暑い夏、天気にも恵まれて、診察に来るお子さんたちの日焼けに目を奪われるこの頃です。(といいつつ、我が息子も負けずに黒いのですが。今年は特にすごいです。)

帰省やレジャーの夏が終わったら、9月からは本格的に不活化ポリオの定期接種が始まります。そして、ついに4種混合(現在の3種混合+不活化ポリオワクチン)の定期化に向けても準備が動き出しました。

厚生労働省の方針では接種方法のイメージは現在の3種混合の接種方法と同じです。ですが、現実かなり複雑になりそうです。少し細かくお話したいと思います。

まずは、輸入の不活化ポリオワクチンの問題。選択の幅が広がったのは良かったのですが、選択の幅が広がった為に、今後決められた制度に統一していくためには、、接種が済んだ回数など、お子さん11人違う条件に対応していかなくてはいけません。各御家庭でお子さんのポリオワクチンの状況をご確認くださいね。

もう一つは、追加接種の4回目に関して、現状ではまだ定期接種にならず、「予定」で終わってしまっていること。予定では4回の接種になる予定ですが、4回目に関しては、まだ検討中の段階です。厚生労働省からのOKが出て初めて定期接種になるようです。

それから、11月ごろ発売になる4種混合ワクチンの問題。これは今現在3種混合として使用されているジフテリア、破傷風、百日咳の混合ワクチンに、更に不活化ポリオワクチンを加えたものです。現在のところ、11月からの定期接種を目標に準備が進んでいます。このワクチンが始まると、現在の3種混合ワクチンの接種状況も併せて検討し、対応していかなくてはなりません。各御家庭でお子さんのワクチン接種の状況を是非ご確認ください。

まとめてしまうと、まずは現在のポリオワクチンの接種状況を確認して、単独の不活化ポリオがスタート。それから、3種混合ワクチンの接種状況を確認して4種混合ワクチンがどうなるかを判断、ということになります。ワクチンを受ける予定の赤ちゃんをお持ちのご両親は一度母子手帳をチェックしてみてくださいね。

本当なら4種混合ワクチンに統一して行ければ一番良いのですが、それまでの状況に応じ対応するとどうしてもみんな同じにはならないので仕方ないですね。

4種混合ワクチンが始まるまでまって分かりやすい方法で始めたい!というご両親もおられるかもしれません。ですが、そこは申しわけないのですが「まった!」。3種混合、4種混合にワクチンが含まれている百日咳という病気の怖さをご存知ですか?最近では大人の百日咳も話題になっていますが、6か月未満の赤ちゃんがうっかり百日咳にかかると、二人に一人くらいの確率で命を落としているんです。そのようなことにならない為にも、是非待たずに3種混合のワクチンを早めに接種してあげてくださいね。

是非お子さんが3カ月になったら、迷うことなく3種混合のワクチンは接種してあげてください。そのうえで、ポリオのワクチンをどうするか、状況に応じてこちらでもご相談に応じていきたいと思います。また、詳しい情報が入ってきた際は随時ブログや院内の掲示物で情報を発信していきたいと思います。

ワクチンの制度が変更になり混乱しやすいこの時期、大切なお子さんを守るためにも、是非状況を把握して、状況に応じた対応をお願い致します。

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