使えるビジネス心理学

こちらはプロカウンセラーの集団であるカウンセリングサービスが提供するビジネス心理学のブログです。
経営者・管理職・従業員など様々な立場や視点から仕事に使える心理学をご紹介いたします。


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大門昌代 講師:大門昌代


部下が相手方に、失礼な対応をしてしまった。
こちら側のミスで、相手方に迷惑をかけることになってしまった。

残念ながら失敗は、私たちが人間である以上、いくら気を付けていても起こります。ところは
起こってしまいますが、ビジネス上の失敗は、その後の関係性にも大きく影響しますし、なかったことにというわけにはいきません。
こんな時は、どのように謝罪するかが、とても大切です。

まずは、心から謝罪するということが大切なのは、皆さんもご存じのことかと思います。
ですが私たちは、「悪いことをしてしまった」と強く思うことによって、つい素直に謝罪できないときがあります。

「そうは言っても、あの人の〇〇なところも悪いのですよ」
「うちだけじゃないですよ。他にも同じようにしているところはたくさんありますよ」

これをやればやるほど、相手方の怒りに火をつけてしまいます。
収まるものも収まらなくなってしまいます。

なぜ相手方の怒りに火をつけてしまうのかというと、「私は悪くないですよ」という意味のことを言ってしまうことによって、相手方が「悪い」ということになってしまうからです。
言っている側は、「私は悪くない」ということを伝えたいだけで、「あなたが悪い」と言っているわけではないのですが、「私は悪くないですよ」という言動は、「私は悪くない=それを許さないあなたが悪い」というように伝わってしまうのです。
テレビで放送される謝罪会見などでも、素直に誠実に「申し訳ありませんでした」と謝罪する人は、見ていて気持ちいいですが、私は悪くないですよという言動の人に対しては、嫌な感じをもちますよね。

まずは、相手方に嫌な思いをさせてしまったことに対して、誠実に謝罪します。
そして、そのあとが大切です。

しつこく「本当に申し訳ありません」「どうかお許しください」のように、延々と謝罪しつづけるのもまた、相手方に悪い印象を与えてしまうのです。
なぜなら、しつこく何度も何度も謝罪される側というのは、「あなたは、こんなに簡単に許してくれる人ではないですよね」と言われているような気分になるからです。
「怒りますよね」「根に持ちますよね」「許さないですよね」と扱われたとしたら、これもまた良い気分にはなれません。

ですから、誠実に謝罪した後は、「でも、お相手が〇〇さんで良かったです。ご迷惑をおかけしたのは本当に申し訳なかったですが、〇〇さんでなかったら、命取りになるところでした」という具合に言ってみましょう。
もちろんその通りでなくても結構ですし、お相手とのお付き合いの程度により、言葉遣いは変わってくるかと思います。

これは、「〇〇さんは、私を追い詰める人ではないですよね」と相手方を扱っていることになります。
つまり「〇〇さんは、許してくれる人ですよね」ということです。
あなたは、やさしい人ですと扱われて嫌な人はいません。
許してくれない人ですよねと扱われるのは気分が悪いですけどね。

人は一緒にいて、良い気分を感じる人に好感をもちます。
反対に、嫌な気分を感じる人には、嫌悪感や敵意をもつものです。

謝罪は、できればしたくないことですが、謝罪するときでも、相手に良い気分を感じてもらうことが、とても大切なのです。
潔く誠実に謝罪し、相手を悪者にしない。
これがとても大切なのです。
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大塚亘 講師:大塚亘


私は、カウンセラーと並行して、社会保険労務士業という自営業を15年ほど行っています。企業の総務人事部門と契約して、従業員の労務管理などの相談に乗っています。

例えば、協調性のない従業員がいるのでどうしたらよいかとか、退職後の従業員から未払いの残業代を請求されたが、どうしたらよいかなど、様々な相談に乗っています。相談に対応するという意味では、カウンセラーに似ている部分があります。

ある程度の規模の会社になると、従業員の勤務時間、給与などに関する社内規則である「就業規則」というものを作成しなければならないことが、法律で定められています。そのため、私も、企業から「就業規則」の作成を依頼されることがあります。

どんなときに企業から就業規則作成の依頼が来るかというと、

「従業員とのトラブルが発生し、その対応に苦労したために、リスクヘッジの一環として就業規則を見直したい」

という場合が多いです。もうトラブルに巻き込まれるのは嫌なので、就業規則でリスクヘッジできないか、と考える経営者が結構います。

そのようなときに、私は、就業規則作成の仕事が受注できなくなるリスクを冒しつつ、経営者にこう言います。

「就業規則の作成で、トラブルが全て回避できるなんてことはありません」

もちろん、企業側に有利になるような規定を就業規則に盛り込むことは行います。しかし、だからといって、就業規則さえあれば、トラブルが一切発生しないなんていうことはあり得ないわけです。

もしそんな魔法のような就業規則があったとしたら、多分私の年収は軽く1億を超えるでしょう。100%絶対に将来にわたって従業員とのトラブルが起こらない就業規則が本当にあったとしたら、もし大企業なら、1,000万円、いや、1億円出してでも買ってくれると思います。

