呼ぶ声

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黒くて暗い、ここはどこだ?

自分を呼ぶ声がする

誰がどこから呼んでいるんだ、真っ暗で何も見えない。

だから声が聞こえてきた方向に走る。

真っ直ぐに走ってるのかどうかも解らない

それぐらい黒くて暗い世界

走って走って走って走る。自分を呼ぶ声のする方向に。

やがて一筋の光が見える、そこからあの声が聞こえてくる。

走る速度を速める、暗いのは嫌だったから。

「――――ベルさん、アルベルさん!起きてください」

気が付くと天井が見えて横で自分を呼んでいるのは

肩ぐらいまである金髪で茶色い目の娘

「・・・・・ああ、すまん。今起きるから」

そう言って部屋を出てもらい、誰にも聞かれないよう溜息を1つ

「ったく、嫌な夢だったぜ。」

髪をいつもの通り細く二つに縛ってテンションを上げる

「さーて、お茶の間のアイドルとして今日も頑張るとするか!」

カーテンを開けた窓から見た空は青くて綺麗だった

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風を感じて

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ある家の屋根の上、一人の男が寝転んでいた。

本日の天気は快晴で雲一つ無く風が気持ち良い

「んー、今日も快適快晴絶好調。今日は今日の風が吹くってな」

男は伸びをして事実を言葉に出してみる。

外では子供達が元気に遊んでる声がする

気持ちが良かったので普段は使わないハーモニカを口元に運ぶ

楽器に安い高いは関係ない

歌に上手い下手は関係ない、それが男の持論だった

込める心や乗せる心、それが大事なのだ、といつも言う

吹く曲はトロイメライ、風のってその音色は飛んでいく

音の一つ一つを丁寧に心がけ、終わった時には

家の周りに先ほどまで遊んでいた子供達が集まり聞き入っていた

「おじちゃん!、他の曲もー」

「誰がおじちゃんだッ!お茶の間のアイドルたる

                俺は何時だってお兄さんだぜ!」

子供の無邪気かつキツイ一言に注意を入れつつ新しい曲を吹くため

再びハーモニカを口元に運ぶそのとき

「あ・・・・・」

子供達の中の風船を持った女の子が誤って風船から手を離してしまった。

当然風船は空へと上がっていく・・・・・

躊躇わず屋根からジャンプする男

その手は空へと向かう風船の紐を寸前のところで掴む。

そして男は屋根の上から重力に従い落っこちる。

「おじ・・・お兄ちゃん大丈夫?!」

「ふ、これしきお茶の間のアイドルの俺にはなんともないぜ」

そういって女の子に風船を返す、笑顔が眩しかった。

「よーし、次の曲吹くから

       そこらへんに座ってじっくりがっちりきっちり聞くが良い!」

気持ちの良い風が吹く、今日も良い日だった明日も良い日だろう。


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春に降る雪

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今年も桜が咲く、そういう季節になる

もっとも春夏秋冬季節がまわってくるのはあたりまえで当然なこと

でも、そんな当たり前のことがどこか退屈だと思う・・・・・

「今年も桜は無事に咲くか、つまらないな」

部屋の窓から桜の木を見上げてため息と共に思いを吐き出す

決めていた事だった、今年も桜が何事も無く咲いたら生きるのを止めると

「遺書よーし、ガスの元栓よーし、窓と玄関の鍵よーし・・・・・」

他にも冷蔵庫の中身とかも確認して

朝食をもそもそと食べ用意万端に、風が気持ちよかったので窓は開けとく

「さて、そろそろ良いかな・・・・・さようなら」

誰に言うわけじゃなく

ここに住み始めるずっと前からそこにある桜の木に別れを告げる

ふいに、強い風が吹く

「春って風が強いんだよね、それもいつもどおり・・・・・ん?」

窓の外に桜じゃない物が舞っている、それは良く見ると雪だった

「春に雪だって?!今日はこんなに暖かいってのに!」

思わず外に飛び出してしまう、上手く行き過ぎている

自分が生きるのを止めようとした途端こんな事が起こるなんて・・・・

きっと、誰かが雪に見える物を降らせているに違いないと思い

だけどどこか本当に降っていると期待しつつ部屋を飛び出す

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・本当に雪だ」

驚いたことにそれは本当にまぎれもなく雪で

桜と一緒に舞っているのがとても綺麗だ

「は、はは、あはははははっ、出来すぎてるって!何だよこれ!?」

ありえない、だからこそ自分にその条件を出したのに起こってしまった・・・

「そうだね、こんな事があるならもうちょっと生きてみようか」

傍に立っている桜に笑いかける

この木が起こしてくれた春の奇跡だと思いたかったから・・・・・・・




~あとがき~

いや、何か書きたくて

相変わらず駄文の気配がびんびんと伝わってきますね

笑って許せ(何)



