使えるビジネス心理学

こちらはプロカウンセラーの集団であるカウンセリングサービスが提供するビジネス心理学のブログです。
経営者・管理職・従業員など様々な立場や視点から仕事に使える心理学をご紹介いたします。


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大門昌代 講師:大門昌代


「そこまで、説明しなきゃいけないの?」と思ったことは、ないでしょうか?
カウンセリングで、とあるお客様から伺ったことがあります。
新入社員さんに、「この書類を見ておいて」と言ったそうです。
その種類には、お客様から電話がかかってきたときの対応方法や、お客様がいらっしゃったときの対応方法が書かれていたそうです。

そして、お客様がいらっしゃったとき、その新入社員さんは、ただじっと座っていて全く対応しなかったので、後で「書類見ておいてって言ったよね?」と伝えると・・・

「はい。書類は見ました」とこたえます。
その次に「じゃあ、どうしてお客様に対応しなかったの?」と聞くと、「そう言われなかったので」とこたえたと言うことです。

確かに書類に書いてあるように、お客様に対応しなさいねとは言わなかったそうですが、「そこまで、説明しなきゃいけないの?」と思ったそうです。

このようなお話は、「最近の若者は・・・」ということで、いつの時代にも出てくることなのかもしれませんが、最近の若者だけの話しとは限らないのかもしれません。

もちろん、「もう少し、自分で考えて行動してよ」という気持ちはわかります。
私自身も、そう思ったことは、多々あります。

でも、私達は自分がわかっていることは、他の人もわかっているだろうと思ってしまうところがあるようです。
自分にとっての常識や当たり前は、他の人にとっても常識や当たり前なのだと、思い込んでしまっているのです。

そうすると、伝えたいことが、うまく伝わっていないということが起こり、「言ったでしょ」「言われてませんよ」という言い合いに発展してしまうことがあります。
もちろん職場だけでなく、家庭内や友人関係でも、同じようなことが起こりますが、職場では多くの人と関わることになりますから、自分の常識や当たり前と、かけ離れた人も多数存在し得るのです。

相手のためだと思って、事細かに説明するとなると、腹が立つことも多くなりますので、「自分自身が気分よくいるために、説明する」と思ってみると、多少のジェネレーションギャップは乗り越えられるのかもしれません。

「これくらい自分で考えてよ」というのは、確かに社会常識的な範囲なのかもしれませんが、見方を変えれば、「これくらいの説明で理解してほしいな」というニーズでもあります。

ニーズなので、相手に叶えてもらう必要があるので、お願い事をしていることになります。

どうして上司が部下に、先輩が後輩にお願い事をしなきゃいけないのだと思われるかもしれませんが、腹を立てて気分が悪くならないために、自分自身のために、相手が理解できるように説明してみるといいのかもしれません。

私達人間には、それぞれ価値観というものがあり、それと同じように、常識というものを持っています。
それは、家族など同じ環境で育った人たちとは、共有する部分は多いのですが、違う環境で育った人にとっては、非常識となることが多々あるのです。

「あたりまえだろう」と思うことが、他の人にとっては、当たり前でないことが多々ああるので、「それぞれが違う価値観や常識を持っているものである」ということを、理解し認識しておくことは、人と関わっていくうえで、とても大切なことなのです。
それぞれの価値観や常識が違っても、どちらかが正しくて、どちらかが間違っているということではありません。
ただ「違う」ということなのです。

違う国の人なら、価値観や常識が違うことは理解し、許容する範囲が大きくなる私達も、同じ言葉を話す同じ国の人に対しては、ついつい自分の価値観や常識を押し付けてしまいがちです。
育った地域や、世代が違えば、また性別が違えば、その常識や価値観もまた違うのです。
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那賀まき 講師:那賀まき


◆「あの人はどうして言われたことをちゃんとしないのか?」と感じるとき

会社の部下や同僚に対して、「なぜ、指示した通りにしないのか?」と感じることもあると思います。普段ちゃんとこなしている人が、たまたま失敗した、という時には、「次は気をつけてね。」という一言で済んだり、「あなたがこんなミスをするなんて、何かあった?」と問いかけたりするかもしれません。ところが、何度も注意しているにも関わらず、またできていない、という場合には、「何やってるんだ!」「何度言ったらわかるんだ!」「そもそもやる気があるのか!」といった怒りがわいてくることもあるのではないでしょうか?

