この記事は一昨日から書き続けていて、やっと今upした訳ですが、
まだまだ、目の前で見守ったN杯のフリーの映像が脳裏には貼り付いたまま。
ニュースの録画&編集にも追われ、
当日の録画も、昨日やっと見たばかりです。
(いったい、放送日から何日経っているんだ?
その感覚がもう、全然無かったことにも愕然としつつ・・・)
私の席からはキスクラが全く見えないこともあり、
初めて知ったこともあれば、
映っていなかったけど、しっかり見届けたこともあります。
それはおいおい書き綴っていくことにして、
月初に出た2冊については、気になさってる方も多いと思うので、
私の雑感を書き記しておきますね。
まず『NHK杯国際フィギュアスケート競技大会 公式メモリアルブック』について。
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¥ 3,456 という高額な書籍であること、また、
編集者がツイッターなどで、過去に偏った発言を繰返していたことからも、
結弦くんのファンの皆さま方の中には、
買おうかどうしようかと、迷っている方は多いと思います。
また、買うことで、
NHKさんなり、出版業界なりの結弦くんに対する評価が上がるのなら買おうと思ってる方も少なからずいらっしゃると思います。
そういった方々の不安や迷いにお応えできる記事にしようと、頑張って書いていきますね。
とにかく膨大なボリュームのデータブックです。もちろん、まだ完読した訳ではありません。
でも、結弦くんの写真、発言(豊の部屋の書き起こし!!!!)、関係者コラムの中で結弦くんに言及されている部分は見つけ出して目を通したつもりです。
関係者コラムの中で言及していたのは、
お花やさん(選手ごとに、イメージするカラーで花を準備する)、
実況の鳥海アナ(N杯デビュー時の印象「今までにはいなかったタイプの選手」)だけかな?
運営側の風谷氏(NHKプロモーション)の発言*でも言及されるかなあと期待しましたが。
かすりもしませんでしたね。
*風谷氏の発言
「最近の選手で言えば高橋大輔君など、たくさんの選手と接してきましたが、いつ会ってもみんな礼儀正しいし、スター気取りなんてところはぜんぜんない。やはりアスリートだからでしょうね」
こうやって見た印象からのざっくり感想を一言でまとめるならば、
「NHK杯の華麗なる遺産の総括本」といったところでしょうか。
いみじくも「1979年から2014年までの全記録を(中略)報道写真でたどる」とある通り、
2014年までを一つの物語としてまとめあげ、その後にも続くはずの「未来」についての予測や期待を表明しないというか、まあ、「知らんがな」的な態度をキメ込んでいるようにも思われます。(超・独断)
2015年の結弦くんが、新世紀の扉を開け放つことを予測していたかのように。
だからこそ、結弦くん以前の世界観が破綻しないようにまとめ上げたのではないかと感じました。
(「最近の選手でいえば」と断ってから話し始めた関係者コメントで言及された選手が、既に引退した選手だったという点は、まさに、その象徴と思われます。)
コメントの選び方だけでなく、画像の選び方からも、
そんな穿った目でナナメ下から見上げてみたくなるような紙面が展開されています。
2015年に出版するのなら、
2015年に最も注目度の高い選手の過去演技の写真には、
魅力的なものを選ぼうと気合いれるのが、フツウの感性じゃないですか?
最も注目度の高い選手のファンが大勢買うだろうから、その購入者に喜んでもらったら、
この本の評判も高まるし、売り上げも伸びる・・・。
フツウは、そう考えるよね?!
でも、そういう考え方は、全く存在してないみたい。
おっとっと、私とは画像に対する感性の違う方がいらっしゃって、
「このブログでは、根拠なく自分の感性だけを振り回して営業妨害してる!」って誤解されては不本意なので、ちょっと写真をご紹介します。
(いずれの写真に対して、当記事の主旨が伝わる範囲でモザイクをかけております。営業妨害にならないように配慮したつもりです。
「お目当ての選手の画像がGETできたから、メモリアルブックを買わなくて済んじゃった(^O^)」という使われ方をしないようにと。
モザイクのかけかたに対して義憤を感じられた方は、どうぞご遠慮なくメッセージでご指摘下さい。善処いたします。)
まず、第一章から。
選手ごとの写真館。このメモリアルブックの花形ページ。
トップバッターは真央ちゃん。全部で8ページ。
全部のページを載せるのはアレなので、頭の4ページをご紹介。
次は結弦くん。6ページ。
次が大ちゃん、8ページ。
真央ちゃん、大ちゃんが8ページなのに、その間に挟んだ結弦くんが6ページというのは何故?と、そのアンバランスさが不思議でした。
真央ちゃん大ちゃんは、小さい画像まで全て、印象的なポーズ、表情も生き生きした写真が集められていて、さすがNHK渾身のメモリアルブックと唸らせられましたが、
結弦くんのページを見ると、なんか、こう、今ひとつ印象的な写真がない・・・・。
NHK杯って、私たちファンにとっては、お宝画像の山というか、
萌え写真やら燃え写真やら、沢山あったと思うんだけど・・・?!
