素晴らしい本!15「年上の義務」

テーマ:

年上

山田 玲司 著

出版社:光文社新書

平成28420版発行

 

‐目次‐

1章「バカにされる」年長者

2章「若者は「劣化」しているのか?」

3章「愚痴らない」

4章「威張らない」

5章「ご機嫌でいる」

6章「「年上の義務」をめぐるQ&A集」

7章「「イノベーション幻想」の終わり」

8章「「年上の努力」がすべてを変える。」

 

シンプルな上司論です。

 

筆者は、漫画家のため表紙にもイラストが描かれています。上司はどうあるべきかということ(上司の義務)が、3点に絞って記載されており分かりやすいため、購入しました。その3点とは、「愚痴らない」「威張らない」「ご機嫌でいる」(9P)です。その中でも私が詳しく説明をしたいのが「ご機嫌でいる」ということです。

 

「嫌なことがあって本当は機嫌が悪くても、人前ではそれを表に出さないで、相手に不快感を与えないこと。これは人としての優しさであり、礼儀のひとつでもある。」(93P)

 

「なぜ、年上は「ご機嫌」であるべきなのだろうか?(略)「これを言ったらキレるな」とか「不機嫌で何を言っても怒られそう」と思われていたら、誰も話しかけてこなくなる。(略)これは、職場以外でもまったく同じ。不機嫌な親や教師に、子供は絶対に本心を言わない。」(95P)

 

つまり、大切な情報が上がってこなくなり、問題が深刻化する恐れがあることを挙げています。また「これは結婚生活にも当てはまる。いくら収入が良くても、見た目が良くても、四六時中不機嫌な顔をされていたら、一緒にはいられない。不機嫌は伝染し、不機嫌はすべてを破壊してしまう。」(99P)

 

「逆にご機嫌は、「伝染」する。ご機嫌なアシスタントがいて、彼が来た(出勤した)瞬間、仕事場の雰囲気は必ず明るくなり、みんなが救われていた。」(101P)

 

「本当に偉い人ほど、年下の人間に圧をかけないもの、心理学者の河合先生は特に素晴らしかった。(略)最初からふざけた冗談を言い、場を和ませ、「頑張ったらできると思っているのが日本人の悪いところです猛練習したらプロ野球選手になれるっていう、あれこそ嘘やからね」といった内容をニコニコしながら話してくれたようです。といっても、実のところ「いつもご機嫌でいるのは難しい。人間なら嫌なことは常に起こるし、体調が悪いときだってある。そんなにいつも機嫌よくしてはいられない。」(92P)

 

かくいう私も仕事が立て込んで来たりすると、部下に対してついイライラしたり、といった行動となってしまうので、自戒する必要があると思いました。

 

その他、筆者は年下がやってはいけないこととして「死なないこと、自殺しないこと、逃げてもいいけど、自ら死ぬな。世の中には生きたくても生きられない人がたくさん存在する。」(118P)と言っています。

 

これは、私も同感です。苦しいことがあっても自ら死んではいけない。何があっても生きていて欲しいです。そして、女性に言ってはいけないこととして、「ブス、デブ、そして、太ったね。この言葉は一度たりとも、死ぬまで、女の人に言ってはいけない」(63P)とも言っています。

 

これは「傷ついた痛みは本人しかわからないもの」(64P)からくるのだと言います。また、威張らない人(自信にあふれた人)のほとんどが、子供のころに周囲の人間に「すごいね」と褒められていた過去の体験を持っていた。」(77P)というのは、注目に値する内容だと思っています。

 

今回の本は上司と部下の関係のみならず、人間関係全般にあてはまることについてわかりやすく解説している素晴らしい本ですので、是非、ご覧になってみてください。

 

みなさんが、幸せな人生を送れるようお祈りしています。良い休日をお過ごしください。

 

ありがとうございました。

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