ミスの内容は同じでも、そのミスを誰がしたのか?によって、感じる感情は変わるものですし、その対応も自然と変わるものです。

しかし、職場で感情にまかせて怒るのは、リスクが伴うもの。できれば、怒らずに済ませたいですよね。今日は「何度も同じミスを繰り返す人」を例に「怒りの手放し方」について考えてみたいと思います。

◆どうして腹が立つのか?腹が立っている時に感じていることにフォーカスする

同じミスを繰り返す人にイライラしても、「イラッ」とした時に感じている気持ちは人によって、また状況によって変わります。どんなことを感じているか?がわかると、怒りを小さくするための対策も立てやすくなります。今回は、代表的なものを4つ挙げてみます。

①自分は、ミスのないように神経を使って仕事をしているのに、それをしないのは甘えている、いい加減だ、と感じるから。

②何度も同じミスを繰り返すのは、自分の指示をいい加減に聞いているからだ、自分を軽んじているからだ、と感じるから。

③ミスをしないように丁寧にわかりやすく教えたにも関わらず、ミスをされ、自分の指導力不足を指摘されているように感じるから

④そのミスによって、自分が他の人(上司やお客様)から叱られたり、迷惑をかけたことを詫びねばならない立場なので、困らせないで欲しいと感じるから。

◆怒りを感じる原因と怒りを手放す考え方

<①の場合> 
自分が頑張ったり、神経を使って仕事をしている度合いだけ、相手に対する怒りも強くなります。ここには、相手に対する「あなたも(自分同様)頑張るべきだ」という相手に対する期待が隠れており、その期待を裏切られたと感じ「腹が立つ」のです。

◎怒りを手放す考え方
自分ができていることは、相手もできるはずという視点を手放してみます。「できるのにしない」と感じた分「怒り」を感じるからです。相手は「しない」のではなく、「できないのかも?」という視点に切り替えることで怒りが小さくなります。

<②の場合> 
ミスを繰り返す理由を、相手が自分の指示や存在を軽んじているからだ、と感じていることが「怒り」の原因です。

◎怒りを手放す考え方
ミスを繰り返すという事実と相手が自分を軽んじているという思いを区別することがポイントです。相手が自分にどんな感情を抱いているかではなく、「仕事」にフォーカスすることで、怒りを感じる度合いが小さくなります。

<③の場合>
相手にミスをさせてしまったという罪悪感とミスしないように指導できなかった自分への自己攻撃が「怒り」に変化したのが原因です。

◎怒りを手放す考え方
相手との心の距離をとり、自分のせいだけにせず、相手にも相応の責任があるというスタンスをとることで、罪悪感や自己攻撃が減り、怒りも小さくすることができます。

<④の場合>
ミスの後始末をしないといけないという不安や怖れが怒りを大きくする原因となっています。

◎怒りを手放す考え方
ミスが起こるものという前提で、起こりうる状況と対応をしっかりシミュレーションすることで不安を減らすことができれば、怒りを感じる度合いが小さくなります。また、自分一人で対応しなければと思いすぎず、頼れたり相談できたりする上司や同僚に助けを求めることで、プレッシャーが減り、怒りも減らすことができます。

◆「怒り」と上手に付き合うコツ

怒りを感じるときは、相手の態度を変えたいと感じるものですが、相手の態度は、相手が「変えよう」と思わない限り変化しません。それに比べると「自分のものの見方や感じ方」は自分の意志で変えることができる分、変化させやすいと言えます。

そのためには、自分がどんなことで「怒り」を感じるのか?ということを知ることが大切です。自分の「怒り」のパターンがわかると、そのパターンを変えることができるからです。時には、「むかっ!」「いらっ!」とするとき、自分は何を思って(感じて)腹が立っているのだろう?と自己観察してみる時間を作ってみるのもいいかもしれませんね。
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大谷常緑 講師:大谷常緑


企業人事における実力主義化や定年後の再雇用などで年上の部下を持つことが多くなった昨今です。
部下でなくとも、元○○課長が定年後の再雇用で上司から同僚になってしまったというケースもあるのではないでしょうか。
部下が上司にどのような意味や意識を持つかはここでは横に置いて、業務の遂行を円滑に進める事を目的として、年上の部下や年上の同僚に接する場合のあり方について考えてみたいと思います。

(1)先ずは相手の気持ちを考えてみる
その人がどのような立ち居振る舞いをしているか、発言をしているか、仕事とどのように接しているか、興味をもって見てみると、おのずからその人の気持ちが見えてくることがあります。
その人のとっている言動のすべては、その人の内面を映し出す自己表現なのです。
人によっては分かりやすい言動の場合もあれば、分かりにくい言動もあると思います。
なぜこんな態度を取るのとか、なぜこんなものの言い方をするの、ということもあるでしょう。
あるいは、人によっては腹が立つ言動をする人もいるかもしれません。
しかし、職場の中で違和感を覚える言動をとる人こそ、心の中に何らかのわだかまりが合ったり、今の立場に傷ついていたりするものです。
あなたがもし、年下の上司に仕えたとしたら、どのような気持ちになるか考えてみると、どうしてそのような言動をとっているのかが分かるかもしれません。
年下の上司に仕える人が抱きがちな感情としては、
①屈辱感
②組織に対する諦念感
③仕事に対する無意味感
④自身の無価値感
です。
このような感情がひどくなると、人はまるで子供のような振る舞いをしてしまうものです。