現実には、そんな就業規則は誰も作れません。どんなにリスクヘッジしても、リスクをゼロにすることは不可能です。


そして、この「リスクをゼロにする方法は存在しない」というのは、仕事でも人生でも、どんなことにも当てはまります。

公務員ならリスクがないかというと、もちろんそんなことはありません。民間企業よりは解雇される可能性は低いとはいえますが、クビになる可能性はゼロではありません。

社会保険労務士として企業の相談に乗るときに、企業の経営者や担当者から、しばしば、

「先生(私)の言うとおりにしたら、トラブルは絶対に起きないでしょうか?」

というように、私に「保障を求めてくる」ことがあります。しかし、絶対に大丈夫なんていうことはこの世に存在しないわけですから、答えはいつも、

「リスクをゼロにすることは出来ません」

となってしまいます。そう私が言うと、相手は不安そうな顔をするのですが、どう考えても、リスクをゼロにすることは出来ないわけです。


でも、実は一つだけ従業員とのトラブルを100%回避する方法があります。それは、

そもそも会社の経営をしない

ということです。つまり、会社の経営をしている以上、リスクをゼロにすることは出来ないわけです。

一つ具体的な事例を出したいと思います。例えば、10人くらいの会社で、社長を含め全ての従業員の仲が良く、会社と従業員とのトラブルはまずあり得ない、という状況があったとしましょう。仮にこの状態でもリスクはゼロではないですが、今の時点では、とても円満に上手く経営できているとします。

会社の経営は順調で、売り上げも利益も増えてきたとしましょう。しかし、売り上げが増えるということは、仕事量が増えるということなので、仲の良い10人だけでは仕事をこなすのが難しくなってきたとします。

そうすると、増えてきた仕事量に対応するために、従業員を新規採用するというのが有力な選択肢になるのですが、従業員とのトラブルを回避することだけを考えてしまうと、経営に必要な要員すら採用しない、ということになってしまうのです。

この会社は、新規採用はせずに、なんとか10人で頑張っていました。しかし、一人当たりの仕事量があまりにも増えてしまったため、ある社員が過労でうつ病になってしまい、長期の休業を余儀なくされてしまいました。

そうすると、ただでさえ大変なのに、1人欠けてしまったため、ついに、顧客への商品の納期を守れなくなってきてしまいました。納期を守らない会社とは取引したくありませんから、徐々に顧客が逃げ始めてしまい、ついに、この会社は倒産してしまいました。

なんだか、本末転倒だと思いませんか?

従業員とのトラブルを回避した結果、会社が倒産してしまったのです。


この話しは、例えば、世の中の全ての夫婦に当てはまります。うちの夫婦も含め、離婚や死別といった、パートナーシップがなくなってしまうというリスクは全ての夫婦にあります。

とても夫婦仲が良ければ、離婚のリスクはほぼゼロといえるかもしれません。しかし、外出する以上、交通事故で死亡してしまうリスクは、現代に生きている以上ゼロにはならないわけです。

離婚というリスクを避ける方法は、この世にたったひとつしかありません。みなさんもうお分かりだと思いますが、その方法とは、はじめから結婚しないことです。

異性に告白するとき、振られてしまうというリスクが必ずあります。仮に上手くいってお付き合いが始まったとしても、絶対に振られないようにする方法は存在しません。そのため、振られないようにするためには、告白しないとか、彼、彼女を作らないということになってしまいます。

こんなリスクヘッジ、意味がないと思いませんか?


しかし、私大塚も含め、人間はどうしても失敗したくないし傷つきたくないので、無意識のうちにリスクを取らない選択をしていることが良くあります。

しかし、そのリスクヘッジ自体が、実は、自分の仕事や人生の幅を狭め、自分を不幸にしているかもしれません。

いつでも、なんでもかんでもリスクを取りましょう、とはいいません。でも、

リスクを取らないことで、なにか自分の幸せに制限をかけていることはないだろうか

と、たまには考えてみてもいいかもしれませんね。
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大塚亘 講師:大塚亘


私大塚は、今はカウンセラーをさせていただいていますが、それと並行して、カウンセラーになる前から、社会保険労務士業という自営業を15年近く行っています。

社会保険労務士はそんなに知名度のない資格ですが、主な顧客は企業の総務人事部門で、会社と従業員との間のトラブルの相談に乗ったりしていますので、カウンセラーに似ている部分があります。

いずれにしても、カウンセラーも社会保険労務士も、人に関わる仕事で、どちらも私にとって大切な、大好きな仕事です。


さて、カウンセリングでは、仕事に関するご相談を受けることがあります。例えば、次のようなご相談があります。

・会社に行くのがしんどいです。
・職場の人間関係で悩んでいます。
・就職活動が上手くいきません。
・自分が何がやりたいのか、わかりません。
・今の仕事がつらいし、面白くありません。
・漠然と、将来のことが不安です。

上記のようなご相談が多いですが、実は、上記の悩みは全て、私大塚自身が、過去に持っていた悩みです。さらに、漠然とした将来不安は、仕事が順調で楽しい今であっても、私もいまだに持っています。

悩みというものは誰しも嫌なものであり、悩んでいる最中は、それにプラスの側面があるとは、とても思えませんよね。私自身も、もちろんそうでした。

しんどい仕事をしているときは、会社に行きたくないですし、上司と仲が悪い時も、毎日会社に行くのが辛かったです。その実際につらい最中に、カウンセラーに、「今の辛さも意味がありますよ」と言われても、ピンときませんよね。


でも、今となっては、私は、過去の仕事に関する悩みについて、「無駄なことは全くなかった」と思えるようになりました。私は、心から本当にそう思っています。言葉で説明するのはなかなか難しいのですが、上記の悩みの一つ一つについて、私なりのプラスの面を書いてみたいと思います。

・会社に行くのがしんどいです。

しんどくても頑張った自分を評価できるようになった。しんどくて逃げるように辞めてしまったこともあったが、それは、自分の身を守ることであり、自分を大事に扱うことができたともいえる。

・職場の人間関係で悩んでいます。

いつも怒っていた上司は、実は、私のことが嫌いだったのではなく、自信のない上司が自分の自信のなさを隠すために、周りにキツク当たっていただけだった。今では、仲の悪かった上司を理解でき、むしろ、上司も大変だったんだなぁ、とすら思える。

・就職活動が上手くいきません。

何社も落ち続け、悩み続けたけれども、その中で、漠然と、自分がどんな仕事をしていきたいのかが見えるようになってきた。すぐに就職できていたら、もしかしたらいつまでも自分のやりたい仕事は、見つからなかったかもしれない。

