ハンドメイドショップ チュチュ(*tutu*)

*tutu*のデザイナー、かとまきのblog♬
新商品の発表や、出店情報、
そして、たまーに家族のことも♬


テーマ:
いろどりの丘・・
澄み渡る
空の青
風に揺れる
木々と草原の緑
降り注ぐ
おひさまの光

目に映るすべてが
まぶしくて
くまおくんは
弾むような足取りで
すすみました

ゆらゆら揺れる
頭のうえのちょうちょは
きらきらと反射して
まるで純白のリボン

空と
おひさまと
森の花たちを
身にまとった
くまおくんに
とてもお似合いです

もう急ぐこともなく
ゆったり流れる時間・・

くまおくんはちょうちょと
たくさん
たくさん
お話しをしながら
歩きました

途中
木の実や果実を見つけては
二人でわけあい


おいしいね


と顔を見合わせ
一緒にいることを
何度も確認しながら
流れる幸せな時間の中・・

近づけば
近づくほど
目指す丘の上の木は
大きく・・

太い太い木の幹は
大地にどっかりと根をはり

幹から広がる立派な枝々は
たくさんの葉っぱを茂らせ
それがきらきらと
風にさざめき
まるで生きているようです


すごいね

楽しみだね



くまおくん


ね・・



ちょうちょ


そんなやりとりをくりかえし・・


とうとう

二人は木の根っこ
・・丘のてっぺんに
たどり着きました

真下から
見上げる景色は
光をさえぎり
森の天井みたい・・

揺れ動く
葉っぱのすき間から
木漏れ日が差し込み
くまおくん達に
降り注いでいます

すると・・


よくここまできたね

くまおくん
ちょうちょさん


太く穏やかで
しみ通るような
優しい声が
くまおくんとちょうちょの
頭の中に響きました


ずっと
二人を見守っていたよ

ここまで
ほんとうに
よくがんばったね・・


何年も
何十年も
何百年も
ずっと
丘のてっぺんで根をはり
この世界を見守ってきた
生命(いのち)の樹・・・


・・樹は
すべてを知っているようでした


くまおくんの目から
涙がぽつぽつと
流れました


そうだよ・・
みんな
一人ぼっちじゃないんだよ・・

こうしてわたしは
ずっと見守り・・

祈っているからね

今までも
これからも・・

木の幹・・

枝や葉っぱ
その全部から染み出す
ぬくもりが
心の中に伝わってきます


・・ありがとう


くまおくんは
涙いっぱいの笑顔で
生命の樹に向かって
おじぎをしました


笑って笑って

ね・・

くまおくんの頭の上で
ちょうちょが微笑みます



ここは・・
終わりの始まりの場所

ここにずっといてもいいし
ここから新しい旅を始めてもいい

とにかく
今はゆっくりおやすみ・・


わたしはいつでも一緒だからね・・・


そういうと
樹はだまりこみ・・

聞こえるのは
風に吹かれる
葉っぱと木の枝が
こすれる音・・

木を見上げたまま
目を閉じて・・
深呼吸をするくまおくん


くまおくん
ちょうちょさん
いろどりの丘へようこそ


樹は静かに語ります


たくさんの命が生まれ
それぞれが
一生懸命に
通り過ぎ
消えていく姿を
ずっと
じっと
見守り祈ってきた生命の樹
ほら!


ね・・



ちょうちょが飛んでいく先の
木の根の真ん中に
大きな穴があいていました

その中は
何年も時間が止まったように
静まり返り
丸太の大きなテーブルと
丸太のいすが二つ
そして
トンカチや
のこぎり
たくさんの大工道具がありました

この木を通り過ぎた
誰かが残してくれた贈り物・・


わぁ・・・

ベッドを作らなきゃね


くまおくんは
嬉しそうに
ちょうちょに
話しかけました


うん


ね・・


ちょうちょは
くまおくんの頭の上から
机の上にひらりと止まりました

いろどりの丘
生命の樹・・
やがて
ゆっくりとおひさまが傾き
夜が訪れ・・

くまおくんとちょうちょの
新しい生活が
静かに始まりました。


~エピローグ

小鳥のさえずりが聞こえ
まぶしいおひさまの光が
くまおくんのおへやに届きます

ふかふかのベッドから
起きあがった
くまおくんの頭に
ちょうちょがひらひらと
とまります


さあ

朝ご飯の準備をしようっ!


くまおくんは
朝の光のなかに
笑顔で
元気よく
飛び出しました

丘の上から見える草原
ずっと先には森がひろがり
その向こうには青い海が・・

やさしい風が
バンダナをひらりとなびかせ
くまおくんの頬をなぜます
森の花たちの
歌声が聞こえるような・・


くすくす


ね・・・


ちょうちょは
輝きながらひらめき
くるくると円を描き
くまおくんの
行く先を案内するように
舞い飛んでいきます

いろどりの丘の一日のはじまり

今日は
どんな出会いがあるのかな


・・・おわり





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テーマ:
優しい風と光に
きらきらと反射する
青い小径
続く先は
ぽっかり大きな
光のトンネル