(2)組織上の上下関係について考えてみる
上司と部下の関係とは、一体どのような意味があるのでしょうか。
上司と部下とは、企業という狭い環境の中での役割分担だと私は考えています。
上司は、組織や部門を統括する役割であり、部下は組織や部門で実働する役割を担っているのです。
上司だから尊敬できる人間性を持っているとか、部下だから未完成な人間だという訳では決してありませんね。
また、企業内ではそのような位置づけであったとしても、企業を離れた別の世界では凄い才能を発揮されている場合もありますね。
上司であっても、部下であっても、お互い人間としての尊厳を尊重しながらともに仕事をしていくのがあるべき姿ではないかと考えます。
あなたは、組織上の上下関係についてどのように思っているでしょうか。
そこに思い込みや、観念ははたらいていないでしょうか。

(3)年上の部下(同僚)のために、自分はどうあるべきかを考えてみる
以上、(1)(2)より、自分は年上の部下(同僚)との関係において、どのような気持ちを持ち、どのような姿勢で接するのが良いのか考えてみましょう。
自ずと結論を導き出せるはずです。
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那賀まき 講師:那賀まき


結婚する、しない。子どもを持つ、持たない。仕事を辞める、辞めない。バリバリ働く、ゆるやかに働く、等々。様々な選択肢の中で私たちは働いています。
その中の一つに、「時短勤務」という選択肢を選ぶ、ということがあります。
選ぶ理由は、子育てのためだったり、介護のためだったりするのですが、時短勤務を選んだ結果、心理的に苦しい思いをする人も少なくありません。そこで、今日は、「時短勤務」の際に感じやすい気持ちや行動について書いてみたいと思います。

◆「時短勤務」を選ぶ理由 
子育てや介護のための「時短勤務」を選ぶ場合、大きく分けると以下の2つの場合が考えられます。
①子育てや介護も「やりたい」と思って選ぶ
②子育てや介護のために「好きな仕事をガマンして」選ぶ

◆仕事も大事だけれど、子育てや介護もやりたいと思う場合

・子育てや介護のための短時間勤務を認めてくれる環境や同僚に感謝する。
ありがたいという気持ちを同僚に伝えたり、謙虚な態度で人と接します。心に余裕を持っているので、引継ぎが必要な場面や、急な休みを取らなければならない場面で丸投げせずに済むよう段取りを組むことができたり、嫌味や八つ当たりを聞き流すことができます。また、
不本意な役職や仕事であってもベストを尽くして取り組もうとします。

・自分の思いを優先させてしまっていることを申し訳なく感じすぎている。
仕事に対する責任感が強すぎる人や仕事にプライベートを持ち込むべきではないと感じている人は自分のプライベートを仕事より優先させてしまっていることへの罪悪感や、自分だけがずるをしているような感覚を感じやすくなります。そのため、周囲から「ずるい」と思われたり、仕事をしていないと指摘されたりすることに怖れを持ち、その怖れを回避するため、「プライベート」の大変さを誇張してアピールしたり、必要以上に仕事を抱え込んでしまったりしやすくなります。ちょっとした忠告やアドバイスを「怒られた」「嫌われた」と捉えやすく、上手にコミュニケーションが取れなくなることもあります。

◆子育てや介護のために「好きな仕事をガマンして」いる場合

・子育てや介護のストレスを仕事へのモチベーションに変える。
自分がやりたいことは、本当は仕事だと感じているので、仕事の時間をより充実したものにしようとします。徹底的に無駄な時間を省いて効率化を図ったり、チームの一員として、現状で貢献できることをより多く見つけたり、と積極的に仕事に関わっていこうとします。仕事上の出来事を前向きに捉え、より良い働き方を模索することを喜びにすることができます。

・以前の自分と今の自分を比較して、自己攻撃をする
「もっと働きたい」という気持ちが強い人の場合、フルタイムで働いていた時の自分と現状を比べ、以前のように働けない自分を情けなく感じたり、みじめに感じたりすることがあります。こういった時には、現状の自分に対し「どうしてできないのか!」と自分を責めているので、同じように周りも自分のことを「できていない」「ちゃんと働いていない」と責めているはずだと思い込み、ミスの指摘やアドバイスに対して反発や言い訳をしやすくなります。

・被害者意識をもつ
子育てや介護の負担が大きいと、心身の疲労が蓄積し、自分だけが、大変なことを背負わされていると感じたり、家族に自分の人生を邪魔されているように感じます。「どうして自分だけが」という不満感を感じているので、フルタイムで働いている人を恵まれた人だとらえ、妬ましく感じたり、自分の大変さを理解してくれないと不満を持ったりします。「周りが助けるのは、当たり前」といった態度をとることも多く、職場で孤立しやすくなります。

◆「時短勤務」を上手に乗り切るには

・時短勤務をする人は「感謝」と「安定したコンディションを保つ」で乗り切る
「時短勤務」は、誰かの助けによって成り立っているものです。その助けに対しての感謝は常に心にとどめておきたいもの。とはいえ、自分の心や体が疲労困憊していては、そういった余裕を持つこともできません。自分のコンディションを整えることも意識しておきましょう。

