AAA妄想短編集「美女と美男05」【終】 | *はるmama*のaスト妄想ブログ

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AAAとDa-iCEとハムちゃんが大好きな主婦です。
ブログ内容はほとんどが私の妄想ストーリーです。

実彩子side





時が止まる。

というのはまさに今のこの状態のことを言うのであろう…。




自分の耳を疑った。

にっしーが…私のことを好き??!




実「えーっ?!!」

隆「いや、そんなに驚かんでも…」

実「驚くよ!なんでよ…なんで今?っていうか、どういう意味?!」

頭が混乱する。

隆「どういうって、そのまんまの意味だけど」





目の前にいるのは、あのにっしーだよね??

ずっと一緒にやってきたメンバーのにっしーだよね?!

チャラかったあのにっしーだよね?!




隆「混乱させてごめん…でも今の気持ちに嘘はないから。宇野ちゃんのこと、一人の女性として惚れてるんだ/////」




にっしーが本気なことは…ずっと一緒にいたから、今がそうなんだってことは雰囲気で分かった。

目を合わさないまま、にっしーが続ける。



隆「ごめん…いきなり…」

実「あ…あの、あ!ちょっとお手洗い借りるねっ」

隆「あぁ、うん。そこのドアのとこだから」

実「ありがとう。じゃ…」

その場から逃げた。



トイレに入り、鍵をかけた。

心臓がドキドキ音を立てて激しく鳴っている。

突然の告白に混乱していた。






千「頑張って♡」

千晃の電話での会話を思い出した。

もしかして、千晃は何か知ってたのかな。





ふーっと大きく深呼吸した。





にっしーは私を好きだと言った。

私の気持ちはどうなんだろう。





にっしーに今回の話で声をかけられた時、どう思った?


にっしーと二人で歌えてどうだった?


にっしーの歌う姿を見て、素敵だって思ったんじゃなかった?


二人きりで会うとき、どう思ってた?






にっしーの家にあげてもらう時、心の中はどうだった?
 



何かを期待してたんじゃないの?






もしかして…


私…。





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隆弘side





トイレに駆け込んでいく宇野ちゃんの後ろ姿を見て頭を抱えた。

そして深くため息をついた。



あー…早まったかなー。




でも後悔はしてない。

例えどんな結果になろうとも、行ったは嘘じゃないし、この気持ちも嘘じゃない。



だから後悔はしない。



なかなか宇野ちゃんが戻ってこないから手持ち無沙汰になり、中身のなくなったワイングラスを片付けにキッチンに向かった。



ちょうど洗い物を終えた時、ようやく宇野ちゃんが戻ってきた。



隆「大丈夫?送るよ。遅くまで付き合わせてごめんな」

タオルで手を拭き、家の鍵を手にした。




実「あのさ…」

隆「ん?」

実「さっきの話なんだけど…」

隆「うん」

実「ありがとう…。びっくりした」

隆「だよね」






実「あのね…。今、考えて…で、気づいたんだけど」

下を向いてモジモジしていた宇野ちゃんが、顔を上げて俺を見た。

隆「?」

実「私も同じ気持ちだって気づいた。にっしーが他の誰かじゃなくて私を誘ってくれたこととか、二人で歌の練習したり飲みに出て話してすごく楽しかったし…。それは単にメンバーとしてなのかなって思ってたんだけど…」

隆「けど…?」

実「やっぱり違うのかなって。私も、にっしーのことを…」

隆「俺のことを…何?」

実「もー!なんでイチイチオウム返しするの?!怒るよ?!/////」



顔を赤くして怒る宇野ちゃんが可愛くて、咄嗟に抱き寄せた。

隆「ちゃんと言って?」

耳元で囁いた。

実「私も…にっしーのことを意識してるのかなって。好きなのかなって思った/////」




隆「まじで?!」

実「マジで/////」

抱きしめてた体を離し、宇野ちゃんの顔を見ようとすると阻止された。

実「やっ…見ないで!/////今、顔ヤバイから…」

隆「見せてよ」

実「無理っ!ヤバイから/////」

ついS心が出ちゃって、腕を掴んで無理やり顔を見た。


思った通り。

実「怒るよ!」

真っ赤な顔をして俺を睨みつける。

隆「もう怒ってるじゃん。そんな顔しても、宇野ちゃんは可愛いから」

その瞬間、抵抗する力がふわりと抜けて、掴んでいた手の力が緩んだ。







実「っ…!!/////」








自然と宇野ちゃんの唇を奪った。







殴られるのを覚悟したけど、何もこなかった。

呼吸のため一度離した唇。




目と目が合うと、それを合図に再びキスを交わした。





初めてのキスは、さっき飲んだワインの甘い味がした。





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隆「ねぇ、宇野ちゃん見て!再生回数凄いよ!ニュースにも取り上げられてるんだって!」

実「えー!それは嬉しいねぇ

YouTubeで公開されてから俺達の動画がテレビやらニュースやらあちこちで取り上げられていたその効果もあるんだろう。

にしても想像以上の再生回数に喜びを隠せない。




さっき買ってきたスタバのコーヒーを飲みながら俺の部屋で二人でノートパソコンの画面を眺めていた。

実「我ながらほんといい出来だわ」

隆「俺が最後花火みたいなん入れてって言ったのが良かっただろ?ね?」

実「そうだね」

隆「絶対あれ良かったと思わない?」

実「はいはい」

隆「なんか冷たいなー」

顔をじっと見つめる。

実「何よ?」

目を閉じながら近づく。

もうすぐで唇に近づきそうだ…と思ったその時

実「あ、そうだ、忘れ物!」

そう言って立ち上がってどこかへ行こうとする。

隆「何でよ!逃げんでもいいやん!」

実「別に逃げてませんよーだ!!」

隆「照れちゃってー。可愛いなぁ、実彩子は」

実「うっせ!/////」












ねぇ宇野ちゃん。

これからも二人で一緒に歌っていこう。



そしていつか結婚して、子供が生まれたら

俺たち二人のハーモニーを子守唄にしようか。





密かにそんな夢を持ってること

いつか時が来たらまたゆっくり話すね。






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♡終わり♡









二人のハーモニー、ほんと素敵でしたね( *´艸`)

お陰様でこんなストーリー思いついちゃいました♡


突発的に作ったお話にお付き合いありがとうございました♡




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次回は【明日晴れたら】に戻ります(*´ω`*)