予防接種はエチケット

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最近、こんな言葉を耳にするようになりました。私のような仕事をしている人間にとってはとてもうれしいことです。健康に関する意識が高まっているのは素晴らしいことですよね。以前新型のインフルエンザが世界的に流行った時、日本では死亡する患者さんも少なく、海外でも話題になったそうです。健康や衛生に対する意識の高さが表れたとっても分かりやすいエピソードだと思います。

たまたまインターネットで医師向けの掲示板を見ていたら、予防接種を拒否されたお母さまの話題が出ていました。たまにおられるんですね、宗教上の理由などで、予防接種を拒否なさるお母さん。医師向けの掲示板ですから、当然どう説明したら予防接種を受けて頂けるでしょうか、という話になっているのですが、その中でとても納得させられた意見があったのでご紹介したいと思います。

原文そのままを載せるわけにはいきませんが、予防接種を受けて頂く為に説明しておられるポイントを2挙げておられました。

1つは将来お子さんが海外へ渡航する際の妨げになってしまう場合があること、更に言うと、そのことで職業的にも制限されてしまう場合があり得ることがまず一つ。これってよく考えると、大きいですよね。

もう一つは、予防接種を受けていないお子さんが病気にかかることで、白血病などの治療を受けた後のお子さんなど、免疫が弱っている方に病気をうつしてしまう場合があること。

今は、様々な治療が受けられるようになって、厳しい治療を耐え抜いたお子さんが、まだ免疫の弱い状態で社会の中にいらっしゃることも事実です。そういったお子さんが感染症にかかることは命にかかわる場合も確かにあるんですね。万が一せっかく難病を乗り越えてきたお子さんが、予防接種を受けなかったお子さんから伝染病をうつされて命を失ってしまった場合、病気をうつしてしまったお子さんが非常につらい思いをすることも説明するそうです。そこまで説明すると、大抵は「帰って家族で話し合います」と返事が戻ってくるとか。

ご家族としての意見、とっても大切だとは思います。よりよい判断をして頂くために、正確な情報をお伝えする義務を再認識させられました。確かに予防接種はエチケットですね。

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