・一緒に働く人は「思いやり」と「ガマンしすぎない」で乗り切る
「時短勤務」をしている人の中には、自分のことでいっぱいいっぱいになっている人も多いかと思います。そんな同僚を助けてあげたいと思うけれど、ちょっとあの態度はないんじゃない?と感じた時に、「あんな態度をとるくらい大変なのか~」と大目にみてあげることで、サポートする側の気持ちもイライラではなく穏やかに保つことができます。とはいえ、仕事の負担が大きすぎたり、迷惑だと感じることが多いと、そんな優しい目をむけることはできなくなりますから、ガマンしすぎず、NOと伝えたり、上司や周りの人と相談したりすることも大切です。
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大門昌代 講師:大門昌代


みなさんは子どもの頃、このように言われたことはないでしょうか?

「電車の中なんだから、静かにしなさい」

「男の子なんだから、泣いてはいけません」

「女の子なんだから、おとなしくしていなさい」

「もう小学生なんだから、お片付けしなさい」

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、弟にはやさしくしなさい」

他にも色々とあるでしょうが、「~なんだから」「~なのだから」と親から言われるわけです。

親が言っていたことは、間違いではないのかもしれません。
電車の中で騒いでいると、他の人に迷惑が掛かりますし、社会の常識を教えるうえでは、とても大切なことです。

でも、人間心理からすると「~なんだから」と言われると、ごもっともとは思うのですが、なんだか強制されているような気持ちになりますし、言われた側は、自分の利益になることが一見なさそうに思うので、反発したくなるのです。

親が子どもに言うのと同じようなことを、私たちは社会でも言われたり、言ったりするものです。

「納期が迫っているのだらから、早く仕上げてほしい」

「もう入社5年目なのだから、もっと仕事の幅を広げるように」

「社長直々の依頼なんだから、迅速に対応するように」

「我が社の未来がかかっているんだから、良いものを開発するように」

確かに、納期が迫っているのならば、早く仕事は仕上げるのがよいでしょう。
でも、それは誰もがわかっていることであり、言われた側は、「わかっているよ!」という気分になってしまいます。

こういった場合、「~なんだから」と言う側は、言われる側が少しでも、嬉しくなる言葉を使う必要があります。
わかっちゃいるけれど、そして精一杯やっているけれど、もっと頑張らなくてはいけない状況なわけです。
そんな時は、自分のことも責めていますし、焦ってもいます。
そこに、「納期が迫っているんだから」と言われると、反発したい気持ちが出てきます。
ちっとも嬉しくはないわけです。

やらされる仕事と、やる気になる仕事は違います。

「頑張ってくれていることは、わかっているよ。納期までに完成できるかは君にかかっているので、よろしく頼むよ」

こう言われると、「期待してくれているのだな」「私の頑張りを認めてくれているのだな」と嬉しくなります。
嬉しい気持ちが出てくると、人はやる気になるのです。

「~なんだから」と言われれば言われるほど、強制されている感じが出て反発したくなりますし、「わかってもらえていない」と不満や怒りが出てきてしまいます。
そうすると、仕事の速度や質にも悪影響を及ぼしてしまいます。
ですから、相手が少しでも嬉しくなる言葉を使い、「~なんだから」という言葉を使わないようにしましょう。

「入社5年目なんだから」
「もう中堅なんだから」
「君にも部下ができたんだから」

そんなことを言われても、嫌な気持ちになってしまうだけですから、モチベーションを下げてしまうだけです。
それよりも、「いつも頑張ってくれてありがとう」そんな相手を認める言葉を伝えてから、「信頼しているよ」「よろしく頼む」のように相手が嬉しくなる言葉を伝えるようにしてみましょう。

そうすることで、やってもらいたいことを、気持ちよくやってもらえる確率が上がってきます。
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那賀まき 講師:那賀まき


仕事をしていると、「仕事内容」「人間関係」「仕事と家庭」など様々な場面でストレスを感じることがあると思います。今日は、こういった「ストレス」との上手なつきあい方がテーマです。

◆「嫌だけど我慢するとき」は二重のストレスを感じている

本当は嫌だけど、仕事だからと我慢して、上司の愚痴を聞き続けている時、わたしたちは、その「嫌だ」という気持ちを心の奥底にぎゅっと閉じ込めます。このように「心の奥底にぎゅっと閉じ込める」ことを「抑圧」と呼びます。
「抑圧」された感情は、消えてなくなる訳ではなく、心の奥に溜まっていきます。それが繰り返されると、細かいチリが積もるように、どんどん「嫌だ」という感情が積み重なっていき、やがて、閉じこめられなくなり、心の表面に上がってきます。ここで初めて「最近、仕事がストレスで・・」と実感します。
この状態は、「聞きたくない上司の愚痴を聞かねば」というストレスと、感じた「ストレス」を心の底に隠しておく「ストレス」が2重にかかっています。

つまり「ストレス」を抑圧するということは、必要以上の「ストレス」を抱えるということなのです。


◆「ストレス」を放っておくとどうなる?

