2012-04-25 22:22:11

■ミラノ、愛に生きる

テーマ:映画

■IO SONO L'AMORE / I AM LOVE

●織物企業を経営するレッキ一族が集う。主人公はそこに嫁いだロシア人妻。既に子供たちは成人を向かえ、それぞれに自分たちの道を模索している。今宵は、この一族の長である義父の誕生日を祝う宴。席表を指示する女はエレガントな様子を漂わせ、宴の席でも周囲に気を配り、事の進む様を見守る。義父が退職を告げ、そして後継者として夫である息子のみならず、祖父を慕う孫である長男をも加えたことに動揺が走る。その日ボートレースで二位に甘んじることになった長男。その宴の最中に彼を負かした男が訪れる。クラスの違う男は自分がレースに勝ったことへの負い目なのか、玄関先で手作りのタルトを渡す。軽く会釈を交わし部屋に戻る母親である女の姿を眼で追う。。。





財を成した一族も世の流れに逆らえるわけはない。父の死後に後継者として後を任された夫の采配は家業の売却。祖父に連れられ工場の中の記憶・・・家業を守りたいと反発する長男。
大きな屋敷の中で、使用人たちを使いながら妻、母親としての務めを果たしてきた女の暮らしぶり。そこに子供たちの揺れ動く様が重なり、新たな変化が彩りを持って訪れる。。。





イタリア上流家庭の屋敷の中でティルダ・スウィントンが醸し出す抑制された妻の姿に見惚れる。街ゆく姿はイタリア人ではない彼女の所在の無さを漂わせる。
皿に盛り付けられた料理を口に運ぶ彼女のときめき。
イタリア、ミラノから南に向かう彼女の様子。緑濃い山間の中で芽生える新たな生。

さて、比較されるであろうヴィスコンティの荘厳な趣までは到達できないまでも、主軸を陶器のような佇まいを見せるスウィントンにしたことでくるくると絵画は廻りだす。矢張りこの女優は無駄のない立派な働きを見せ、脇の技量不測さえ補い、飽きさせない。





使用人の長を演じるマリア・パイアーロの手伝いで高まっていく最終場面は目が離せない。少しだけ背景となる音楽がうるさいか。。。ほんの少しの不満はそれ位。
娘役に「ボローニャの夕暮れ」「やがて来たる者」のアルバ・ロルヴァケルが良い役どころを演じる。
プライドの高さを充満させた義母をマリサ・ベンソンが演じているのが懐かしかった。流石にスキャパレッリの孫、着こなしも様になっている。ヴィンスコンティ組だった。。。<br />
主演のティルダ・スウィントンが構想に10年以上を費やして実らせた作品で製作にも名を連ねた本作。彼女が身に纏うのはイタリア物ではなくジル・サンダー(撮影
当時指揮をとったのはラフ・シモンズ、現在はクリスチャン・ディオールのクリエティブ・ディレクター)。ジュエリーはダミアーニ。男たちのスーツなどは共同プロデューサーに迎えたフェンディが担当。 (2009年年/製作国イタリア/アメリカ公開2010年6月18日limted/2009年9月5日Venice Film Festival/日本公開2011/12/23 )


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer:Luca Guadagnino ルカ・グァダニーノ
●Screenwriter:Luca Guadagnino ルカ・グァダニーノ Barbara Alberti, Ivan Cotroneo
●Cast:Tilda Swinton ティルダ・スウィントン Flavio Parenti フラヴィオ・パレンティ Edoardo Gabbriellini エドアルド・ガブリエリーニ Alba Rohrwacher アルバ・ロルヴァケル Pippo Delbono ピッポ・デルボーノ Marisa Berenson マリサ・ベレンソン Maria Paiato マリア・パイアーロ Diane Fleri ディアーヌ・フレリ  Gabriele Ferzetti ガブリエル・フェルゼッティ

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