・自分が何がやりたいのか、わかりません。

私は30歳ぐらいのときにしばらく無職だったが、その働いていない期間が無かったら、一生自分のやりたいことは見つからなかったかもしれない。

・今の仕事がつらいし、面白くありません。

仕事を辞めてもいい、転職してもいい、経済状況が許すなら、しばらく仕事をしなくたっていい、これらも、自分を大事に扱うことである。また、つらいという気持ちを感じたことにより、同じような悩みを持つ人に対して、やさしく接することができるようになった。自分のやさしさが増えた。

・漠然と、将来のことが不安です。

将来不安は、私大塚も、今でも持っている。でも、以前と違うのは、「将来不安を持つことは悪いことではない、むしろ良いことだ!」と心から思えるようになったこと。将来不安が全くなかったら、本当に餓死してしまうかもしれない。将来のリスクを考えることは、むしろ必要なことだと思う。

なんとなく、分かっていただけるでしょうか。辛かったこと、苦しかったことは、当時はもちろん嫌でしたが、今となっては、どのようなことにもプラスの側面があり、本当に、ひとつも無駄なことはなかったと、心から思えるようになりました。


ひとつも無駄なことはなかったと思えるのは、確かに、今の私の仕事の状況が順調だからといえます。心に余裕がなかったら、また、悩んでいる最中は、こんな辛いことに意味があるなんて、とても思えませんよね。

では、なぜ私は数々の悩みから抜け出すことができたのでしょうか。残念ながら、私が無職だった頃は、カウンセリングサービスもありませんでしたので、カウンセリングを受けることもないまま、私は、仕事に関する悩みから抜け出てきました。

抜け出せた理由は、たった一つ、

「あきらめなかった」

ただこれだけです。


また、仕事から外れますが、私は、恋愛や結婚などのパートナーシップにおいても、たくさん悩みました。振られてしまって辛かったことは、一度や二度ではありません。

私がようやく結婚できたのは、40歳です。でも、夫婦の仲が悪くて、結婚しても全く幸せではありませんでした。2年間しかなかった私の初婚時代ですが、2年間は地獄のような日々でした。

前の妻と離婚し、さらに、今の妻と結婚しても、私はまだまだ自己嫌悪が強かったため、その私の心のクセが原因で、今の妻としばしばケンカをしてしまいました。いまでもゼロではありませんが、でも、だんだんとケンカは減っていきました。いまでは、おかげさまで夫婦仲良く、幸せに暮らしています。

さて、なぜ私は幸せなパートナーシップをつかむことができたのでしょうか。初婚のときの辛い時期にカウンセリングサービスを知り、カウンセリングも使っていましたので、カウンセラーさんにも感謝していますが、でも、私が抜け出せた理由は、たった一つ、

「あきらめなかった」

ただこれだけなんです。


とはいえ、仕事もパートナーシップも、私は、自分自身のことをこれで十分と思っているわけではありません。もっともっと成長したいと私は思っています。


どんな悩みでも、必ず抜けられると私は思います。それには、

「あきらめずに抜けるという意思の力」

が絶対に必要です。逆にいえば、これだけで抜けられると私は思っています。私は、ある程度の安心感をつかむまで、仕事については20年近く、恋愛や結婚については30年近くかかりました。

そして、今では、全てのことに意味があった、無駄なものはなかったと思えるようになりました。みなさんのなかにも、既にそう思っていらっしゃる方もいるでしょう。もし今思えていないとしても、あきらめずに抜けるという意思の力があれば、そう思える日が必ず来ると思いますよ。


読んでいただき、ありがとうございました。
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大塚亘 講師:大塚亘


私はここ数年、日本や世界の政治経済、また、日本の近現代史にとても興味があって、評論家の講演を聞いたり、書籍を読むことに夢中になっています。

戦後の日本では、学校で日本の近現代史はあまり教えてくれないので、40代半ばのおじさんである私ですが、はじめて知ることばかりで、とても楽しく、興味深く学んでいます。

歴史は、過去に起きた事実の集合体であり、本来はたった一つの事実しかないはずなのですが、面白いことに、その事実をどう意味づけるか、歴史の流れの中でどう解釈するかなどで、人により様々な異なる見方が出てきます。

たとえば、先の大戦で日本は悪いことをした、という人もいれば、先の大戦で、日本は、アジア諸国を欧米の植民地主義から救った、という人もいます。全く真逆の意見ですよね。

私は、そもそも歴史的事実を全くと言っていいほど知らなかった勉強中の身ではありますが、私も人間なので私なりの意見を持っています。そのため、どちらかといえば、私の意見に近い評論家の講義を聴くことになります。

ただ、私が好きな評論家や言論人はたくさんいるので、さまざまな話しを聞くことになりますが、その中で私が気づいたのは、

全く同じ主張をしている人は誰一人としていない

ということでした。内容は歴史で一つであるはずなのに、そして、私の意見と同じ傾向を持つ言論人の講義ばかりを私は聴いているはずなのに、それでも、誰一人として、全く同じ意見になることはなく、必ず違う部分が存在するのです。


なぜこんなことを書いたかというと、

これは、カウンセラーによって、言うことが必ずどこか違うのと同じだ!