①感情のセンサーの鈍化
 「ストレス」を感じるのは不愉快だし、悔しかったり、腹が立ったりします。そんな嫌な気分を感じ続けるのは苦しいので、心は、心を守るために、「感じる」というセンサーを鈍くさせ、嫌な感情を感じないようにします。ところが、「感じる」というセンサーが鈍ると、うれしい、楽しい、おもしろい、美しいというような「いい気分」を感じるセンサーも鈍るので、何をしていてもつまらない、したいこと、欲しいものがよくわからない状態になります。

②不安や怖れを感じやすくなる
わたしたちの心は、不快な出来事で心が傷つくのを防ごうとする仕組みを持っています。
この仕組みが働くと、ストレスのかかりそうな状況を早くキャッチして、避けようとするため、不安や怖れを感じやすくなります。

③体への異変が現れる
限界を超えると、体調を崩したり、イライラ感が増えたり、怒りや悲しみのコントロールができなくなったり、無気力になって動けなくなったりすることもあります。


◆ストレスの原因とストレスを軽減するためのキーワード

①不安や怖れ  (焦り・緊張) 
見知らぬ環境や不慣れなこと、先の見通しがつかない時、逆に過去に失敗したを再度やらなくてはならない時には、「不安」や「怖れ」を感じやすくなります。「不安」や「怖れ」は、「うまくやらないといけない」という緊張や焦りを生み出します。

<キーワード>
失敗してもよい 焦らなくてもよい 
結果だけでなく、過程(プロセス)にも価値がある

②観念やガマン (義務・役割・犠牲) 
「○○しなければいけない、するべきだ」という思いが強すぎたり、仕事だから、母だから、と役割を重視しすぎたりして、自分の気持ちを後回しにすること(ガマン)が続くと、「やらされている」と感じたり、束縛感や不自由さを感じるようになります。 

<キーワード>
「○○してもいいし、○○しなくてもいい」というように、選択肢を持つ
自分を優先してもよい

③承認への欲求 (自己愛・自己価値の欠如・嫌われる怖れ)
人から認められたい(愛されたい、好かれたい、褒められたい)という思いが強くなりすぎると、相手に合わせすぎたり、他人の目ばかりが気になって自分がわからなくなったり、他人が不機嫌なのは自分のせいだと、自分を責めてしまったりします。

<キーワード>
自分を大切な存在であると思ってもいい
全ての人から愛されなくてもよい
自分と他者の気持ちを分けて考える

④ 自分への過度の期待 (完璧主義)
こうありたいという理想の自分とそうではない現実の自分とのギャップを感じすぎると、自分を責めすぎたり、なぜうまくいかないのかと焦り、自分を責めて苦しくなってしまいます。

<キーワード>
今の自分を受け入れる(今日の限界は明日の限界ではない)
小さな成長もしっかり受け止め、達成感や成功感を感じる機会を増やす


◆自分にとってのストレスケアをリストアップしてみる

ストレスに耐えるより、ストレスと上手に付き合うには「ストレス」は溜まっていくものという自覚を持ち、日常的に「ストレス」を軽減できるよう疲れた時の自分にあったリセット方法を知っておくことが大切です。

例えば
 ・深呼吸をする
 ・体を動かす(散歩・スポーツ)
 ・声をだす、歌う
 ・旅行にいく
 ・音楽を聞く
 ・労ってもらう(マッサージ・カウンセリング)
 ・おいしいものを食べる
 ・おしゃべりをする
 ・映画やDVDを観たり、ゲームをする
 ・自分のがんばりを認める
 など

日ごろから、自分にとって心地良いことや安心して自分を出せる環境、心がウキウキするようなことなどをリストアップしておき「セルフストレスケア」を習慣化できるといいですね。
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那賀まき 講師:那賀まき


◆在職しているのに「休んでいる」状態で感じやすい感情

「病気休暇」「育児休暇」「介護休暇」等の理由で、いったん職場を離れて「休職」することがあると思います。「権利」として認められているとはいえ、「職場を離れる」わけですから、いろいろな不安を感じるのは「いたしかたないこと」なのかもしれません。

例えば、
自分が抜けることで、周りの人間に迷惑をかけてしまうのでは?
職を離れている間に、自分だけ「取り残される」のでは?
いないのが「あたりまえ」になってしまい、「不要」な人間になるのでは?
職を離れた後、また、仕事に戻ろうという気持ちになれるだろうか?
復帰するときに、「迷惑」だと思われないだろうか? 等々。

このような不安に加えて、様々な事情があるにも関わらず、程度の差はあっても「休んでしまって、申し訳ない」「在職中にも関わらず休んでいる」という「罪悪感」も感じやすくなります。

こういった感情は、休職中、心のどこかで感じ続けていることが多いように感じます。しかし、目の前にもっと大きな問題(病気を治す、子どもを育てる、介護するなど)がありますから、表面的には復職への不安や、休職している罪悪感を感じている実感はなくなります。


