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2011-01-30 00:44:38

■RED/レッド

テーマ:映画

■RED

●レッド、RED=Retired Extremely Dangerous(引退した超危険人物)なんだそうであります。
引退したCIAエージェントのその後ってのは年金生活なんでありますと。元国家公務員ってなわけでありますか。
で、役所の年金課から送付されてくる小切手を手にしながら徐に破るのにはわけがある。。。年金課の担当者との電話を楽しんでいる。そんな男、実はかつて凄腕スパイだった、んですと。
この凄腕エージェントだったという解説役にはなんとも・・・CIA秘密保管倉庫番役ヘンリーをアーネスト・ボーグナインが演じるという辺り、こりゃ嬉しい一作です。



主役で引退し平々凡々の生活を過ごしていたのにある日突然古巣のCIAから命を狙われる凄腕スパイにブルース・ウィリス。
彼が密かに興味を示しているハーレクインファンの年金課のサラお姐ちゃんにメアリー=ルイーズ・パーカー。この風情でハーレクイン熟読であれば・・・なにかいいことないかの好奇心満々&恐いもの知らずのオネエチャン、だった。



この二人連れがCIAから逃れながら頼るのは元のスパイ仲間。
行く先々で今や引退した・・・敢えて言います!オヤジが登場。加えて、姐さんまで参入、であります。腕が鳴るってんでしょかね。

介護施設暮らしの元上司ジョーのモーガン・フリーマン、今も狙われていると強迫観念に囚われているかつての敵マーヴィンにジョン・マルコビッチ(隠れ家なんぞもいいデスぞ、観客笑えよぉ~)、ロシア諜報部イヴァンにブライアン・コックス、イギリスはMI6の元腕利きスナイパーのヴィクトリアにヘレン・ミレン(過去作品に邦題「サイレンサー」ありましてな、殺し屋やっとります。ありゃ良かった)。





で、何故命を狙われるのかは徐々に解明されていくんであります・・・巨大な陰謀が・・・いや、ま、その・・・この際そういうことは・・・あんまり筋書きは関係ない、です:苦笑。
も~そういうのは、この面子が現れて、ドンパチやらかす道具なんであります。
昔はこーだった、なんてウォッカを酌み交わす場面や、あわや姐さん万事休すの場面やらなんだかいいんであります。筋書きでいけば可哀相なのは殺された記者はん、あっという間に消されるガブリエル役のジェームス・レマーでありますが、ま、それもいっか。





これ、DCコミックスの人気だったそうです。
全く存じませんでした。
ゆるいのがいいんだ、と楽しんだ一作。なぁ~映画館で皆面白くなかったんかい。笑ってくれよぉ~。

で、俳優の皆さん、後で思い返せばブルース&メアリー、マルコヴィッチ以外は、出番多くないデス。しかし要所要所で印象にグァシッと残る場面てのがやっぱり只者ではない。脚本も宜しかった模様です。

今回達者なお歴々の前で好演したメアリー=ルイーズ・パーカーは、TVドラマ「ホワイトハウス」(邦題)でのしてきて、「エンジェル・イン・アメリカ」で頭角を現し、映画「ジェシー・ジェームズの暗殺」に出てた女優だと思うてましたら、あの秀作「フライド・グリーン・トマト」に出ていたんだった。忘れてました。長く頑張っていればこーゆー具合に花も咲くもんであります。年齢を踏まえてもキュート。いや、ブルース・ウィリスも若返って顔面もぴーんと張って・・・俳優はこうでなくっちゃなんないデス。

しっかし、一等若造がカール・アーバンなんでぞ。昭和47年生まれ39歳。「スタートレック」も良かったですが、それ以上にここで活躍したデスね。

ちなみに、ブルース・ウィリス昭和30年、モーガン・フリーマン昭和12年、ジョン・マルコビッチ昭和28年、ブライアン・コックス昭和21年、リチャード・ドレイファス昭和22年生まれなんですと。
「グッバイガール」のリチャード・ドレイファスが64歳かと思いきや、あーた、アーネスト・ボーグナインは大正6年のお生まれ。うひゃー参った、であります。
女性は、ね、ま、女優ですからいっか、ヘレン・ミレン姐さんは昭和20年生まれ。メアリー=ルイーズ・パーカー昭和39年ですと。皆々様、生涯現役の達者な映画人であります。ま、ほんにゆる~く演っておいででありますが、消え方早いだろーってな方もおいでですが・・・ま、いっかのベストなキャスティング。





監督は「フライトプラン」「きみがぼくを見つけた日」のロベルト・シュヴェンケ。軽く撮ったもんだと文句つける気はないデス。やろうと思えば出来たとこをゆるく、演っていただいたってことでいっか。欲をいえばだ、ジョン・マルコビッチとアーネスト・ボーグナインの絡みが観たかったんだが、話がアッチコッチこんがらがるか・・・。う~む・・・
余談だが、ドミトリー・チェポヴェツキーが出ていたというんだけど、ありゃありゃ・・・全くの端役だったとは・・・気付かなかったデス。TVから映画へは、なかなか大変かな。