と気づいたからです。

カウンセリングサービスのカウンセラーは、全員が、同じカウンセラー養成コースで学んでいます。全員が全く同じカリキュラムで学びます。それでも、なぜ言うことが違うのか、私はプロカウンセラーになってからも、あまり理解していなかったことが自分で分かったのです。

同じ意見の言論人が一人もいないことに気づいて、私は、なんとなく腑に落ちました。

そうか、これが「個性」というものなんだな

ということに。そうすると、全く同じ人間は、もしかしたらこの地球上に一人もいないのではないか、十人十色どころではなく、70億人70億色かもしれないと思いました。

同じカウンセラーは一人としていない、だから、必ずどこかに違いが出てくるということがようやく理解できた気がしたのです。


さて、ビジネスと何の関係があるんですか?という声が聞こえてきそうですが、ここからが本題です。

会社に勤務しているビジネスマンには、「人事異動」というものが発生することがありますよね。部署内での担当業務の変更というような軽いものから、事務職が営業部へ異動となるような職種そのものが変わってしまうもの、また、転勤を伴うものなど、さまざまですよね。

新規事業の立ち上げをすることになって、今まで社内では、その業務を誰も経験したことがない、という場合もあるでしょうが、人事異動の多くは、担当業務の変更であっても、転勤を伴う場合であっても、

前任者から引き継ぐ

ということになると思います。

さてここで考えてほしいのですが、もし70億人70億色だとしたら、前任者とそれを引き継いだ自分は、必ず違う個性を持つことになります。

もちろん、前任者から仕事を引き継ぐ場合には、前任者がしていた仕事のやりかたを教えてもらうでしょう。そして、しばらくは、その前任者のやり方と全く同じように仕事をするかもしれません。

しかし、しばらくして仕事に慣れてくると、必ずといっていいほど、前任者とはやり方が異なってくるはずなのです。前任者の効率の悪さに気づき、やり方を変えるかもしれませんし、仕事の効率や結果は同じであっても、自分がやりやすいように手順や方法を変えたりするかもしれません。

もちろん、明らかな単純作業で、誰がやっても効率もやり方も同じ、という場合もあるかもしれません。しかし、ある程度自分の判断が求められる仕事であるなら、前任者と全く同じになることはないはずです。なぜなら、70億人70億色だからです。

私がみなさんにお伝えしたいのは、70億人70億色だから必ず異なってくるはずなのに、

自分の個性を殺し、前任者通りにしようとする

という落とし穴がありますよ、ということなのです。個性はみな違うのですから、やり方も異なるはずなのですが、もし前任者と全く同じことをするのが良いと「思い込み」、前任者のコピーのように仕事をしたとしたら、

まず間違いなく、仕事の効率は低下しています

なぜなら、前任者は、前任者の「個性」に合った仕事のやり方をしている可能性が高いので、前任者とは違う自分が、前任者のコピーのように仕事をしたとしたら、まず間違いなく自分に合っていないからです。合っていないやり方で上手くいくはずはないと思いませんか?


私の経験をひとつお伝えしたいと思います。社内の人事異動ではありませんが、似たような構図です。

私は、カウンセラーと並行して、社会保険労務士業という自営業を15年ほど行っています。自営業ですからゼロから自分で営業するのですが、同業の先輩がいますので、初めは、先輩方の営業方法をまねて、頑張って営業します。

しかし、私もそうでしたが、ある程度伸びてくると、営業方法や、そもそもの自分の売りたい商品について、先輩方とはだんだんと異なってくるのです。そして、そのような「個性」が出ている自営業者は、みな、ある程度以上の成功をつかんでいます。

逆に言うと、先輩と同じようにすることが正しいと「思い込み」、自分の個性を殺して、先輩のコピーのように営業する人もいます。そうすると、興味深いことに、なかなか事業が軌道に乗らないのです。

実際に、私の後輩で、個性を出していないので伸び悩んでいたり、そもそも上手くいかなくて廃業してしまった人もたくさんいるのです。


私の想像ですが、深層心理で自分に自信がないと、先輩のコピーのようになってしまう気がします。しかし、私だって、自信はありませんでしたが、個性は勝手に出てきてしまったのです。

個性を出した方が、仕事はやりやすいし、効率も良くなるでしょう。みなさんは自分らしく働いていらっしゃいますか?

自信はなくてもかまいませんから、ぜひ、自分自身の個性を仕事で発揮してくださいね。
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大塚亘 講師:大塚亘


我々人間は、親からのしつけや、学校での教育などで様々なことを学びます。また、友達や異性関係などで人間関係というものを学び、社会人になってからは、会社の上司や先輩、取引先の方などと接することによって、やはり様々な経験を積んでいきます。

一方で、これはビジネスに限ったことではなく、人間関係などでも同じなのですが、成長していく過程において、100%問題なくスムーズに全て上手くいくということはあり得ないので、我々は多かれ少なかれ、どこかで必ず失敗し、傷つく経験をします。

そして、人間ですから失敗したくないし傷つきたくないので、「これはこうしたほうが上手くいく」とか、逆に「これはこうしないほうがいい」などの、

「自分のやり方」

というものを確立していきます。これは、自分自身に合った働き方や、生き方を探るということでもありますので、決して悪いことではありません。

仮に、世の中のビジネスマンが、100%全員あなたと同じ性格で同じ能力だとしたら、「自分のやり方」も同じになり、職場や取引先との問題やトラブルは、ほとんどなくなってしまうでしょう。

例えば、営業マンが、見込み客である企業に対して、自社の商品のプレゼンテーションをしたとしましょう。100%同じ性格で同じ能力なのですから、誰もが同じようなプレゼンテーションを行いますので、少なくとも引け目を感じることはなくなります。

もちろん、みなさんお分かりの通り、現実にはそんなことはあり得ないですよね。「十人十色」という言葉があるように、我々人間は、それぞれ様々な個性を持ち、誰一人として同じ人はいないと言っても過言ではないでしょう。

ここでまず気が付いていただきたいのは、人間の個性がさまざまである以上、それぞれ個々の人間がそれぞれに持っている「自分のやり方」は、多かれ少なかれ異なっている、ということです。

そして、ビジネスシーンでも人間関係でも、「自分のやり方」と「自分のやり方」がぶつかったときに、上手くいかなくなることがあります。


次に、似たような構図なのですが、少し違うポイントをお伝えしたいと思います。先ほど、我々は傷つきながら、「自分のやり方」を確立していく、と書きました。傷つくことは嫌なことですが、傷つくという自分自身の体験に基づいているため、そこから生まれた「自分のやり方」が役立つものであることは間違いないでしょう。