◆復職を意識したとき、今まで抑圧していた「感情」が表面化する

状況が変化し、病気が治る、育児休暇の期限が切れる、介護休暇を取らなくてもいい状況になる等になった時、「復職」という言葉が頭に浮かびます。そして「復職」を意識したとたん、今まで抑圧していた「不安」や「罪悪感」が表面化してきます。

すると、「復職」してやっていけるんだろうか?という不安も生まれやすくなるのです。

もちろん、不安を感じる人だけでなく、「早く仕事に復帰したいっっ!」と前向きな気持ちで、ワクワクしながら「復職の日」を待つ、という人もいます。そういった心境にある場合、復職の日に向けて職場の人に事前に連絡を取って、情報収集したり、復職後のことを具体的にイメージして、どんどん準備を進めるので、ワクワク感がどんどん高まっていくので、「復職」にプレッシャーを感じることはあまりありません。


◆「復職」がプレッシャーになりやすい人

「仕事」に対して責任感を持つのはいいことですね。ただ、この「責任」を感じすぎる場合、「復職」へのプレッシャーは大きくなりがちです。

休んで迷惑をかけた分、今まで以上にたくさん働かないといけない。
休んで遅れた分を取り戻すためにがんばらないといけない。

そのような思いが強くなりすぎて、実際の業務以上の仕事をこなさないといけないような気持ちになるからです。「復職」前から、「やるべきこと」のプレッシャーを強く感じすぎて、心が疲れてしまうのですね。


◆「復職」へのプレッシャーを感じやすいときに意識したいこと

「復職」することが決まって、「ちゃんとできるだろうか?」「迷惑かけないだろうか?」等の不安を感じる時は、「できないこともある」という状況を怖れるのではなく、いったん受け入れてみようと意識することが大切です。人は「完璧にやらないと・・」と自分にプレッシャーをかけすぎると、普段できることも失敗しやすくなります。

それは、まるで、満杯の水が入っているコップの水を飲もうとしている時に、「一滴もこぼしちゃダメ!」とプレッシャーをかけられたため、手が震えて水をこぼしてしまうようなもの・・かもしれません。

余計なプレッシャーを弱めるために、以下のような考え方をしてみてもいいと思います。
 
・「復職」直後は、過去の自分よりもペースが落ちることもある
・「ベストを尽くす」ことは大事だが、「結果」が伴わないこともある
・困ったら助けを求めてもいい。
・わからないことは聞いてもいい。


◆「復職」は、今までの生き方、働き方を変化させるチャンス

一度、職場を離れて、再び戻るということは、大変なことかもしれませんが、職場を離れていた分、以前どおりの自分でなくても、「受け入れてもらいやすい」環境でもあります。
休職前とは、プライベートでも以前と状況が変わっていることもあるでしょうし、休職中の体験や経験から、物事の見方、考え方が変わっているかもしれません。

今の自分のライ不スタイルに合わせた働き方に変えてみる、不慣れな仕事に戸惑ったら助けを求めてみる、等、以前とは違った「働き方」をすることで、新たな可能性が広がるかもしれませんね。
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大門昌代 講師:大門昌代


「相手を説得しなければ!」と感じることは、たくさんあります。

部下が突然、担当から外れたいと言ったとき。
顧客から、無理な値段交渉が持ち込まれたとき。

「今、それを言わないでくれよ」と思います。
そして、「なんとか説得して、この場面を切り抜けなければ」と焦ります。

そうすると、いかに自分が困っているのかを相手に話したくもなりますし、そんなことを突然言い出すのは、ルール違反だと相手を責めたくもなります。
「あなたが言っていることは、常識から外れていて、無茶なことを言っているのですよ」ということを伝えて、相手を説得しようするのです。

その方法は、怒ることであったり、泣きつくことであったり、理屈や理論を盾に戦うことであったりします。
要するに「あなたと、私の意見は違います。あなたの意見を通すと私は困ってしまうことになるので、私の意見を優先させるべきですよ」ということになり、相手よりも自分の意見を優先させようとすることになります。

こんなとき、実は説得というのは、あまりよい方法ではないのです。

人は説得されるのを嫌います。
もしも、最初の意見から何かを変えるのだとしても、それは説得されたからではなく、自分が納得したうえの決断でありたいのです。

「やれっ!」と言われれば、「いやだっ!」となるのですが、自分から「やろうかな」と思えれば、勝手にそうするのです。

「相手を説得しなければ!」と感じたら、そんな時こそ、相手の話をよく聞いてみましょう。
どうして担当から外してほしいのか?
いったい何があって、そう思ったのか?
どんな不満を抱えているのか?

