元禄御畳奉行の日記

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元禄御畳奉行の日記―尾張藩士の見た浮世 (中公新書 (740))/神坂 次郎
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関ヶ原から100年くらいたった元禄時代の尾張の一武士の日記です。

当時の事件や噂など世相が書かれています。


もう戦乱もなく平和ボケした武士も多く、魂である刀を茶屋に忘れたり、誤って踏んで折ってしまったり、芝居を夢中で見るあまり盗まれたことに気付かず気付いたら腰には鞘しかなかったり・・・

また役人の服を着た偽者が商売人の家から税として高価なものを持っていったり、詐欺をしくんだり、江戸時代のイメージとは違いました。

一番多くページが割かれていたのは不倫と心中で旦那が江戸に行ってる間に不倫して帰ってくる頃にばれて心中とかの話ばっかりなのは残念でした。

男の場合は召使を妾にするのが多かったようでこの日記を残した人も結構忙しかったようです。


歴史に残るような話では、生類憐れみの令では猫を井戸に落としてしまった人は島流しとか子どもの病気を治すために動物を殺して与えた人は死刑。子どもも流刑。

ボウフラを殺すから下水を撒くのも禁止とかやりすぎの法でしたね。

また忠臣蔵の事件も書かれていますが、一つの事件としてだけでそんなに大きな感じではなかったようです。


残念だったのは終盤には原文まま多くのせるだけで解説がおざなりになっているとこです。

やっぱ原文だとわかり難い部分もあるし、そこはキチンとして欲しかったです。

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