さ、「特攻野郎Aチーム」「ルーザース」「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(凄い邦題でした)、この辺りOKならば、いいでしょ、この際(おいおい・・・)、ぜひ!(2010年/製作国アメリカ/アメリカ公開2010年10月15日/日本公開2011年1月29日)


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer:Robert Schwentke ロベルト・シュヴェンケ
●Screenwriter:Jon Hoeber ジョン・ホーバー
Erich Hoeber エリック・ホーバー
●Cast:Bruce Willis ブルース・ウィリス Mary-Louise Parker メアリー=ルイーズ・パーカー John Malkovich ジョン・マルコヴィッチ Morgan Freeman モーガン・フリーマン Helen Mirren ヘレン・ミレン Karl Urban カール・アーバン Brian Cox ブライアン・コックス Julian McMahon ジュリアン・マクマホン Richard Dreyfuss リチャード・ドレイファス Rebecca Pidgeon レベッカ・ピジョン Ernest Borgnine アーネスト・ボーグナイン James Remar ジェームズ・レマー Dmitry Chepovetsky ドミトリー・チェポヴェツキー
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2011-01-27 02:17:54

■完全なる報復

テーマ:映画

■LAW ABIDING CITIZEN

●舞台はフィラデルフィア。物語はいきなり衝撃の場面から始まる。
ある日、いきなり二人組みの強盗に押し入られた家族。身動きできない男クライドの目の前で妻と娘は殺される。
やがて犯人逮捕の知らせ・・・そしてその後、妻と娘を失った男クライドの前に現れたのはこの事件の担当検事ニック。
逮捕された犯人ダービーとエイムス。主犯格はダービーで傍らで二の足を踏んでいたのはエイムス。
しかし二人の処罰に欠ける不十分な証拠に、有罪を確定するためにニックは独断でダービーと司法取引を行い、エイムスを極刑に処し、ダービーは数年間の禁固刑に留まる結果を導く。

一方的にこの結果を告げられ、もはや反論もできないクライド。
目の前で妻と娘を殺した犯人、それも主犯格の罰の軽さ。裁判終了後にニックを視線の先には、この理解できない司法制度に憤りと哀しみの表情で耐えるクライドの姿があった。そして十年・・・あの時の犯人の片割れエイムスの死刑執行からクライドの報復は幕を切って落とされる。





目の前で愛する家族を奪われた主人公。それが証拠不十分という裁判所の判断から検事により有罪確定の勝率を上げる目的も絡めての司法取引。主犯格の男の方が極刑を免れたとすれば怒りは納めどころも失う。そういう現実があると想像させられる一作。こりゃ耐えられんぞ、と思うデス。
そこで、クライドの怒りは数年の禁固刑で釈放された主犯ダービー、あの時の司法関係者、さらには司法制度そのものへと向けられる。クライドの周到かつ壮絶な復讐劇が展開。目には目を、歯には歯を、で手も足も脳も車もすっ飛ばします。

主人公クライドを演じるのは、ジェラルド・バトラー。
対する検事ニック役のジェイミー・フォックス。
市長役には、幅広い役どころを押さえTVに映画に活躍中のヴィオラ・デイヴィス 刑事役には毎度ひとくせあるかな、と思わせてくれる・・・コルム・ミーニイ。
監督はフェリックス・ゲイリー・グレイ。

クライドの報復は周到に練り上げられたものだった・・・それは・・・。結末まで目が離せないタイトなサスペンス。これは映画館で見るに限る、とお薦めしたかった一作。ジェラルド・バトラーが真剣に戦いを挑んでいる姿はなかなか見ものであります。内容はもうこれ以上は言えないに決まってます。一切言えない!





当初逆の配役予定もあったそうだが、それでは映画として納まりがつかなくなってしまう、とはジェラルドも思ったとすれば周到であります。
主人公が白人であり、追う検事が黒人であってこそ成り立つ映画であるかな、と。舞台はペンシルヴェニア州フィラデルフィア。観客動員・・・マーケティング・・・キャスティングは重要だと、アメリカ映画の現状も考えさせられる一作でありました。監督の秀作「交渉人」、あれも白人と黒人の二人でありました。ちなみに本作に監督もアンクレジットで出演。



しかし実にこの物語は憤まんやるかたない現実を反映したものか、と。理不尽な行いが理由をつけて行われている。そこに嘆きが届かない、ということか。
物語が残されたものに後味の悪い思いを残すことで完全なる報復とするのであれば、舞台はアメリカ・・・これはこれでいいのか、とも思うのでありますが、完全な報復という名を秘めたアルゼンチン映画の秀作があった、デス。(2010年/製作国アメリカ/アメリカ公開2010年10月16日/日本公開2011年1月22日)