しかし、傷つかないと自分自身の心に残らないので、逆に、

「教育や、新聞、テレビなどのマスコミ、インターネットなどで触れた情報を、そのまま真実だと思い込んでしまう」

ということがあり、これが問題を生んでしまうこともあると私は思っています。こちらのほうが、自分自身が傷ついたという経験を経ているわけではないので、その「思い込み」を「思い込みであった」と気づくことが難しい場合があるのです。


私大塚の体験談で再度説明したく思います。「自分のやり方」については、私は過去にたくさん傷ついてきましたので、ある意味究極的なところまで行きついてしまい、

「自分のことは全部自分で行い、自分自身で全ての責任を取らなければならない」

というところまできてしまいました。我々人間が作る「自分のやり方」は、自分自身だけに当てはめるのであればそんなに問題は起きないのですが、例えば、「人間は甘えてはならない」という「自分のやり方」を持っている人が甘えている人を見ると、

「甘えてるんじゃないよ!」

と怒りを覚えてしまうように、「自分のやり方」から外れた人を非難したり、否定したくなってしまうので、問題が起きてしまうのです。


私は、たった5年くらい前まで、「自分のことは全部自分で全て行い、全責任を持たなければならない」という、カウンセリングを受けて、カウンセラーを頼る、といった、「人に助けを求める」という感覚とは完全に対極のところにいた人間だったのです。しかし、当時の結婚生活が問題だらけだったので、私はついに、カウンセラーを頼るという、「自分のやり方」を見直しました。

その結果、再婚して幸せになり、なぜかカウンセラーになっていましたが、さらに私の世界は広がっていきました。

私は、自分自身を否定するわけではありませんが(というかむしろ、頑張ってきた自分自身を今は高く評価しています)、心理学やカウンセリングを学び、さらにカウンセラーとして経験を積み重ねていくうちにつくづく思ったことは、

「我々人間は、極端に狭い世界に生きていて、ほとんど何も知らないと言っても過言ではないんだなぁ」

ということでした。もちろん、私も、今でも、「ほとんど何も知らない人」のうちの一人です。

例えば、我々人間は、父親はたいてい一人で、母親もたいてい一人で、家族の中で成長することがほとんどですが、要するに、たった一つの家族しか知らない場合が多いわけです。そうすると、例えば、両親である夫婦の仲が悪いと、たったそれだけで「結婚生活は苦しいもの」という思い込みができてしまったりします。

そして、実は、これは、ビジネスでも同じなのです。私はカウンセラーと並行して企業の労務関係の相談に乗る社会保険労務士という仕事を以前から行っていますが、そうすると、企業内の社員では分からない、企業と企業の様々な違いが分かるのです。それは、あたかも、家族ごとに環境がかなり異なるのに、そこで育った人間は、それがあたりまえの家族の姿だと「誤解」してしまうのと同じなのです。

そして、この、

「傷ついた経験を経ていない、当たり前のように常識と思っていること」

を見直すのは、とても難しいことだと思います。なにしろ、今まで問題と認識したことが一度もないのに、それを見直せ!と言われているようなものだからです。


もちろん、今なにも問題が起きていないのに、何かを変える必要はないでしょう。しかし、ビジネスでも人間関係でも、なにか問題にぶつかったときは、ぜひ勇気を出して、

「自分自身を疑ってみてください」

「自分自身の思い込みに気づく」ことが、問題解決や成長のカギになるかもしれませんよ。
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大谷常緑 講師:大谷常緑


今日は、少し変わった話題を提供したいと思います。
それは、心の同期現象です。
心の同期現象とは、人と人の間に同じような感情や同じような感覚が作られるというものです。
例えば、誰かが怖れを感じると、その怖れが誰かに伝搬し、その人も怖れを感じるようになります。
例えば、野良犬が人間を見て怖れを感じ「ぐぅぅぅ~」と目の前で唸っていたとします。
そうするとその犬を見ている私たちも犬に怖れを感じます。
誰かが悲しくて泣いていると、その悲しみが誰かに伝搬し、伝搬した人も悲しくなってきて泣いてしまいます。
もらい泣きという現象ですね。
誰かが怒ってプンプンしていると、その怒りが誰かに伝搬し、伝搬した人も何故か怒りが湧いてきます。
このように、心は伝搬(同期)するのです。

この同期現象は、心のみではなく、どうやら生物としての仕組みそのものの様です。
例えば、蛍は1匹が光りはじめると他の蛍も光りはじめ、だんだんその数が増えていくと、いつの間にかその明滅が一致してきます。
カエルが1匹啼きはじめ、だんだんその数が増えていくと、いつの間にか啼く、止まるの間隔が一致して、何か大合唱でもしているかのようになっていきます。
こうして、私たち生物は不思議な同期の世界にいるのです。

さて、仕事でも仕事以外でも、複数の人間が集まってグループになると、グループマインド(集団意識)が形成されます。
グループマインドとは、個々の意識や無意識が集まって、そらが相互干渉して作られたグループ全体の意識や無意識です。集団の心の同期現象ですね。
少し話は飛びますが、私たちの中にも様々な意識や無意識があり、それらが相互干渉して私の意識や無意識を作っています。そう考えると、私たちの心もある意味、グループマインドなのですね。

さて、このグループマインドがどのようなものになるかは、そのグループを構成するメンバーの意識や無意識がどのようなものであるか、どのように相互干渉しているのか、どのように同期しているのかによります。
そのグループがグループの目的に向かって本来の力、あるいはそれ以上の力を発揮する為には、そのグループのメンバーに最もマインドの影響を及ぼす人間(時にリーダーであることもありますし、サブリーダーやグループの構成員であることもあります)のマインドが重要になっていきます。
グループのメンバーは、そのマインドに、同期するのです。
例えば、もしマインドリーダーが怒っているとしたら、そのグループ全体にも怒りが渦巻きます。

