【本のこと あれこれ】 since 2004

やっぱり本が好き!2004年11月から本にまつわるあれこれを記録しています。


テーマ:
生誕300年記念 若冲展に行く前に、伊藤若冲について知っておきたいと思い、いくつか読んでみました。
  本    本    本    本    本   本    本

芸術新潮 2015年 04 月号 [雑誌]/新潮社

hoshi*芸術新潮 2015年4月号

「オールアバウト若冲」というタイトルの通り、格好の若冲入門になっています。特に印象に残ったものが2つ。


若冲が45歳のときの若冲居士アトリエの図
宝暦10年(1760)11月の冬至、3人の友がやってきた。
若冲 畢生(ひっせい)の大作《動植綵絵》はこのとき全30幅のちょうど半分、15幅が完成していた。
という場面を描いたもの。交友録にもなっています。

若冲居士 45歳 絵師としての評判はうなぎ登り
隠居して絵描き三昧の身になって5年
禅に心を寄せ、在家の修行を意味する「居士」を名のる。

川井桂山 53歳 若冲の絵を褒めたたえる詩を書いた
大阪の医師で漢詩人。和歌もよくした。

売茶翁 86歳 煎茶を世に広めた文化アイドル
元は九州のお寺にいた。京にのぼり、人にいやしまれる茶売りとなって有名に。僧であることすら捨てた異色の禅僧。

大典顕常 42歳 若冲生涯の友にして超インテリ詩人
相国寺の僧でのちに住職となる。幕府の命で朝鮮外交に携わった時期も。この頃は相国寺を出て学問に励み、漢詩作りを楽しむ日々。


もうひとつは、伏見から大坂天満橋まで6時間の春の旅を描いたアートブック
折り込まれたページを長く伸ばすと見応えがあります。

この雑誌を元に刊行になったのが新潮社のとんぼの本『若冲ワンダフルワールド』だそうです。
若冲ワンダフルワールド (とんぼの本)/新潮社


もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品 改訂版 (アート・ビギナーズ・コレクション)/東京美術

hoshi*『もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品』2011年7月 改訂版発行

著者の佐藤康宏は、東京国立博物館資料課、文化庁美術工芸課勤務を経て、東京大学教授となり、日本美術史、特に絵画史を専攻、「若冲について卒論を書き、美術史の専門家になるために大学院に進学した日本で最初の学生」を自認されています。

特に「若冲を探る」がテーマのコラムがおもしろい。動植綵絵の裏彩色についてはたいへん興味深く読みました。若冲が生きた江戸中期の文化の意義もわかります。

若冲/文藝春秋

hoshi*『若冲』澤田瞳子

こちらは短篇集。フィクションですが、若冲がどんな思いで絵に向かったのか。そんなことを知るひとつの手立てになります。
過去記事右矢印『若冲』澤田瞳子 第153回直木賞候補作

  本    本    本    本    本   本    本

どれも王道の参考図書ではない気がしますが、わたしにとっては大満足でした。

≪追記≫ノンフィクションのおすすめ本を紹介する本格的書評サイトHONZで、新井文月さんのレビューが上がっていました。これはよさそうです…!
右矢印『若冲への招待』鶏すら鳳凰へ
若冲への招待/朝日新聞出版


にほんブログ村 本ブログ 本・読書情報へ
読者登録してね

右矢印【産後の読書案内】産後を見据えて産前に、これからの人生を見据えて産後に。読んでおきたい本をご案内します
右矢印【きょうのパン 明日のパン】愛犬パンの毎日&犬の本や映画の紹介
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

ツキノさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。