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer:Felix Gary Gray フェリックス・ゲイリー・グレイ
●Screenwriter:Kurt Wimmer カート・ウィマー
●Cast:Gerard Butler ジェラルド・バトラー Jamie Foxx ジェイミー・フォックス Leslie Bibb レスリー・ビブ Bruce McGill ブルース・マッギル Colm Meaney コルム・ミーニイ Viola Davis ヴィオラ・デイヴィス Michael Irby マイケル・アービー Roger Bart ロジャー・バート Regina Hall レジーナ・ホール Josh Stewart ジョシュ・スチュワート Emerald-Angel Young エメラルド・エンジェル・ヤング Gregory Itzin グレゴリー・イッツェン Christian Stolte クリスチャン・ストールティ Annie Corley アニー・コーレイ Richard Portnow リチャード・ポートナウ Michael Kelly マイケル・ケリー Brooke Stacy Mills ブローキ・ステイシー・ミルズ
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2011-01-02 02:09:34

■セラフィーヌの庭

テーマ:映画

■SERAPHINE Séraphine

●セラフィーヌ、女の名前。家政婦をしながら日銭を稼ぐその日暮しの女の名前。女は啓示を受けたと言い絵を描き続ける・・・。
映画「セラフィーヌの庭」というのは、主人公であるセラフィーヌ自身が森、木々やその周辺・・・自然の中に憩う場所を見出し、さらにその中に絵の具のみならず使用したとされる具材の素があったことにも繋がるか。
画商との出会いの場であり、彼女が家政婦として雇われた家の庭からやがて彼女の意識の中に生み出された創造の庭。。。

かつて貧しい暮らしの中、ひたすら絵を描き続けた女がいた。
そしてその才能は見出され・・・後の人に伝えられる画家となった、という好奇心を満たすには充分な内容。この映画がなければ知らないままに終わったであろう人の物語だ。



始まってしばらく何の場面なのかわからない・・・水に濡れ汚れた格好のまま教会のミサを歌うセラフィーヌ。疑問は後に判明する。
ま、詳しくは・・・興味があれば是非ご覧ください。
彼女が描いたキャンバス2メートルの絵画は物語の中でふんだんに登場する。
そこで、嗚呼映画館、スクリーンで見たかったな、と上映がなかったのが残念無念。

面白いのは、彼女を見出したドイツ人画商と画家の関係。
この二人の距離感が、互いの境遇や置かれる立場を背景に情に溺れることのない描写で良かった。
ともすれば流されるままに親密化しそうな画商の位置、不安定な様子の画家の内面への干渉、互いに深入りしない辺り、安心して見ることが出来た。ま、画商の好みも背景には加わるデスね。妙な甘さの漂うロマンチック物語、ありきたりのヒューマンドラマにはならなかったことに共感を覚えた次第。「善き人のためのソナタ」での脇役だったウルリッヒ・トゥクールの押さえ方がいいと思うてます。



主役を演じるのは、映画「アメリ」「ミックマック」で登場したヨランド・モロー。
「ミックマック」からそう時間が経過していないので、ありゃ「ミックマック」のタンブイユさんだ、としばしそのイメージが離れない。が、徐々に彼女はセラフィーヌになりきっていく。。。というか、こちらが引き込まれていくわけであります。

次第に「ミックマック」の世界、イメージは払拭され、森や木々、せせらぎは誠に自然のままに染入る情景となってくるのであります。ヨランダ・モローがセラフィーヌ自身に雰囲気を重ね、かつて存在した女になりきっていく様で好演。たくましい女を見せてくれる。1912年に始まる物語の中で生き抜いた一人の女の狂気も含めた逞しさとイマジネーションの世界を堪能させてもらったデス。フランスに実在した素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイ。素朴派、という括り方にはちょっと、ね、ですが。



音楽はマイケル・ガラッソ。「恋する惑星」「花様年華」での旋律が今も耳に残るガラッソはこの作品でセザール賞最優秀作曲賞受賞。その翌年、2009年9月9日逝去。

映画は面白い。順位をつけることは憚られる、否そんな難しいことぁ~できまへん。
ただ、ある映画を見ることで過去に見た忘れられない映画が己にとっていかに大事な作品だったかと思い知らされることがあるわけやね。
「セラフィーヌの庭」という良い映画を見ることが出来たことで、あまりに地味な扱いで宣伝もないまま、たった一枚のスチールに惹かれて見た・・・忘れられない一作「ニキフォル 知られざる天才画家の肖像」は大したものだな、と改めて感じ入ってしまった。
いい映画は、こんな風に過去に見た映画の意味を改めて教えてくれることもあると、思わされたデスね。(2008/製作国フランス、ベルギー、ドイツ/日本公開2010年8月7日)


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer:マルタン・プロヴォスト
●Screenwriter:マルタン・プロヴォスト マルク・アブデルヌール
●Cast:Yolande Moreau ヨランド・モロー Ulrich Tukurウルリッヒ・トゥクール Anne Bennentアンヌ・ベネント Geneviève Mnichジュヌヴィエーヴ・ムニシュ Françoise Lebrunフランソワーズ・ルブラン Nico Rognerニコ・ログナー Serge Larivièreセルジュ・ラヴィリエール Adélaïde Lerouxアデライード・ルルー
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