もし、グループのリーダーがマインドのリーダーも兼ねているとしたら、その人は、自分の心を整える事でグループのマインドは望ましい方向に進んでいきます。
もし、グループのマインドリーダーがリーダーと別の人間であれば、リーダーはマインドリーダーをフォローして望ましい方向に向かわせる必要があるでしょう。
グループのマインドリーダーを見極めて対応する事も、リーダーの役割ではないかと思います。
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大塚亘 講師:大塚亘


私たちカウンセラーは、ご相談下さるクライアントさんの長所や価値を見るように、育成過程で訓練しています。そのため、カウンセラーは、初めてご相談下さったクライアントさんであっても、すぐに長所や価値をお伝えすることがあります。

「カウンセラーだから、そんなにほめるんですよね」と言われることもありますが、少なくとも私は、いままでに一回も「ウソ」をついたことがありません。それは、「ウソ」をつく必要がないからなんですね。

どういうことかといいますと、クライアントさんは、100%の確率で、必ず様々な長所や価値をお持ちだからです。もし、ほめた言葉がウソだったとしたら、心理的には、ウソをついた、という罪悪感が残るでしょう。しかし、ウソをつく必要がないため、本音だけを言えばいいので、たくさんカウンセリングが出来るのです。

とはいっても、カウンセリングではない一般の人間関係では、相手をほめる、というのはあまりしませんよね。女性は、友達同士などでほめることもあると思いますが、男性はなかなかほめるということはしないと思います。

私自身も、カウンセリングを学ぶ前までは、相手をほめるということはほとんどなかったと思います。また、ほめられたという経験も、あまりなかった気がします。

特に、ビジネスシーンでは、ほめる、ほめられるというのは、そうそうあるものではないと思います。なにかをしてもらって「ありがとう」と言う、つまり感謝する、されるというのは良くあると思いますが、ほめることはあまりしないと思います。


さて、私大塚は、カウンセラーと並行して自営業もしています。自営業はもう15年ほどしていますのでカウンセラーより経験が長いですが、カウンセリングを学んでからは、私は、自営業での顧客との接し方を少しだけ変えてみたのです。

なにを変えたかといいますと、そうです、「相手をほめる」ということを、自分の発言の中に取り入れてみたのです。

もちろん、カウンセラーとしてクライアントさんをほめるように、初めて会った人をいきなりほめるとか、同時にいくつもほめるとかはしません。仮にウソではなかったとしても、相手はほめられることに慣れていない可能性が高いわけですから、あまりにやりすぎると不自然になってしまいますよね。

私は、ほめてもいいタイミングが来たら、「意識して」、相手を少しだけほめるようにしています。しかし、ほめる、ほめられる、ということがほとんどないビジネスシーンでは、私が少し相手をほめると、ものすごく相手の心に響くのです。


日本人は謙虚なので、私がほめても、「いやいや、私はたいしたことないですよ」という感じで、私のほめ言葉を否定する方もいます。しかし、ほめられてうれしくない方はまずいないと思います。

もちろん、私のほめ言葉を、うれしそうに「ありがとうございます」と受け取って下さる方もいます。いずれにしても、ほめるという状況に慣れていないせいか、その場の打ち合わせの雰囲気が変わるのです。

例えば、私と、企業の課長さんと、その部下の3人で打ち合わせをしていたとします。そして、打ち合わせの中で、私が部下をほめたとします。そうすると、部下の方だけではなく、課長さんも笑顔になったりすることがあるのです。

ほめただけで仕事が取れた、というような、わかりやすい効果が出るわけではありませんが、顧客との良好な関係を作っていくにはとても有効で、間接的には営業成績にも結び付いている気がします。


さて、それでは、「ほめ上手」になるにはどうしたらいいのでしょうか。上述の通り、いつでも、なんでもかんでもほめればいいわけではなく、やり方を間違えると、かえって不自然になってしまうこともあります。どうしたら、自然にほめることができるようになるのでしょうか。

私のように心理学やカウンセリングを学ぶという方法もありますが、時間もお金もかかってしまいますよね。

ものごとは何でも、普段練習していないのに、本番でいきなりできるものではありませんよね。ですから、ほめ上手になるには、普段から「ほめるクセ」を付けておけばよいわけです。しかし、相手を不自然にほめることもできない。

どうしたらいいでしょうか。私のお勧めは、

「まず、自分自身をほめてみる」

ということです。自分自身ですから、どんなにほめても、どんなに不自然でも、悪影響が出ることはありませんよね。

どんなことでもいいです。ささいなことでもいいです。まずは、自分自身をほめてみてほしいのです。

例えば、「今日も会社に間に合うようにしっかりと起きれた。私は偉い」、とか、「今週も私は休まず会社に行けた。私は偉い」という感じの、あたりまえのようなことでもいいのです。

慣れてきたら、彼、彼女や夫婦間など、理解ある相手をほめてみてもいいでしょう。そして、相手からもほめてもらってください。だんだんと、自然にほめ上手になっていくと思いますよ。
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大谷常緑 講師:大谷常緑


セールスマンは、自分が扱っている商品をいかに買ってもらうかに腐心します。
「当社の製品は他社の製品と違って、ここが凄いんですよ」とか、「破格の価格で出しますから」など、自社の製品や販売条件をアピールして何とか買ってもらおうとするのが通例ですね。
もちろん、このような説明も必要な事です。
しかしながら、相手の心を少し開いてもらってから核心の話に入るのと、そうでないのとでは、その成果に雲泥の差が生じます。
これは、何もセールスに限った話ではなく、相手に何か協力をしてもらいたい時や、相手から何かを聞き出さなければならない時など、人との関係性がある時に成果を挙げる有効な方法なのです。

