両国キッズクリニック (墨田区) のブログ

両国キッズクリニックは小児科全般の診療ならびに予防接種・乳児検診を受け付けています.予約も取れます(ホームページからどうぞ).皆さんのよきかかりつけ医になれるようにがんばっています.診療時間の短縮に心がけています.


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そろそろ冬の胃腸炎も増えてきましたね。

ところで・・・

先日、B型肝炎の話を聞いてきました。

以前にも書きましたが、B型肝炎は予防接種で防げるため、全員接種(これをユニバーサルとかいうそうです)が望ましいとされています。しかし、日本では知名度が低く、知らない方がずいぶん多いそうです。再び、啓蒙運動が始まって小児期の予防接種としての数は年々驚くほど伸びていて、接種する方が増えてきているのは事実ですが、それでも全員接種にはまったく追いついておらず、国内は危険な状況であることに変わりはないようでした。

世界でも珍しい、B型肝炎ワクチンを全員接種していない国、日本。

びっくりする数値から。世界でB型肝炎にかかったことがある人は20億人!世界の人口が今、70億人ですから、実に3.5人に一人がB型肝炎ウィルスにかかったことがある。えっ、桁を間違ったのでは・・・・いえいえ本当だそうです。日本国内は世界に比べれば感染者は少なく、推定で130万人(100人に一人)ぐらいですが、実はそのうちの90万人は感染に気付いていないそうです。日本で肝炎関連で死亡する人は男が2万人、女が1万人で、そのうち1/3B型肝炎ウィルスによるものであろうと考えられています。子宮頸がんも年間2500人が死亡していますが、それよりも多いってことですね。

子どもの肝臓病をやっている先生のお話では、子どものB型肝炎はお母さんからもらう場合が2/3ぐらいで、お父さんからもらう場合が10%ぐらいだそうです。日本は父親の方は検査していないことが多いので、水平感染(母からの感染を垂直感染というので、それ以外を水平と呼んでいます)がおこる危険性は調べていないのです。

最近は、性交渉で伝播するB型肝炎が多く、成人の急性肝炎の多くは、平均30歳の男性で、7割以上が性交渉感染で起きているそうです。特にタイプが、国内にあったものと違い、10-20%が慢性化するタイプになっていて、将来の肝硬変や肝癌の危険性が高いそうですし、もちろんそういう男性から家族へうつっていく可能性もあるのです。

そうすると・・・・。そうです。全員が子どものころに予防しておけば、そういう伝播はまったくなくなるのです。

全員接種をしていなかった国々も次々と全員接種になっているそうです。アメリカ、イタリアは1991年から、それ以後でもやっていなかったアイルランドは移民が増えて急にB型肝炎患者が増えたため全員接種に、オランダは日本と同様に母子感染予防のみでやってきましたが、予防しきれないことが判明して全員接種になったそうです。

世界が近くなったので、さらにB型肝炎の脅威が増していますよ。ワクチンの予防が一番よいようですね。



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TEL
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医療情報・お知らせ:http://ameblo.jp/tyo-heart-ryogokukids/

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