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バレンタイン

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バレンタイン、特別といえば特別な一日の終わりごろ
とある一軒家で三人の男が顔を見合わせていた
「「「・・・・・どうする」」」
見事に重なる、彼らが問題にしているのは
バレンタインに貰ったチョコの事だ。
「嬉しいんだけど、こんなに食べきれないよね~」
と一番年長の男が言うその後ろにチョコレートと思われし山が
「まったくだ、何より課題に支障がでる・・・嬉しくない訳ではないが」
サングラスをかけた男も同意する、同じく後ろにチョコレートの山
「いや、嬉しいのはわーったからどうするよ、これ?」
最後に頭が脱色し、焼きプリンの様になってしまってる男が話題を戻す
やはり、男の後ろにチョコレートの山がある計3山
「全部食べるとか、捨てるとかがオーソドックスだぜ?」
「いや、それはくれた人に申し訳ない」
「・・・・・ふむ」
悩む、時間は過ぎていく・・・・
「おお、そうだ・・・アルベル」
「あん?」
「お前ご贔屓の孤児院に連絡入れろ、レットは僕と残って手伝え」
何のことだか良く分からないが名案があるのだろう、二人は指示に従う



そして三人が再び集まる、場所はアルベルが贔屓にしている孤児院
荷物は大きな箱一つだけ
「親父、その無駄にでかい箱は?」
アルベルが恐る恐る聞く
「ふふふ、良いものさ♪」
そして孤児院の院長に迎えられ子供達が遊ぶための大広間に通される
そして真ん中に大きなテーブルと小さなお皿が並ぶテーブルがいくつか
「僕の力作にして面倒だったがきっちり運んできたからねー美味しいよ」
そういって、最年長――名はエクリプスと言う――の男が箱を
テーブルに置き開ける
すると、巨大なチョコレートケーキが姿を現す
「「・・・・・・・」
アルベルと院長が呆然とする、レイオットとエクリプスは得意げだった
「さあ、色んな人の心こもったチョコレート、皆で頂きましょうかw」

ある日の晩御飯

テーマ:
ある日の夕方、大体世間一般で晩御飯の用意をする時間帯
「今日は何しようかな・・・」
髪が膝辺りまで伸びている男が悩み、呟く。
「あれだよね、20年も料理作ってたらレシピに困るんだよ」
誰ともなしに言う、妻は仕事、娘と息子は冒険に出ているため
相談相手は居ない。しかし、後者はご飯の時間になれば大抵は帰って来る。
だらか悩むのだ、自分ひとりならどこかに食べに行けば良い
だが、3人となるとそれなりにお金がかかる
それはあらゆる意味で家庭を守る主夫として許しがたかった。
結局、材料を見て決めることになる、いつもと同じだがある種一番効果的なのかもしれない
たまねぎ、人参、じゃがいも、豚肉、ニンニク、あと林檎と蜂蜜
「カレー、かな?」
そう思うと作りたくなってしまい、作業を開始する
まず、材料を一口大に切る、包丁に魔法をかけてあるのは自分だけの内緒だ実に良く切れる。
フライパンでたまねぎを透明になるまで炒める
そして人参、ニンニク、肉の順に炒める
次に肉を鍋に入れ沈みきらない程度の水を張り塩をいれる
(中略)
殆どできて、これだけでも食べれそうだが林檎と蜂蜜は忘れない
鍋の底を焦がさないように時々注意してかき混ぜつつ娘と息子の帰りを待つ
「あ、米炊いてない・・・・」
今日の晩御飯はカレーとパンの組み合わせのようだ


意味も無くSSパート2!分かる人にはわかるキャラ
分からない人はオリジナルだと思ってくださいw