10 億人台の中国とインドの人口問題
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10億人を超える人が住んでいる国は中国とインドです。人口問題を考えるときには、まずこの二大国を調べる必要があります。
最近、中国とインドは、最新の人口センサス(=全数調査)結果を発表しました。それによって人口の規模と増加率が、どのように調整されようとしているかがわかってきました。
国連経済社会局の推計によると、インドは2021 年に人口14 億人に達し、13.9 億人と推計される中国を追い越してしまいます。
それからあとは、中国が2050年に13 億人に減少ます。
インドでは2060 年代初めまで増加しし続け、約17 億人に達した後、下降線をたどるそうです。
中国の人口増加 中国国家統計局によると、中国が直面する人口問題は、人口の増加、老齢化の加速、人口性比の高さ、流動人口の増加、障害児の増加などがあります。
中国の人口は2010年現在、年間800万人前後増え続けており、数の多さは、長期的かつスムーズな経済発展を阻む大きな圧力となっています。
0~14歳の人口は総人口の16.60%を占め、前回の調査より6.29%低下したが、60歳以上の人口は1.78億人で、総人口の13.26%、前回の調査より2.93%上昇しています。しかも、そのうち65歳以上の人口は1.19万人で、8.87%となり、1.91%上昇しています。
中国では男性と女性の割合は51.27%対48.73%となっています。これは、女性100人に対して男性が105人いる勘定になります。新生児では女性100人に対して、男性が118人となっていて事情は一層厳しいようです。
中国の人口分布は、沿海地域の定住人口が増える一方、内陸の定住人口が減っています。大量の人口が西部から東部の発展地域へ移転していることがわかります。
中国では、毎年約80万-100万人の、障害児が生まれ続けています。このことが労働力の低下と、人口増加によるよい面を打ち消す大きな問題になっています。障害児に多く見られるのは神経の欠陥、先天性心臓疾患、口唇口蓋裂、尿道下裂などで、はっきりとした原因は不明ですが、遺伝と環境の2つが、主な原因と考えられるそうです。
インドの人口増加 インドの人口は1951年の3.6億万人から1981年には6.8億人に、その後の20年間にさらに3億人以上増加して2001年には10.3億人になっている。
人口総数が大きいだけに増加の絶対数でみると驚異的である。2001年センサスでは自然増加率は1.7%に下がったが、それでも年間1000万人をはるかに上回る人口増加である。
このような大量の人口は、インド国内において偏った分布を示している。インドの全人口の半分以上がインド北部のヒンドスタン平原に集中している。東西3000kmにまたがるこの地域は人口密度が高く、とくに農村人口が多い地域である。さらに被差別民である指定カーストの人口率も高く貧困層の集中などさまざまな点で問題を抱えた地域として「ヒンディーベルト」とよばれている。
急激な人口増加に対する人口抑制政策は1952年より出生力抑制を中心として導入されているが、その効果はあまりあがってない。2001年センサスでは農村地域の出生率2.71%、自然増加率1.8%に対して、都市地域は出生率2.02%、自然増加率1.4%に低下した。
平均余命をみると、1921年出生時には20歳であったが、1981年には51歳に、1990年代には60歳に達した。






