2009-02-23 03:04:01

■GOEMON

テーマ:映画

■GOEMON

●見た後で思い返したのは、映画「写楽」「梟の城」だった。篠田正浩という人は、こういうCG遊びもしたかったのかな、と。しかしながらこの種の、ここまでけれんみたっぷりの映画は篠田さんには無理だった。同時に、本当にそういう気分があったのであれば、よけいにあの二つの作品は役者を泣かせてしまった物になっているのが口惜しい、と今更ながらに思うた次第。

「GOEMON」の監督はすでにご存知の方も多い、紀里谷和明。前作は「CASSHERN」。何れもCG満載の異次元ファンタジー大河ドラマ?、か。で、結構好きな部分もある。物語の筋がとんでもない飛び方で画像処理で納めてしまちゃう辺り、場合によっては小気味良い。だからといって諸手を上げて賛成!ってなことにはならないのですがね。

これ(GOEMON)、映画「300」の技術をしっかりいただいてます。CGの質感、明暗などすっかり「300」の虜です。それでいいんだと思います。日本の監督でこういうものを撮れるのは、後は三池監督しか思い浮かばない。際立った才能というよりも、CFで稼いでいた紀里谷監督ですから別段不思議はない、と思えます。

物語は、戦国時代を突っ走った石川五右衛門を軸に、織田信長の死にまつわる闇が明かされる時。。。秀吉の毒づく姿に、遠目で窺う家康。囲むは服部半蔵、霧隠才蔵、猿飛佐助、千利休、茶々、はたまた紀伊国屋文左衛門まで出てくる奇天烈なお話であります。荒唐無稽とはいうても、どこぞの誰かが言うてましたな~という話が交差します。どっかで聞いたことありますわな、という下敷きをふんだんでリミックス、チャンプルーです。

ですがね、若手の俳優と呼ばれる人たちが巧くない。巧くないまんま、監督が撮ってしまってOKだしているから仕方ないね。しかし、口とんがれせて文句言いそうなタイプ(広末。。。云々)が好きそうで困った監督です。これが今風といわれれば、それが日本の現状でしょうか。良い物を見て、あんな風に作りたいと思って実現できるのだからそこに拍手、です。それも個性のうち。今のうち。。。です。



この「GOEMON」で突出している御仁がただ一人!
織田信長を演じる中村橋之助、この人の所作、振りを見るだけでも価値はあるかもしれん。この人、こーんなに素晴らしかったかと心改めました。見事な橋之助・信長です。

あ、映画「300」は見惚れました。フルCGで撮って、物語に品格がある。血飛沫炸裂でも筋があるし、主人公にも制作人にも物語を描く魂がある。
「GOEMON」は、けれんに明け暮れ、品がない。そこが残念。(2009/製作国 日本/日本公開2009年5月1日)


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer:紀里谷和明
●Screenwriter: 紀里谷和明 瀧田哲郎
●Cast:江口洋介 大沢たかお 奥田瑛二 中村橋之助 伊武雅刀 広末涼子 ゴリ 平幹二朗 要潤 寺島進 小日向文世


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