森の出口にむかって
くまおくんは
ちょうちょを頭に乗せて
元気いっぱい
走り出しました

花々は声援を送り
風は二人の背中から
競い合うように
追い越していきます

冒険の最後に出会えた
美しい景色
奇跡と優しさを
かみしめるように
一歩
一歩
くまおくんは
走りました


二人を見送る小径


くまおくんの心には
踊りだしたくなるほど
嬉しい気持ちのなかに


いろいろな想いが
次から次へとあふれ



ありがとう

さようなら・・


何度も何度も
つぶやきながら
走りました



そして・・



ぱっと
目の前が真っ白になり・・
二人は
森の外に飛び出しました


一面に広がる
・・見渡す限りの草原


きらきらと光りながら
なだらかに盛り上がり
遠くまでつづく丘

そのてっぺんには
いろなしの森でも
見たことがないほど
大きな大きな木が一本


その木の後ろには
上に
右に
左に
空全体をおおう
澄み渡った青空・・


そして
空の真ん中には
さんさんと輝く
黄色いおひさま


その光が大地に降り注ぎ
まぶしくて
温かくて
優しくて・・


くまおくんは
目の前に広がった
雄大な景色に
ぽかんと口をあけたまま
動けませんでした

草原の風が
くまおくんの頬をなで
見上げる青空とおひさまが
体中にすーっと
しみこんでいくよう・・



すごいね・・


ね・・・

とちょうちょが
くまおくんの頭の上で
話しかけます


うん


とっても・・



笑顔で答える
くまおくんの両耳が
片方ずつ
ゆっくりと
おひさまの黄
あおぞらの青
に染まっていきます


うわぁ・・・



ちょうちょは
それを見て嬉しそうに
羽根を動かしました


ねぇ・・・



きれいだね・・・



森から
花たちの声が
聞こえてきます



そして
口々に・・



わたしも


ぼくも

いっしょに!


いっしょに!



そうささやいています


いっしょに・・


ね・・

ちょうちょは
嬉しそうに
ひらひらと
くまおくんの頭から
舞い上がりました



せーの・・
せーの・・


それぇー!!


花たちのかけ声とともに


森の出口から
たくさんのはなびらが
きらきら舞うように
飛び出しました 


花たちは歌い・・
その声に合わせて踊る
さわやかな風に乗って

はなびらは
ひらひらと
らせんを描きながら
青空色の束になり


くまおくんの周りを
ぐるぐる回りました


くすぐったくて
はにかむくまおくん



やったぁ


と花たちの歓声が聞こえ
青空色の花吹雪が
くまおくんの首のまわりを
包み込んだ時



風がぴたりと止みました




わぁ・・


素敵・・

ね・・


ちょうちょが
声をあげました


青空で染めたような
美しいバンダナが
くまおくんの首に
ひらめいています




うわぁ


くまおくんは
腕を広げ
何度も何度も
青空色のバンダナを見ると




ありがとう!!



にっこり微笑み
森に向かって
ぺこりとおじぎをしました



真っ黒だったくまおくんは

太陽
草花に彩られ
元気いっぱい


もう一度
ゆっくりと
森を見渡し
少し目を閉じて
くるりと振り返ると




あの木まで行こう!


とちょうちょに
言いました




ね・・



ちょうちょは
嬉しそうに
ひらひらと
バンダナに触れ
鼻先に触れて
頭の上に止まりました



おひさまが降り注ぎ
草原の緑がまぶしい
青空の下・・・



目の前に広がる
いろどりの丘



くまおくんと
ちょうちょは
そのてっぺん


ずっと遠くに見える
大きな木にむかって
歩きだしました




・・・つづく








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テーマ:
小径を彩る
花々の歌声
吹き抜ける風
森の出口はもうすぐそこ
ぽっかりと大きな
光のトンネルを見せています



頭の上から
鼻先に


鼻先から
頭の上に・・

くまおくんの周りを
ふわふわと飛び回り
ちょうちょは
まるで踊っているみたい・・


いままで
ちょうちょが居た
くまおくんの
手のひらは
自由になって
花々の歌といっしょに
前に後ろに
ゆらゆら降られ・・


いつの間にか
くまおくんは
スキップしていました


元気になった
ちょうちょと
一緒に見る景色が
まぶしくて
うれしくて
にこにこと
目を細めるくまおくん


あと少しだね



と弾むように
何度も何度も
ちょうちょに話しかけました


その度に


ね・・・


と答えるちょうちょ


花たちも
あちこちから
相づちをうちます


森の出口に
近づけば近づくほど
景色はまぶしくなり


その光をうけたちょうちょは
今までみたことがないほど
きらきらと真っ白に輝いて
とても綺麗でした


見とれながら


ちょうちょさんは
とっても
とっても
きれいだね



くまおくんが言うと


くまおくんも・・



ね・・



ちょうちょが答えました






不思議に思って
くまおくんは
自分の手足を
見てみると・・


旅の途中
転んだり怪我したり
どろんこだった体は
すっかり綺麗になり


いろなしの森では
真っ黒だった体は
さらさらで
つやつやとした
茶色になっていました


うわぁ・・


くまおくんは
とてもおどろきました

そして嬉しくなって
ちょうちょの前で
くるりと一回転しました


くすくす


くすくす


ちょうちょと花ばなが
楽しそうに笑います



同じはやさで

同じ気持ちで


森の小径を
進む二人・・


とうとう
あと少しで
光のトンネル・・・森の果て


というところに
さしかかりました


くまおくんは
ふと立ち止まり
こくりとうなずくと

ちょうちょは
くまおくんの
頭の上の指定席に
ちょこんと
止まりました


くまおくんは
手をぴーんと後ろに反らせ
おじぎするように
前屈みになり・・


二人は声を合わせました



よ~い
よ~い



スタート!!



くまおくんと
ちょうちょは
弾む心で
森を背に

一気に
光のトンネルに向かって
走りだしました


・・・つづく

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