さて、私たちが誰かに心を開く時とは、どんな状態のときでしょうか。
相手に自分に対する興味を持ってもらっていると感じる時、相手に自分に対する好感を持ってもらっていると感じる時、相手が自分の事をわかってくれていると感じる時など、私たちは人に心を開きます。
逆に言えば、相手が、このように感じてくれれば、心を開きやすくなるのですね。

では、私たちはどのような時に、自分に興味を持ってもらっているとか、好感を持ってもらっているとか、分かってくれていると感じるでしょうか。ちょっとご自身の経験を振り返ってみてください。

それは、自分の話を聞いてくれたり、話の内容を肯定してくれたり、質問をしてくれたりという時ではないでしょうか。
話しの内容の肯定や質問は、また、私たちの話しやすさや話の続けやすさを作り出しますね。
これは、話をうまく聞くテクニックでもあるのです。

「あの人と話していると話が楽しい」という感想の統計を取ってみると、実は相手が話しているのではなくて、自分が話をしている時間が長い場合がとても多いのです。
そういう意味では、会話上手は聞き上手なのですね。

ところで、会話が苦手という方も世の中には沢山いらっしゃる様です。
カウンセリングをしていても、そのような話をよくお伺いします。
どうやら、会話は、相手とのキャッチボールでなければならないとか、自分が積極的に話をしなければならないと思っておられる様です。
しかし、実際の会話を観察してみて欲しいのですが、会話は必ずしもキャッチボールではないのです。
何かの関連はあるものの、各自が思い思いの事を話していて、それがどんどん流れていっている場合が非常に多くあります。
例えば、
「あのスーパーで、安い野菜売ってたわよ」
「安いと言えば、昔あそこのスーパー安かったけど、最近高くなってない?」
なんて調子です。
また、自ら積極的に話題を持って話さなければならない事もないのです。

会話上手は聞き上手、そしてそれが、相手に心を開かせて、様々なシーンで成果を上げる方法なのです。
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大塚亘 講師:大塚亘


私大塚は、過去に10年ほど会社勤めをしました。転職や人事異動で数々の上司と接してきましたが、その中には信頼できて面倒見のいい上司もいましたが、コロコロと方針が変わって部下を振り回す上司とか、威圧的で感じの悪い上司もいました。

これは職場の人間関係に限ったことではなく、恋愛や結婚、友人関係など、あらゆる人間関係にあてはまることですが、基本的に、

「相手を変えることはできません」

自分ですら変わることはかなり難しいのに、まして、相手をこちらから変えるということは基本的には出来ないと私は思っています。

過去の私の経験では、問題上司に当たってしまったときは、結果的には私は転職をしたり、脱サラしたりしました。相手を変えることができないので、自分が変わるしかないという意味では、理にかなった方法であったかもしれません。

問題上司の対処法として、転職や独立するというのは、選択肢の一つではあると思います。

ただ、実際問題としては、簡単に転職や独立をするわけにはいかない場合も多いと思います。転職や独立が成功するとは限りませんし、今それなりの収入があるのであれば、転職や独立というリスクを負いたくない場合もありますよね。

そうすると、永遠とはいいませんが、ある程度の期間、その問題上司と付き合っていかなければならないことになります。


例えば、仲のいい同僚や後輩、信頼できる別の部署の先輩と飲みに行って、居酒屋でグチを聞いてもらうというのも一つの方法でしょう。夜の居酒屋でよくみられる光景ですが、心理学的にも、ストレスをひとりで抱え込まずに、誰かに聞いてもらうというのは、とても理にかなった方法です。

心理学では「カタルシス効果」というのですが、根本の問題が解決していなくても、誰かに話しを聞いてもらってストレスを発散することにより、心がスッキリしたり、落ち着いたりすることがあります。

みなさんも、辛かったり悲しかったり、悔しかったりしたときに、誰かに聞いてもらって少しは落ち着いた、少しスッキリしたという経験をされたことはないでしょうか。あれがまさに「カタルシス効果」であり、とても理にかなった方法です。

もちろん、カウンセラーにたくさん話しを聞いてもらうという方法でも「カタルシス効果」が得られます。


さて、それではもっと深く心理学を使って、問題上司への対処法を考えてみましょう。

みなさんの上司が、とても威圧的で、上から目線で、ダメ出しをする嫌味な上司だったとしましょう。普通は、単純に、「嫌な上司だなぁ」と思うだけかもしれません。しかし、ここでは、それにとどまらずに、次のような視点を持ってみてください。

「なんで、この上司は、こんなに上から目線なのだろう」

こんなふうに、少し客観的に考えてみましょう。

冷静に考えたら、「上から目線の言動」をされたら、相手は嫌がりますよね。この上司だって、他の人から「上から目線の言動」をされたら嫌な気分になるはずです。しかし、それでもこの上司は、「上から目線の言動」をしてしまうのです。

では、「上から目線の言動」をする目的はなんでしょうか。実は、なんと、その上司は、

「部下から嫌われたい」

と思っているということになります。もちろん、頭で意識して「嫌われたい」と思っているわけではありません。上司は、自然と「上から目線の言動」をしているはずです。

もしその通りだとしたら、その上司が本当にダメだと思っているのは誰でしょうか。「嫌われたい」という無意識の願いがかなって、部下から嫌われているとしたら、上司が本当に嫌っているのは誰でしょうか。

もうお分かりですね。そうです、上から目線の言動をしてしまう上司は、実は、自分のことが嫌いで、自分を否定しているのです。

しかし、上司ですから、「私は自信がありません」という感じの、卑屈な態度を取ることができません。そして、そのために

「ダメ出しをして部下を心理的に落とす」

ことによって、自分が心理的に上に立つということをしないと、心を保てないのです。そんなことをしなければならないくらい、上司は自分のことが嫌いなのです。そう考えると、確かにムカつく上司だけれども、ちょっと可愛そうな感じもしますよね。


