2009-04-30 23:24:20

■Doubt ダウト

テーマ:映画

■Doubt ダウト

●題材、脚本の良さは本作を舞台劇として手掛け、仕上げた本人ならばこそだが、それを更に映画化して仕上げた手腕に脱帽。素晴らしい作品になっていると思う。監督としてジャン・パトリック・シャンリィ、その力は遺憾なく発揮された模様。加えて、肌理の細かな仕立て具合の中で俳優達は抑制された演技の枠内で爆発寸前の飛躍を見せてくれる。これは見もの、という丁々発止のスリリングさが伝わってくる。
中でも演技の巧さは今更語るに及ばぬメリル・ストリープだが、これは凄い、です。極上です。カトリック教会付属の小学校校長役の壮絶な心の内幕を表現する。彼女が主役の「ダウト」。





時代が変化していくのは止めようがない現実。
その移ろいの行方を嘆くのは年老いていく証なのか・・・日々悶々と繰り返す怒りと曖昧な自問自答。。。そこでこの物語の中に登場する執拗なまでに厳格な校長の姿の肩を持ってしまうか・・・。
物語はカトリック教会付属の小学校を舞台に、司祭と付属小学校校長、歴史担当のシスター教員、ある生徒とその母親によって物語られる。





それぞれの視線、言い分が発せられる時に、見る側はどう引きづられていくか。些細な場面、些細な行動に見えながら、見る側に何かを解き明かすか・・・疑惑を持たせるか。
それはジャン・パトリック・シャンリィ監督が仕掛けた罠かもしれない。
罠とは・・・自らの中の偏見、先入観とも闘わなければならぬやもしれぬ。例えば砂糖を三杯、とは甘過ぎやしないか、ということは彼の性格を裏付けているのか、いや、性格でなく。。。などと思えば、これは罠か。甘党の御仁もいるはず。それをそうやって勘ぐることも偏見か。。。と自問自答だ。








監督ジョン・パトリック・シャンリィ。今でも題名を聞けば即座にディーン・マーティンの「ザッツ・アモーレ」が聴こえてくるし(苦笑)、フライパンに生地をくり貫き輪切りにしたバゲットの中にベーコンと卵を入れて焼き焼きしたくなる・・・「月の輝く夜に」(アカデミー脚本賞・全米脚本家協会最優秀脚本賞受賞)のあの映画。。。の脚本を手掛けていた。主に舞台作家として活躍しているジョン・パトリック・シャンリィが舞台劇として書き上げ、数々の賞に耀いた「ダウト」。その映画化を自らが仕上げて、見事な小品の秀作を世に送り出した。

この作品には実に様々な仕掛けが組み込まれている。それは教会や公民権運動、男女・・・(あまり書くと中身が見えてきそうでこの辺で)等々の時代背景であり、その中で生きている人の姿の内、外だ。
も~言えない。これ以上言ってはいけない。これは是非ご覧ください。
全ての役に無駄のない、全て魅せられる場面の連続で、緊張感溢れる一作。やっと見ることが出来たッ。(2008/製作国アメリカ/アメリカ公開2008年/日本公開2009年3月)






▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer:John Patrick Shanley ジャン・パトリック・シャンリィ
●Screenwriter:John Patrick Shanley ジャン・パトリック・シャンリィ
●Cast:Meryl Streep メリル・ストリープ Philip Seymour Hoffman フィリップ・シーモア・ホフマン Amy Adams エイミー・アダムス Viola Davis ヴィオラ・デイヴィス。。。
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2009-04-01 22:40:15

■The Perfect Sleep

テーマ:映画

■The Perfect Sleep パーフェクト・スリープ

●いてぇ。。。ぞ。も、痛いって!いきなり次から次にこんなに殴られて生きちゃいないぜ、でもこれ映画デス。で、これが見たい!例え前評判がどうであれ、仮に愚作といわれようと、この目で見たい!という映画に出会えるのも幸運と言おう。
不安はつき物だが、大丈夫かい、と恐る恐る。。。スクリーンでの公開を待ちながらその時出かけていくのは賭けだ。それほど、事前の思い入れをさせるってのも開き直れば嬉しいじゃないかッ!とアップしちゃうのであります。










