正月十一日、鏡殺し 歌野晶午

テーマ:

 600円 講談社


 何故か今までずっとこの本長編だと思い込んでいました。
…何でだろう。


 実際は短編7作で、トリックよりは
読みの迫力で、勝手に推薦。 …ただし、後味めちゃ悪いです。


 この方の作品、傾向として、ミステリ解いた爽快感より
後に残ったどろどろしたモノの印象が強いのですが、
短編でもその傾向がまったく薄れていないのは凄い。


 本の構成かえれば、少しは爽やかに終わらせることも
できそうなのに、お先真っ黒(真っ暗ではなく、感覚的に
なんとなく真っ黒)で終わらせるのだから
そういう編集方針なのかな。


 テレビゲームでシナリオ方式のアドベンチャーを
やったことある方なら、バッドエンドの嫌さが想像
つくでしょうが、ラストのお話のもやもや感は
『正規エンドなのに、展開的にはバッドエンド』という
雰囲気です。
 
そういったノリが好み!という方にはご推薦。
…そうでない方は、あらかじめ覚悟を決めてお読みになるのを
おすすめします(笑)

歌野 晶午
正月十一日、鏡殺し

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