このような構図は、仕事での人間関係に限ったことではありません。例えば、自分の妻に対してダメ出しばかりしている夫は、実は、心の奥底では、夫が自分自身を嫌い、自己否定しているのです。

そうすると、対処方法としては、相手に自信を持ってもらうというのがひとつの選択肢となります。上記の例でいえば、上から目線の言動をする上司や、ダメ出しをする夫に自信を持ってもらうということになります。

そして、自信をつけてあげる方法として有力なのは、「ほめる」、「感謝する」になります。なんと、あの嫌なムカつく上司を「ほめる」こと、上司に「感謝」することが対処方法なのです。みなさんが想像もしない対処方法だったかもしれませんね。

でも、意外と効果がある方法だと思います。上司は本当は自分自身にダメ出しをしているのです。そんな心理状況のときに、

「この前の顧客へのプレゼンの時は、部長にとても助けていただきました。本当にありがとうございました。」

と言ったとしたら、意外と心に響くと思いませんか。

そして、せっかく感謝してくれた相手に恩を仇で返すようにダメだしするというのは、心理的にはなかなかできにくいと思いませんか?

もちろん、不自然にほめたり感謝するのは逆効果になることもあります。ですから自然と「ほめる」、「感謝する」ことができるようなタイミンクが来たら、そのときだけでいいですからぜひ実行してみてください。上司とみなさんの関係が改善するかもしれませんよ。
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大門昌代 講師:大門昌代


とある実験をした人がいる。
囚人の制服を着せたグループと、看守の制服を着せたグループに実験参加者達をわけて、実際の刑務所で実験をしたのです。
もちろん、囚人役も看守役も、本物の囚人でも看守でもない一般の人達です。
その結果、最後は実験を中止しなくてはならないぐらいに、看守役が囚人役に暴力をふるうようになったそうです。

何とも恐ろしい実験ですね。
でも、この実験でもわかるように、看守でも何でもない人が、看守の制服を着て、看守として扱われることで、看守のように振る舞い、囚人でも何でもない人が、囚人の制服を着て、囚人として扱われることで、囚人のような振る舞いになっていくのです。

これって、ビジネスでも応用可能だど思いませんか?

相手をどう扱い、自分がどう振る舞うかで、状況を変えていくことができるのです。

ちょっと頼りない上司がいたとしましょう。
役職は、課長。
『万年課長』なんて呼ばれたりして、自分でも、定年退職するまで、クビにさえならなければいいやと思い、ひっそりと会社で生きています。
こういう人を上司に持つと、部下としては、頼りなさにイライラし、つい『それでも課長ですか』という態度をとりたくなってしまう。
呼び方も、『課長』ではなく、『△△さん』と役職をつけずに呼んでいる人もいるかもしれませんね。
そうすると、その課長は、ますます頼りなくなります。
なにせ、『課長』ではなく、『△△さん』として扱われているので、『△△さん』としてふるまうからです。

もちろん、親しみを込めて役職をつけずに『△△さん』と呼んでいることもあるでしょう。
そうすることで、上司と部下ではなく、友人のような仲の良さは生まれるかもしれません。
でも、それではこの頼りない課長は、ずっと頼りないままです。

もちろん、『あなたそれでも課長ですかっ!もっとしっかりして下さい!』『××先輩の方が、よっぽと頼りがいがありますよ!』などと、言ったとしても、ますます頼りなくなってしまうだけです。

人は、扱われたようになるのです。
しっかりしろと部下に怒られるぐらいに頼りない人として扱い、××先輩よりも、頼りがいがない人として扱うことになってしまいます。
ですから、そのような人でい続けることになるのです。

もし、『△△さん』と名前で呼んでいるのなら、きちんと『△△課長』と、呼び方を変えてみましょう。
課長として扱うのです。
課長として、自分の上司として扱うのです。
尊敬できないかもしれませんが、尊敬できる部分を探しましょう。
探せば、一つや二つぐらいは、尊敬できる部分が出てきます。

もちろん、上司が部下を扱うときも同じです。
『きみは、本当にダメなやつだ!』なんて叱ったとしたら、その部下のことを、本当にダメな人間として、扱うことになります。
そうすると、その部下はダメな人間としてふるまい続けるのです。

『きみ』と名前を呼ばれずに、名前のない人として扱われることで、影が薄くなっていくかもしれませんん。
『○○くん』と、きちんと名前を呼ばれることで、上司に名前を覚えてもらえ、一人前の人間として扱ってもらえることになりますから、振る舞いがそのように変わってきます。

他にも、私はときどき、宿泊するにはちょっとお値段が高いので泊まれないけど、雰囲気を味わいたくて高級ホテルでお茶を飲むことがあります。
そうすると、高級感溢れる家具や、サービスに、自分の行動がいつもと変化していることに気付きます。

とても大切なお客様として、お店の方が私のことを扱ってくれるので、いつもよりも歩き方や振る舞いがお上品になるのです。
大切なお客様として扱われるのは、とても気分が良いものです。
そう扱われると、大切に扱われるにふさわしい人の振る舞いに、勝手に変化しているのです。
そんな自分に、ときどきクスッと笑ってしまいます。

高級ホテルでは、お客様をとても大切に扱いますので、そこに来る客も、大切に扱われるにふさわしい品のある振る舞いになるのです。

席についたお客様に、水の入ったコップを、バンッ!と置くようなお店は、お客様を大切に扱っていないことになります。
そうすると、大切に扱われていない客は、大切に、扱われなくて当然のような振る舞いになるのです。
つまり、客側も、言葉や態度が荒くなるのです。

みなさんは、自分の周りの人達を、どのような人として扱っているでしょうか?
そして、自分はどのような人として振る舞っているでしょうか?
一度、チェックしてみるといいかもしれませんね。
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