい要害。
まずは、宇都宮以外の地侍を、
ひとつずつ潰していくと説く官兵衛

>各地の一揆を制圧した長政は、
>城井谷の近くに陣を構えた。(ナレーション)


長政の陣
官兵衛の策を「慎重すぎる」と感じている長政
そこに物見の使者が戻り、城井谷の入口が開いたままで、
兵が退いたことを告げる。



これを攻める好機と見る、一成や小弁、
あくまでも反対する又兵衛。父上ならば、これほどの好機、
逃がしはせぬと言い、出陣を命じる長政

馬ヶ岳城
光の手を借り、留守中にたまった書類に、
目を通している官兵衛に、善助が長政出陣を知らせてきた。



>宇都宮が谷の守りを解いたというのですが・・(善助)
>守りを解いた?!(官兵衛)
>兵を、退いたと・・・。(善助)

>・・・・罠だ。
>長政が、、、危うい。(官兵衛)


【次回予告:城井谷の悲劇】
>殿!待ち伏せです!(そりゃそうだ・・)
>あっちょんぶりけ~(長政)

>皆、殿と一緒に戦っておるのです。(糸)
>な~にを、やっとるんじゃ~(秀吉)

▼軍師官兵衛:第37回 城井谷の悲劇 第1幕