今年もあと一時間切りましたね。








年越しピグ常駐員少なすぎ……








受験勉強してこなかったツケをここに回すなや……








大晦日なのに寂しいじゃねえか!











まあ、とにかく年越し勉強ご苦労様です。











よいお年を。


①事実を脚色しよう!



例を出しましょう

「お腹が空いたからコッペパンを買った」

何のことは無い日常ですね。ではこれを脚色してみよう!



しかし、さっきから飢えた獣のように獲物を捜し求めている
俺の胃袋は、俺の必死の制止にも関らず殺気を放っている。

(暗黒の力を紋章に注げば、少しは落ち着くだろう……)
そう考えた俺は、売り場の魔力符を手に取った。
中にはドベス地方で取れる
漆黒イチゴのクリームが入っているらしい。

すぐさまレジに向かい、会計を済ませる。

「九十八ルーモルか…まあ魔力回復としては安いほうだろう」

俺は売り場を後にした。



いかがでしょうか。1行の内容が、10行近くにまで膨れ上がりました





②対句法を駆使しよう!



また例を出します

「鋏(はさみ)で紙を切る」

これを対句法にし、少し脚色すると、以下の様になります




      鋏


  糸を 紙を 布を 
  肉を 骨を 鎧を
  石を 鉄を 鋼を
    天を 地を
 月を 地球を 太陽を
宇宙を 時間を 空間を

     切り取る



対句法を駆使できる場面は限られているので、
慎重に場所を選びましょう

次に、「僕は家の鍵を開けた」という文があるとします

これを元に、脚色と対句法を使いこなしてみましょう




俺はその鍵に光の力と闇の力を同時に流し込む。
光とは即ち大天使リンラウフが、この世を照らした聖なる鏡の光。
闇とは即ちゴリオスの闇魔が、地を球にしてまで作り出そうとした闇。

―――簡単な事だった。

「光が無くては闇は生まれない」
「闇か無くても光はある」

極当たり前の事。

光と闇とは完全に対になる存在ではないのだ。

なら何故、闇は光と同じ力を保っているのか。


答えは簡単。闇はある所に巣食う事で、その勢力を保っていたのだ。

「――そう、≪心の闇≫にな!!」

そう叫びながら俺はその鍵を握る手に力を込めた。


流れ込んでくる。

今までこの鍵の為に散った幾多の犠牲者の想いが。
この世界の真理を求められずに泣いた者達の想いが。


――この鍵の先には、幸福があるのだ。光の塊があるのだ

――人間も、魔族も、ドラゴンも一緒に暮らせる世界がそこにあった。



「開けえええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!」



ズウゥンッッ!!


その扉は遂に開かれた。




――そして、後ろを見ると通行人が冷たい目で俺を見ていた。






如何でしょうか。


今日はこれくらいで終わりにしたいと思います。


次回もお楽しみに~

中二小説を書きたいと思った方に書いていきたいと思います。











①格好良い単語を覚えよう!








例えば、





紅炎 海神 煉獄 蒼龍 朱雀 紅蓮 漆黒 氷筍      など。








全部読めたあなたは立派な中二病です!


次のステージへ進みましょう。











②言い換え、当て字を覚えよう!








言い換えも重要なポイントの一つです。





例として、形容詞の「赤い」「青い」「速い」「熱い」は、





読み方を変えずに「紅い」「蒼い」「疾い」「灼い」と言い換えることが出来ます。








当て字も重要です。



例えば、先の例にあった「紅炎」。



「こうえん」と読まずに、「プロミネンス」と字を当てるのが相応しいでしょう。





当て字を使うと、一見何の事はない単語も、一気に中二色に染める事が出来ます。





例を見てみましょう





「宇宙」(あんこくのそら)


「定価」(とりひきのさだめ)


「円周角の定理」(えんかんのことわり) byマミさん


「旅客機」(そうはくのきょりゅう)





これらはまだ初心者レベル、





『暗黒を暗躍する魔弾を装填。(COUNT A NUMBER OF DEATH.)

我が身を以って鉛となし(COLLECT A NUMBER OF BODY.)

我が血を以って火薬となす。(CURSE A NUMBER OF ALL.)

妖獣よ(now)

汝の疾走を――(let’S――)

――歓迎する。(――start)』








ここまで来れば、立派な才能でしょう。








さて、今日はこの当たりでお終いにしましょう。





今度は、文法的な事についてやりたいと思います。