このTrailerの雰囲気、どーよ!見れずにおらりょうか、デスぞ。しっかしノッケから痛いんですがね。
この映画の主役らしき男に名前を尋ねても無理だ。ただ、敵にまわした奴等から「The Mad Monk」と呼ばれる。。。彼に名はない、んだと。
演じるのは、俳優としてではなくロケーションマネージャー等の仕事人で本作で監督デヴューとなったジェレミー・アルターの仲間の一人だったアントン・パードゥ。脚本も手掛けております。こーゆー多才な奴がいるんだもの、有難いな。

さ、物語なんだが、そこは、どこか・・・ある土地の暗黒街・・・男は自らが育ったその街に十年ぶりに戻ってくる。そこに待ち受けているのは過去の柵、血の因縁か。羽交い絞めにされた男は容赦なく殴られ、殴られ、蹴られ、蹴られ・・・。

男を待ち受けていたのは、暗黒街のボスらしき男。ボス・・・どうやらかつて男が逆らった父親代わりの初老の男ニコライ。男が命懸けでその懐へ戻るにはわけがありそうだ。そ、男にとって運命の女に会う、ためか。否、それだけではない。名のない男が何故10年前にこの街を去ったのかが暴かれるか・・・したたかな様子が窺がえるニコライのムードに浸るぞ。










ニコライを演じるのは、絶対に外せない「ことの次第」のパトリック・ボショー。
あれから28年・・・うは、初老のボス・・・ということは見る側の我も老けたか・・・く~ッ。
パトリック・ボショーは、「ことの次第」後も「チューズ・ミー」「エマニュエル」(あったんです、こーゆーのも)・・・「ツイン・フォールズ・アイダホ」まで、実に昨今は脇で・・・さらにTV等で姿を見かけたもの。
で、今回は久し振りに主要人物としてキャスティングされたスクリーン。最後まで悪でもいいから、Trailerのまんま、いい感じでいてくれ、と祈るデスね。なんだか、老いた男が若い奴等を牛耳るというか、もしや結末をつけるのであれば、これって「土曜の朝、7時58分」の親父のよーだぜ。カッチョ宜しいですが、ね。見ないまんま、あれこれ想像するのも、また楽し、であります。












あ、男が幼い頃から共に育ち、やがて愛するようになった女に「閉ざされた森」「ラッシュアワー2」のロセリン・サンチェス。なんだか地味ですが仕方ないか。
ま、名のない男は愛する女を救い出すことをきかっけに戻ったはずの古巣で、さて何がどう運んでいくのか。ダークでヴィヴィッド、そういう背景にも見惚れるが、監督のジェレミー・オルター・・・彼はデヴィッド・リンチのInland Empire」やレイチェル・サミュエルズ「Dark Streets」の製作者の一人でもあった。

本作の主演アントン・パードゥとは、96年頃から共に「Fanboys」「Sideways」「Balls of Fury(燃えよ!ピンポン)」等、数々の映画のロケーションマネージャーの仕事仲間であった模様で、息があったのか99年には「The Godson」(短編の模様)で、ジェレミーが監督を、アントンが脚本・主演。で、その10年後に本作「The Perfect Sleep」だ。
準備は抜かりなかったはずなのだが・・・雰囲気だけはある!と言っておこうか。なかなか困難な仕上がりかも。ま、ジェレミー初監督(長編映画)のお手並み拝見なのだが、どーなのよ、DVDスルーかい!






チターではない、あの楽曲が響くぜぇ~♪く~ッ、脚本・主演のアントンに因んだ洒落かい?でもいいんだい、それでもなんでも(苦笑)。しっかしTrailerは、痛いぞ。のた打ち回るぞ。も一回言っておこう(苦笑)、面白くなくっても平ちゃらだいッ!(2009年/製作国アメリカ/アメリカ公開2009年3月13日一部公開:LA&NY3月27日/日本公開未定)


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer:Jeremy Alter ジェレミー・アルター
●Screenwriter:Anton Pardoe アントン・パードゥ
●Cast:Anton Pardoe アントン・パードゥ Patrick Bauchau パトリック・ボショー Roselyn Sanchez ロセリン・サンチェス Sam Thakur サム・,タクール 
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