2006-01-25 12:33:35

ロシアとトルクメニスタン、何故エネルギー協力を

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中央アジアの天然ガス大国・トルクメニスタンのニヤゾフ大統領は22日から23日までロシアを訪問しました。ニヤゾフ大統領とロシアのプーチン大統領は会談を行い、双方が両国のエネルギー協力の規模を更に拡大させることで合意しました。関係筋によりますと、「天然ガスパイプライン爆破事件によってロシアとウクライナの関係が悪化している時、ニヤゾフ大統領のロシア訪問は両国が協力を強化し、国際エネルギー市場を共同で開発する意思を示した。この二つの天然ガス大国が仮に連合すると、東ヨーロッパ地区の天然ガス価格をコントロールできるようになってしまう」とのことです。今日の時事解説はこれについてお話しましょう。

 ニヤゾフ大統領と会談する際、プーチン大統領は「エネルギー面での協力はロシアとトルクメニスタン関係における最も重要な内容である。ロシアは去年年末にトルクメニスタンと調印した関連のエネルギー協力協定に満足の意を表し、両国がエネルギーの採掘と輸送において相互協力を強化することを期待している」とした上で、両国の経済貿易協力をスムーズに行うため、両国間で結ばれた貿易条約や法律文書の整理を提案しました。また、ロシアとウクライナの天然ガス紛争についてニヤゾフ大統領はロシアの立場に理解を示し、「ロシアの行動は全ヨーロッパ地区のエネルギー供給を確保するためだ」としています。

 会談中、双方は天然ガスパイプラインの協力建設案について討議を行いました。ニヤゾフ大統領は「現在のトルクメニスタンからウズベキスタン、カザフスタン、ロシアを経由し、ウクライナまで通っているパイプラインはすでにトルクメニスタンの天然ガス輸出需要に充分とは言えない」と述べました。これに対し、プーチン大統領は「ロシアはパイプラインの建設においてトルクメニスタンに支援を提供することを希望する」との考えを示しました。

 トルクメニスタンの経済的利益にとって、ロシアとの協力は有利です。中央アジアのトルクメニスタンは世界天然ガス資源が豊かな国の一つであり、その天然ガスの埋蔵量は世界でも上位にあります。しかし、交通分野及び工業のインフラが不足していることから、この国の天然ガスの採掘と輸送のレベルを更に向上させる必要があります。このほど、ロシアとウクライナの天然ガス紛争が発生した後、一部の東ヨーロッパ国はエネルギー輸入の多元化を目指し、トルクメニスタンに視線を向けはじめました。これによって、トルクメニスタンは天然ガスの採掘と輸送のレベルを更に向上させる必要があります。

 ロシアにとってはトルクメニスタンをそのエネルギーパートナーにすることで、自国の立場をエネルギー優位から政治的優位へ転換するという戦略を立てています。今、ロシアとトルクメニスタンが競争相手から友人となることは双方が連携してこの地区の天然ガス価格をコントロールしようとしていることが分かります。

2006-01-24 01:58:11

スーダン、北朝鮮などが最悪の独裁者

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 世界のワースト10

 世界には190カ国以上の国があるといわれるが、すべての国が民主的に統治されているわけではない。米誌パレードが最近選んだ「世界の最悪の独裁者」のワースト10では、トップがアフリカ大陸で最大の国土を持つといわれるスーダンのオマル・バシル大統領(62)、次いで北朝鮮の金正日総書記(63)、3位はミャンマーの軍事政権のタン・シュエ議長(72)となっている。国内で抑圧政治を続け、人権弾圧を行なうなどが、選出の基準になっている。(ベリタ通信=エレナ吉村)

 パレード誌によると、ワースト独裁者は世界の人権保護団体からの報告なども参考に毎年恒例的に選出されている。今回の報告も「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」や「国境なき記者団」、「アムネスティー・インターナショナル」の各種報告を使用している。

 独裁者ワースト3の順位は、昨年と同じ。バシル大統領が率いるスーダンは、長年の内戦で国内避難民が多数発生、最悪の人道上の危機といわれた。05年に和平協定が調印されたが、西部ダルフールでは、依然多くの難民が苦しい生活を余儀なくされている。

 2位の金正日総書記は、北朝鮮の核開発封じ込めのため、日米、中国、韓国などの国際的な努力が進んでいる。パレード誌は、国内的には、世界で最も厳しく管理された国家と述べ、政治的抑圧のほか、国民が飢餓状態にあることを指摘している。

