カウンセリングルーム結(ゆい) てーげーブログ

名古屋の臨床心理士によるカウンセリングルーム結(ゆい)ブログです。時々思ったことを時に心理学的に,時に全く関係なくてーげーに(適当に)書いていきたいと思います。


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本日けものフレンズ朝枠での最終回でした。

ちょうど北朝鮮ミサイル問題でJアラートが鳴り響いた地域もあった中,その数時間後にけものフレンズ最終回が放送されるという状況になってしまいました(twitterではテレ東賞賛の声があがっていました)。

 

さて,いくつかのシーン別にもう少し心理学的に考察したいと思います。

☆第11話,サンドスターを調査しにかばんちゃんがサーバルちゃんらと山に登っていく場面:

→この場面で,山に登ったことでかばんちゃんはジャパリパークが島であり,その向こうに海と別の島(陸)があることを発見します。

 

これ実はカウンセリングと全く同じです。

カウンセリングでは,相談者さんの話にカウンセラーがじっくりと耳を傾けます。これを通して,相談者さんは自分自身の心の内外を俯瞰することが可能になり,新たな気づきが生まれるのです。

これは相談者一人だけでは難しく,傍で寄り添い受け止めてくれるカウンセラーの存在がいてこそ可能となります。

 

先にこのお話はかばんちゃんが自己アイデンティティを獲得していく物語と述べましたが,このシーンからもそのことが読み取れます。

 

そして,感動的な最終回へと続きます。

果たしてかばんちゃんは無事自立を果たせるのでしょうか??

 

 

 

 

 

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そして,このアニメの舞台が特徴的です。

 

動物もののほんわかしたしたストーリなのかなと思いつつ,エンディングでは廃墟と化した遊園地などの映像が流れたり・・・

 

そう,ジャパリパークは既に人が絶滅した(?)とされる,廃園となってしまったパークだったのです・・・。

その理由は,最後まで見ていくとわかるわけですが・・・

 

物語の底辺に流れる「終末観」「無常観」,これこそ現代の子どもたち(私たちも含め)の心の世界の特徴を表しているように思います。

 

将来(世界)に対する漠然とした不安,希望の持てなさ,希薄&複雑な人間関係(親子,友人など),ネット社会,格差社会(貧困問題),虐待問題,自然災害,テロ等々・・・

 

 

今日の社会が抱えている様々な問題を内包しているからこそ多くの子どもたち(大人も含めて)多くの共感を得ることができたのではないでしょうか。

 

表面的には一見ほんわか,ほのぼのと明るく描かれているものの,実は非常に深いテーマが内包されているという,このギャップがけものフレンズの特徴です。

そのような状況にあっても,友情や愛を忘れず,かばんちゃんが成長し,自らのアイデンティティ(自分は何者か)を獲得していくことに,多くの人たちが感動を覚えるのではないでしょうか。

 

 

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まず,この物語の概要から。

 

 ・主人公かばんちゃん:突如ジャパリパークに出現

自分が何のフレンズかわからない“(フレンズ:各々得意とする側面を有し,動物がヒト化したもの)

ボクって相当ダメな動物?“

⇒これは,思春期のアイデンティティクライシスの真っただ中にあって,苦悶する子どもの心を表現していると考えられます。

 

・最初に出会うサーバル:かばんの同伴者(案内役)。サーバル自身も完璧ではないが,常にかばんを勇気づけ,そして時に助け(助けられ)共に歩む存在。
⇒これは,友達(仲間)や親,教師など,子どもに寄り添い(時に)導く存在と考えられます。また,その子自身の中にある養護的心性と考えることができるかもしれません。

 

★主人公かばんちゃんが他のフレンズとの出会いをしながら,困難を乗り越え成長していく物語

⇒自身のアイデンティティを獲得していく物語といえるでしょう

 

と,ここまでは他にも良くあるお話なのですが・・・

 

                             つづくのです・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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