「鍼(ハリ)治療」ってどのようなものか?
どんなイメージを持たれていらっしゃるのでしょうか?

経験のある方はご存じとは思いますがどんなものかご説明いたします。

これにより少しでも多くの方が悩みから解放されるきっかけになれば嬉しいです。

 

これが鍼です。
一番上に縫い針を置いてみました。比べてください!すっごく細いでしょう?一番下は顔など美容鍼に使う更に細くて短い鍼です。ちなみに当院で一番良く使用する鍼の太さは(0・18ミリ)で髪の毛(0・2ミリ)よりも細いです。
また、使い捨てのディスポーザブル鍼を使っておりますので、感染の心配もまったくありません。

 

 

 

このように個別に滅菌されています。

 

 

これが実際に鍼を打っている所です。


打たれた感じとしては、基本無痛ですが「ズシーン」と体の奥の方に響いく感じの場合もあります。
ほんの少し「チクッ」と感じるところもあるかもしれませんが、心配するほどの痛みではありません。もしそのような場合には、こちらに伝えて頂ければ、すぐに打ち直しますので(打ち直せば、全然痛くないことがほとんどです。)ご安心ください。

 

 

鍼をツボに打つと、一種の神経反射(これを軸索反射と言います。)が起こって、筋緊張(コリ)が取れたり、血液・リンパ液の流れが良くなったりします。その結果、免疫系・ホルモン・自律神経系が調整されて自然治癒能力が高まり、体が治っていくのではないかと言われています。
また、ハリ治療は、痛みの改善に有効なのが特色で、学術的に説明すると以下のようになります。

1、ゲートコントロール 鍼(はり)刺激が脊髄において痛みを抑制する。
2、エンドルフィン   鍼(はり)刺激がモルヒネ様鎮痛物質の遊離を促し痛みを抑制する。
3、末梢神経の遮断効果 鍼(はり)刺激が抹消神経の痛みのインパルスを遮断する。
4、経穴の鍼刺激による痛覚閾値の上昇による鎮痛効果。
5、血液循環の改善 筋肉の緊張を緩め血行状態を良くする。

他にも人間の身体には、「気」などのエネルギーが流れていて、この流れによって生命体として維持されていると考えています。
これには陰陽(プラスとマイナス)バランスがあり、何らかの原因で、この状態が崩れると、様々な痛みや病気を引き起こすとされています。
本来の鍼灸療法は、単なる物理的刺激ではなく、この気などの不均衡を調整する事によって、病を治すことを目的としています。

 

美容鍼は、鍼を打つことにより皮膚の真皮層にある繊維芽細胞を刺激しコラーゲンの生成を活発にさせることが最近の研究で明らかになっています。