『嗤う淑女』 中山七里

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大好きなどんでん返しの帝王、中山七里さん。

 

去年の暮れに数冊が文庫化されたうちのひとつが『嗤う淑女』だ。

「ハーメルンの誘拐魔」「アポロンの嘲笑」ときて、

最後に大好物の悪女モノ。

 

さて、中山七里が描く悪女はどんなものか。

 

第一章を読んでいるうちに、どんどん引き込まれ、

ページをめくる手が止まらない。

眠くても先が気になって仕方ない。

 

こんな小説に、久しぶりに出会えた。

 

悪女=美人というのはよくある設定だが、これもご多分に漏れず女優かモデルかというような美女である。

 

自分は決して表に立つことなく、人を唆して思い通りに操る。

 

まぁ、こう書くとどこにでもありそうな話ではあるが、

登場人物達は一見あり得そうもない行動を起こす。

 

読みながら思い出すのは、

百田尚樹『モンスター』と、五十嵐貴久『リカ』シリーズだ。

 

 

 

 

どちらも怖い女が登場するが、

主人公美智留は、これらの作品に登場する女たちのように、

自分自身が狂っていく訳ではない。

 

あくまでも冷静沈着、頭脳明晰さを保ちながら、

自分の得になることをし、邪魔になるものを排除していく。

 

私は悪女モノが昔から大好きなんであるが、

大概の悪女モノは、最後に改心していい人になっちゃうか、

人をかばったりして死んじゃうか、

捕まってしまうかで終わる。

 

しかし、これはそうならない。

 

まさに、私が待ち望んだ終わり方である。

 

そして、このストーリーの中にも、しっかり、しかもビックリするようなどんでん返しが用意されているのだ。

 

悪女モノが好きなせいか、犯罪や唆しがチープだという評もあるなか、

私はものすごく面白く一気読みした。

 

中山七里のまだ文庫化されていない作品はたくさんある。

早く文庫化されないかなー。

 

 

 

 

 

 

 

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