 国連の世界食糧計画によると、北朝鮮の平均的な7歳の少年は、韓国の同じ年の少年と比べ、身長で約20センチ低く、体重でも約9キロ軽いという。

 3位のタン・シュエ議長は、ノーベル平和賞受賞者の野党指導者アウン・サン・スー・チーさんを長年にわたって自宅軟禁下に置いている。ミャンマーは、子どもを兵士として徴用しているとして国際的な批判を浴びているほか、国家プロジェクトの建設のために、多数の人々を強制的に駆り出しているといわれる。  また昨年11月には、首都を移転すると、何の前触れもなく発表。新しい首都は、約120年の歴史を持つ首都ヤンゴンから北へ約390キロ離れた過疎地のピンマナで、職場の変更を嫌い、辞職を願っても、タン・シュエ議長はこれを認めなかった。

 同議長以下の順位は、(4)ジンバブエのムガベ大統領(5)ウズベキスタンのカリモフ大統領(6)中国の胡錦濤国家主席(7)サウジアラビアのアブドラ国王(8)トルクメニスタンのニヤゾフ大統領(9)イランの最高指導者ハメネイ師そして10位が赤道ギニアのヌゲマ大統領。

 このほか、核開発を放棄し、西側社会に接近しているリビアの最高指導者カダフィ氏は11位。米国から経済制裁を受けているキューバのカストロ国家評議会議長は15位、レバノンのハリリ元暗殺事件で国連の調査を受けているシリアのアサド大統領は16位。国際テロ組織アルカイダの掃討など対テロ戦争で米国の“盟友”と位置づけられているパキスタンのムシャラフ大統領は17位につけている。

 米国が近年、民主主義をねじ曲げて政治を行なっていると、しばしば批判している南米ベネズエラのチャベス大統領はワースト20までにも入っていない。

2006-01-12 18:38:18

週間シルクロード: メルヴ、アシガバート

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 中央アジアでカザフスタンに次ぎ、2番目の面積(約49万平方キロ)をもつトルクメニスタンは、カザフスタン、ウズベキスタン、アフガニスタン、イランの4カ国と国境を接し、西はカスピ海に面する。人口は約490万。国土の7割をカラクム砂漠が占める。天然ガスと綿花が主要な産業だ。95年、国連の承認を得て「永世中立国」となった。

 メルヴはカラクム砂漠の南縁にあり、東西を結ぶ重要な中継地で、幾多の王朝が栄枯盛衰(えいこせいすい)を繰り返した。エルク・カラ、スルタン・カラなど、紀元前6世紀から12世紀にかけての、時代が異なる遺跡が同じ場所に残る世界文化遺産だ。

 アシガバートは、コペトダグ山脈の北に位置する、人口約74万の首都である。1948年の大地震で壊滅したが、現在は復興し、整備されたロシア風の街並みとなっている。

 【アシガバート】ペルシャ語で「愛の町」を意味する名をもつトルクメニスタンの首都である。紀元前から隊商路の要衝として栄えた集落で、1881年、帝政ロシアが行政拠点とし、都市化された。1948年の地震による壊滅的な被害から復興した。町の南にコペトダグ山脈が連なり、北にはカラクム砂漠が広がる。トルクメンバシ(国父)の称号をもつ終身大統領ニヤゾフの肖像画が街のいたる所にあふれている。観光にはガイドの同行が必要だ。

シルクロード観光案内

中立のアーチ

頂上に大統領の黄金の像が輝く

 トルクメニスタンは、1925年以来旧ソ連の構成国だったが、その崩壊に伴い1991年10月27日独立した。その後新憲法を採択し、ロシアを中心とするCIS(独立国家共同体)諸国との集団安全保障条約への参加を拒否し、92年6月に再選されたニヤゾフ大統領のもと、永世中立国として95年12月、国連総会で承認された。

 この記念に、市内中心部のアザディー広場に高さ75メートルの「中立のアーチ」が建設された。トルクメンバシ(国父)という称号をもつニヤゾフ大統領の黄金の像がアーチの頂点に立つ。50メートルの展望台にエレベーターで昇ることができ、市内を一望できる。
●8時~22時、1000マナト(約22円)。アザディー広場内。

旅のオアシス・泊まりたい極上ホテル

[アシガバート]シェラトン・グランド トルクメン・ホテル

シェラトン系列の5つ星ホテル

 世界700を超えるホテルネットワークをもつシェラトン系列のホテル。120室あるゲストルームは快適な設備と内装。屋外プールやフィットネスセンターを完備。カジノも併設している。

 トルクメニスタンやトルコの郷土料理が楽しめるレストラン「ザ・シルクロードレストラン」や、ゆっくりくつろげるバー「ボスフォラスバー」、プールサイドにはプールバーもある。

 絨毯博物館やアザディー広場など市街の観光に便利だ。
●住所:Georogly Street,7
●電話:51―0555
●料金:ツイン65USドル~

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