例えばnewscomで検索ワードとして「hanyu 2012 NHK」を入れて探してみただけでも、こんな感じの生き生きした写真が出てきます。
ううむむむ。
こんな風なワクワクするような写真は世の中に存在していて、しかも、私みたいな素人でも簡単に見つけられるのに、なんで載せないの?
まあ、好みの問題、感性が違うのだと言われればそれまでだけど。
その後に、みどりさん、しーさま、武史先生が続き、(2ページずつ)、
引退した諸先輩方が1ページ、2ページずつ、と続き、
プロとして活躍中の美姫ちゃん、あっこちゃん、織田くんが2ページずつ、
そして小塚くん2ページ、佳奈子ちゃん、無良くん、知子ちゃん、樹くん、ダイスが1ページずつ、その後、ペア、歴代シングル、ダンスと続きます。
第2章は、開催回ごとのアルバム。
結弦くん初優勝の2012年。
結弦くんが出なかった2013年。
ダイス初優勝、結弦くんが苦しい4位でGPF出場を掴み取った2014年。
なんていうか、男子は大ちゃん以外、躍動感溢れる華やかな写真を選ぼうという気持ちが伝わってこないんだなあ・・・。
なんかこう、見れば見るほどガッカリ感が増すというか・・・。
ううむ。
まあね、1970年代、1980年代の写真なんて、そもそも今、滅多に見ることが無いわけなので、そういった時代からまとめあげてるというだけで価値はあるんだろうと思いますよ。
でも1985年のブライアン・オーサーの写真とか、もうちょっとマシなのはなかったのかって頭捻りましたよ・・。せめて、顔がこっち向いてるもの、または、もうちょっと演技らしいポーズの写真は無かったの?なんか怨みでもあるのかしら?って不思議になるレベル。
そういう訳なので、
結弦くんのファンの方を楽しませよう、喜ばせようという気持ちは、全く感じられない写真構成だと感じています。
女子のファンと、2012年までの男子のファンの方に喜んでもらうことしか狙ってないんだな、と。
つまりは、「結弦くんファンには買ってもらわなくて結構」という編集方針なんだなあと。
そう思い至ったら、
それはそれで、潔い決断なんだろうし、
世の中には、そういう本があったって、いいんじゃないかなって思います。
2013年以降の花形選手についてのムック本なんて、それこそ世の中に溢れている訳ですからね、
わざわざNHKサマまで追随する必要もないってことで。
なんたって、
タイトルは「メモリアルブック」なんだもの。
未来を向いた本ではなく、
過去を懐かしむ本。
きっとまた、30年後くらいに出版してくれるでしょう、メモリアルブック第二弾。
そのとき私が生きているかどうかわかりませんが、
そこでレジェンドとして盛大に語られる選手は誰なのか。
想像するだけでワクワクしますね。
はあ・・・・かなり疲れました。
こういう記事を書くのは、苦手です。
さて、いろいろと揺さぶりをかけてきて大変な状態になっている『家庭画報』ですが、
別建てで記事を書きますので少々お待ち下さいね。
とはいえ、
あんまり引っ張るのも落ち着かないので、結論だけ先に書いてしまいます。
家庭画報は、2冊とも"買い"です、悔しいけど。
理由はまた、のちほど。
◆家庭画報 2016年 01 月号 女優表紙限定版 (家庭画報2016年1月号臨時増刊)– 2015/12/1
amazon1,300円
◆家庭画報 2016年 01 月号 – 2015/12/1
amazon¥ 1,400
なお、この2冊は、付録以外の誌面(中身)は同じで、ポスターは綴じ込みです。
●お花表紙(通常版)特別定価1400円
〈特別3大付録付き〉
1:ショパン名曲CD 全15曲
2:羽生結弦 特別両面ポスター
3:宮内庁御用達「箸勝本店」謹製吉野桧福箸5膳セット
●女優表紙限定版 定価1300円
〈特別付録〉
・羽生結弦 特別両面ポスター〈お花表紙(通常版)とは別バージョン〉
http://www.kateigaho.com/sp/information/information/20151030_879_1.html
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(お写真はnewscomさんからお借りしました。2012年NHK杯FS演技。)
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