>官兵衛、
>わしを見事倒せるかな?(柳生宗巌)
ぎゃっ!!
準決勝の相手は、お師匠様ですか。
なんてこったい・・・。
医術の秘技で何とか体力を回復したものの、
師匠の一撃をくらって、
残り体力「56」まで削られてしまった・・・。
もうダメだ、師匠は強すぎる。
残り体力は「16」だが、ここでわしも秘技を使うぞ!
勿論、体力回復の秘技だけどね・・。
>むむ、やるな、官兵衛。
>もうわしを超えたな。
>ふっ、寂しいやら、嬉しいやら・・。(柳生宗巌)
いよいよ、決勝戦を始める!(剣術の師範)
>柳生新陰流か・・・。
>相手にとって不足はございませぬ。(伊藤一刀斎)
なんという剣さばきじゃ。
どっちに逃げようかの。こっちに逃げて反撃するか。
ふふふ、我が奥義・月影の射程内に入ったのう。
ここまでじゃ、一刀斎殿!
>それまで!!
>勝者、黒田官兵衛!
※伊藤一刀斎(いとう・いっとうさい)
戦国時代から江戸初期にかけての剣客。
江戸時代に隆盛した一刀流剣術の祖。
諸国を遍歴、勝負すること33度。ただの一度も敗れなかった。
天正6年、三浦三崎に唐人が来航した際、
十官という中国刀術の名人がおり、
一刀斎は扇一本で木刀を持った十官と試合し勝利する。
▼覇道の章 №56 剣聖誕生