両国キッズクリニック (墨田区) のブログ

両国キッズクリニックは小児科全般の診療ならびに予防接種・乳児検診を受け付けています.予約も取れます(ホームページからどうぞ).皆さんのよきかかりつけ医になれるようにがんばっています.診療時間の短縮に心がけています.


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ロタワクチンの話

今年は風疹が流行していて、先天性風疹症候群のお子さんが残念ながら10人を超えてしまいました。非常事態で予防接種を成人男性に接種していますが、在庫が不足してきていて、今後の1歳過ぎのお子さんの麻疹ワクチン(MRワクチンの一方ですが)が接種できないと大変なことになりそうで、心配しています。緊急輸入は今のところ、国の方では考えていないようなので・・・

今日の本題は、ロタワクチンなどに関して米国家庭医学会(AAFP)が米国疾病対策センター(CDC)の内部機関である予防接種実施に関する諮問委員会(ACIP)での議論を紹介したという記事からです。ACIPは日本にもちゃんとした機能を持った組織がほしいと熱望されています。アメリカが何でもよいというわけではありませんが、医療レベルの近い国の情報ということで・・・

報告ではロタウイルスワクチン接種を受けた場合の副反応のひとつである腸重積の危険性について。ワクチン接種後の腸重積の発症は、接種を受けた小児では10万人当たり0.7-5.4人増加すると推定される。ということは逆に言うと、1.8万人~14万人に一人の腸重積が発生するということです。それに続けて、『ワクチン接種による死亡、入院、救急外来受診に至る腸重積患児が1人発生する事例に対して、ロタウイルス感染による死亡を免れる患児は100人、入院を免れる患児は1000人、救急外来受診を免れる患児は1万人と推定され、ロタウイルスワクチンの利益は明らかに大きいと報告。CDCはワクチン接種を強く勧めている。』と結論しています。最近は保健婦さんからも、ロタが必要なことを説明されてくる方も増えていて、後は無料化が待たれるところですね。

一方、百日咳患者数がなんと2012年には1955年以後、最も多い約4万人に達したそうです。無細胞ワクチンを用いた3種混合ワクチン(Tdap、日本の三種混合はDPTと略されちょっと違うものです)使用は思春期児童に対して接種しても、接種後4年で急激に減ってしまうそうで、青少年や成人への追加接種を勧めているそうです。日本では1112歳時に二種混合ワクチン(DT)で接種をしていて、百日咳が成人で発生していますが、予防策はまだ始まっていません。今回の風疹で、成人の予防接種が重要である場合があることは判りました。百日咳も同じことにならないように早期の予防を考えてほしいものです。

130-0021 東京都墨田区緑1-14-4 両国TYビル3F
小児一般、予防接種、乳児検診の
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TEL
03-5669-8100(代表) 予約電話:03-5625-1489(自動音声案内)
URL
http://www.tyo-heart.jp/r-kids/index.html
医療情報・お知らせ:http://ameblo.jp/tyo-heart-ryogokukids/

墨田区の小児科医です。受診時間の短縮を心がけています。

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