「そんなことを言っていてはいけない」「それは社会人としてルールに反する」などと相手を批判することなく、ただよく聞くのです。
相手の話を聞くことによって、相手が訴えたい本当の気持ちが理解できてきます。

担当から外れたいという部下は、もしかしたら「自分では力不足である」と感じて失敗したくないと思っているのかもしれません。
無理な値段交渉をしてくる顧客は、その上司からやはり無理難題を押し付けられていて、冷や汗をかきながら値段交渉を持ち込んでいるのかもしれません。

人が何かを伝えるとき、それがビジネス上であったとしても、相手に理解してもらいたい「気持ち」があるのです。

その気持ちを理解し、相手が言ってほしいだろう言葉を伝えてあげることで、相手は「わかってもらえた」と思えます。
相手が言ってほしい言葉を伝えてあげてから、自分が言いたいことを言えば、相手は聞いてくれるのです。

「君には力があるよ。万が一失敗しても、責任は私がとる。もう少し一緒に頑張ってくれないか」
「強い意志をお持ちなんですね。それだけのプレッシャーに耐えるなんて本当に強い人だと尊敬します。あなたのお力になれればいいのですが、私にはその力がありません。これ以上の値段交渉に応じることが私にはできないのです」

相手のわかってもらいたい気持ちを理解し、言ってほしいと思っている言葉を伝え、そのうえで自分の意見を言うのです。
少々面倒くさい手順になるかもしれませんが、最初に自分の意見を言ってしまうと、相手は受け入れてもらえたとは思えませんので、あなたの意見に拒絶反応を示します。
でも、自分の話を聞いてくれて、気持ちを理解してもらえたと感じれば、あなたの意見を聞こうとしてくれるのです。

説得してくる相手には、拒絶反応を示しても、理解しようとしてくれる相手の話しには、耳を傾けてくれるのです。
例え相手の意見を変えることができなかったとしても、その後の関係性は悪くはなりません。
相手の話しに耳を傾けずに、自分の意見を頭ごなしに主張してしまえば、相手との間にいらぬしこりを残すことになってしまいます。

説得するのではなく、相手の話しに耳を傾け、相手が言ってほしいことを言う。
ぜひ試してみてください。
やってみたぶんだけ、「説得しなければ!」と感じる場面が減ってきます。
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那賀まき 講師:那賀まき


男性の上司とはうまくいくんだけど、女性上司は苦手、その反対に、女性の上司だとうまくいくのに、男性上司とはぎくしゃくしてしまう。そんなご相談をお受けすることがあります。そのなかでも、自分のやり方は変わっていないのに、上司の性別が変わるとなぜだかうまくいかない・・という場合のお話について今日は書かせていただきますね。

◆上司との関係のルーツは親子関係◆
心理学には「投影」というものの見方があります。簡単に言うと、人は自分自身の体験や感覚、または、その時の自分の感情などを通して、目の前に起こっている出来事を解釈する、ということです。簡単な例をあげると・・

・過去の体験の投影の場合の例
以前、背が高くてめがねをかけたとても怖い女性の先生に教わった経験がある人が、背が高くてめがねをかけた女性に対して「怖そうな人」という印象を持ちやすくなる。など・・

・その時の気持ちの投影の例
仕事に失敗した帰りに、雨に濡れるあじさいを見て「しょんぼりしてる」と感じたのに、翌日、気を取り直して出社している時には、同じように濡れているあじさいを「雨にも負けずがんばって咲いてるな」と感じる。など・・

この投影という見方を使って「上司」と「部下」の関係について、少し考えてみたいと思います。

一般的に「上司」と「部下」の関係は、
面倒をみる側とみられる側、
守る側と守られる側、
権威のある側とそうでない側、
序列としての上下関係、などと言い表されます。

では、わたしたちが最初に、似たような関係性を作るのは・・とさかのぼっていきますと、最終的には「親子関係」にたどり就くのです。子どもの頃、親に対して遠慮したり、怖れを抱いていると、上司にも遠慮しすぎたり、上司というだけでどことなく怖い人のように感じやすくなる、というようにです。

◆父親・母親との関係と上司◆
男性の上司との関係を作るのが苦手、女性上司との関係を作るのが苦手、という場合、父親の事が苦手だったり、母親にどことなく嫌悪感を持っていたりすることが少なくないのも、子ども時代に父親や母親との間で、経験したり感じたりしたことを上司に投影しているという側面があるからです。

こういった場合は、自分と両親の関係性を見直したり、心の傷や思い違いを癒すことで、上司との関係がラクになっていくことも多いように感じます。また、上司に両親のどんな部分を重ねあわせているかを知ることで、上司に対して必要以上に感じている「苦手意識」を軽減していってみてもいいかもしれません。

◆結果を知りたい男性上司と経過を把握しておきたい女性上司◆
上司に「親」を投影して苦手意識を感じるというのとは、別の次元の話になりますが、男性と女性のやり方やものの見方の違いが原因で、苦手だなぁと感じてしまうことも少なくありません。

