【本のこと あれこれ】 since 2004

やっぱり本が好き!2004年11月から本にまつわるあれこれを記録しています。

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モザイク模様って惹かれるんですよね。色は青。なぜか、青。だからこの絵本にも引き付けられました。タイトルもいい。しかも岩波書店刊。30cm以上ある大型絵本。手に取らずにはいられません。

シャクルトンの大漂流ウィリアム・グリル 作 千葉茂樹 訳

2016年10月発行

 

南極探検というと、思い浮かぶのはスコットアムンゼンアムンセン)。高校の英語のテキストになっていたからその名に記憶があるだけで、詳細は忘れているのですが…あせるこの本のタイトルになっているアーネスト・シャクルトンの名は初耳です。

 

19世紀末から20世紀初めは、数多くの探検家が南極探検に挑み、南極探検の英雄時代と呼ばれているそうです。その時代の最後の旅といわれる南極大陸横断の旅(1914年~1917年)を描いたのが、この伝記絵本です。

 

シャクルトンは隊長ですが、彼だけではなく隊員ひとりひとり、犬たちのことも、色鉛筆で丁寧に細かく描かれています。探検に使った船のエンデュアランス号の建造のための道具や、細部の様子もあれば、船に積んだ道具や物資もある。

いざ出帆となると、ページいっぱいにエンデュアランス号が描かれ、次のページには地図も。レイアウトが工夫されていて、まったく飽きることがありません。冒険とか、あんまり興味ないし…という子も、この絵には惹かれるものがあるのでは…?絵と文字を追っているうちに夢中になっている、なんてことになりそうです。

 

大胆に、大きなページいっぱいを使って描かれた場面は、ブリザードが吹き荒れる空、小さなボートが大海原に漂う様子などがあります。そのメリハリがとてもいいんです。この絵本のサイズにも納得がいきます。

 

冒険そのものにも、緻密な準備と毎日の淡々とした作業と暮らしがあり、飽きたり絶望したりしないための工夫があり、その中で大きな出来事が起こり、大自然に立ち向かう。その二面性が、ページのレイアウトからもうかがえます。

 

エンデュアランス号の沈没、エレファント島への航海、上陸。助けを求めてサウスジョージア島を横断しなければならない…かなりハラハラします。

巻末には用語集もあり、理解の助けになります。

 

作者はイギリスで活躍するイラストレーター。この本はデビュー作で、史上最年少の25歳で2015年のケイト・グリーナウェイ賞を受賞しています。これからも読み継がれていくだろう名作が誕生しました。

 

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