麻疹が密かに増えています

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寒かった冬はいつの間にか過ぎ去り、春の強い風が吹き、桜が咲き始めましたね。インフルエンザの流行はピークを過ぎましたが、今は花粉症や水痘に悩まされる子供たちが増えています。



季節ごと、その年ごとに流行する病気はいろいろありますが、その中で、今、特に注意されているのが、「麻疹(ましん、俗に”はしか”)」です。2008年の大流行(1174)後は年間約70180人程度の発症数でしが、20141月~3月はすでに128(特に関東、愛知、関西)が報告されています。麻疹は鼻水、咳、結膜充血、眼脂などと共に、発熱が3日前後続き、その後、融合する発疹が全身に出てきます。水痘と同じく、空気感染で広がり、約3割の患者さんが肺炎・腸炎で入院し、1000人に1人が亡くなります。また、子供(特に、1歳以下)が麻疹に罹って治っても、210年後に10万人に1人が重篤な脳炎を発症するという恐ろしい病気です。



現在の発生動向の特徴は、麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)の定期接種対象年齢に達していない0歳児や1歳以上でワクチン未接種児が多いことです。麻疹風疹ワクチンは1歳時(生後12か月以上24か月未満)と小学校入学前の1年間(5歳以上7歳未満)の2回接種です。春休みの間にしっかりと予防接種を受け、新年度に備えましょう。



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