例えば、「○○という仕事を△△までに完了して欲しい」と上司に依頼されたとします。
以前の上司のAさん(男性)「途中の報告は手短に」「理由に関わらず結果を」というタイプだったので、引き受けるときに「可能か、否か」を明確に答え、その後は、経過を聞かれた場合のみ、進捗状況を伝え、とにかく、その期日までに完了させておけばOKでした。ところが、今の上司Bさん(女性)は、引き受けたときに「△△までに完了します」と伝えたにも関わらず、しょっちゅう、「○○はどこまで進んでる?」「どんな段取りでやっているの?」と聞いてくる。Aさんのやり方に慣れていた部下のCさんは、B上司は、自分の事を信頼していないから、細かく聞いてくるのでは?と不安になったり、信頼されていないことに不満を感じたりすることが増え、Bさんが苦手になりました。

この例のような場合に可能性として一考していただきたいのが、「男女の違い」です。

例えば、上記のような場合、男性は、短い言葉でのコミュニケーションを好み、結果を重要視しやすく、女性は、頼んだ仕事がどう進んでいるかを確認しながら進めることを好む、といった男性と女性のリーダーシップの取り方の違いのせいかもしれない、という目で、出来事を見なおしてみると、B上司はCさんを信頼していないわけではなく、ただA上司とは進め方が違うだけ、という見方もできますよね。

◆「苦手」だと感じたら・・◆
親を投影している場合も、男女のやり方の違いに戸惑う場合も、大切なのは、必要以上に「嫌われているのでは?」「信頼されていないのでは?」という不安を持たないことです。
そのためには、「今と違うものの見方をしてみる」ことが大切。時には「投影」や「男女の差」という視点も活用してみてくださいね。
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大門昌代 講師:大門昌代


私たちは、仕事をしていく上で、期待してしまうときがたくさんあります。
部下に対して、「これくらいのことは、やってくれるだろう」という期待。
「期待しているよ!」と部下に伝えたけれど、部下はプレッシャーを感じて、その仕事をうまくできなかったとしたら、「なんだよ」と腹が立ってしまいます。

でも、こんなときに、「この仕事はやり遂げてくれると信頼しよう」と、期待ではなく信頼を使ってみると、例えその仕事を部下がやり遂げられなかったとしても、腹は立たないのです。
なぜなら、期待は人にするものですが、信頼は自分がするものだからなのです。

少々ややこしいですが、期待というのは、主導権は期待される側の人(自分以外の人)にあります。
「きっと彼は、○○してくれるだろう」というものですね。
○○するかどうかの主導権は、彼(期待される側の人)にあるのです。

対して信頼は、自分自身が「この人を信頼してみよう」とするので、主導権は自分にあるのです。
ですから、もしも信頼した通りにならなかったとしても、その責任は自分にあるので、被害者にならなくてよくなります。
まだ、信頼に足る状態ではなかったのに、信頼したのは自分ですから、もっと見る目を養えばいいだけとなりますし、信頼に足る人物に育てるのは自分の仕事となりますので、責任を誰かに押し付けなくてもよくなります。

責任を誰かに押し付けなくてもよくなるので、被害者の位置にはならないのです。

被害者の位置というのは、加害者が態度を改め、謝罪してくれないと、抜け出せないものです。
でも、たいていの場合は、「期待したのは、あなたの勝手ですよね」となり、「そんな期待を勝手にされて迷惑です」と、今度は期待した側が加害者になってしまいます。

期待というのは、依存心が元になった幻想のようなものです。
「彼ならきっと、この仕事をやり遂げてくれるに違いない」というように、本質を見極めていないことが多いのです。

そうなってくれたらいいな。
そうであってほしいな。
そんな気持ちが根底にあり、そうなるように自分以外の誰かをあてにするという依存的な発想になります。
「やってくれないと私が困る」そんな気持ちがあり、相手の力量を見極めることから逃げてしまう場合もあります。
きちんと見極めていないだけに、幻想となることが多いのです。

信頼は、依存心が元になった幻想ではなく、現状を見極め、信頼するに足る人物かどうかを見極めてから行います。
「彼は、これだけのことができるように成長した。だから次の仕事も大丈夫だ。彼を信頼しよう」こんな感じですね。
ですから、できないと困る相手をわざわざ選ばないのです。
信頼に足る人物かどうかをきちんと見極めないと、信頼はなかなかできません。

誰かに期待するのではなく、きちんと見極め、信頼できる人物を信頼していくほうが、裏切られることがなくなっていきます。
期待は裏切られるという格言がありますが、信頼は裏切られることがないのです。
そもそも裏切りというのは、相手があってのことです。
信頼は、自分で信頼するので、裏切られることがありません。
ですから、被害者も加害者も作らないのです。

また、期待されるとプレッシャーを感じる人が多いのですが、信頼されると、その信頼にこたえたいと人は思いますので、信頼した通りになる確率は上がります。
「期待しているよ!」という言葉によって、「押し付けられた」と受け取る人が多いのですが、「信頼しているよ!」と言われると、「自分の力を認めてくれているのだな」と受け取ってもらいやすくなります。

押し付けられるのは嫌なものですが、自分の力を認めてもらえるのは、嬉しいのです。
そうすると、その信頼にこたえたいと人は思うようになるのです。

期待ではなく信頼をぜひ使ってみてくださいね。
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