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2008-01-26 19:28:41

■There Will Be Blood ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

テーマ:映画

■There Will Be Blood ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(原題)

●ティム・ロスの老け役も見事だが、その前にまず老け役のスチールが先行で話題を呼んでいた「There Will Be Blood」(ゼア・ウィル・ビー・ブラッド)。演じたのは、既にオスカーノミネート等でご存知のダニエル・デイ=ルイス。雑誌に掲載された彼の写真が目を引いたが、映画は無論未見なためにそういう場面が実際に登場するのかはわからない。ただ、この映画、ダニエル・デイ=ルイスを主役に考えて練られた脚本だったというから、監督以上に役者としてのダニエル・デイ=ルイスの意気込みも感じられる。

そ、描いたのは、「ブギー・ナイツ」「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」の監督ポール・トーマス・アンダーソン、というから少し驚き、嬉しがった。既にアメリカでは公開。様々な賞にノミネートされている点で国内上映も間違いない、と期待の新作、彼にとって新境地と評判の高い5本目。










物語は、アメリカで石油を掘り当た男ダニエル・プレーンビューの一代物語となっている模様。
ミネソタ生まれの銀鉱掘りダニエル・プレーンビューという男がテキサスで運良く石油王になる。金を手にした男は次の野心を抱いたか。そんな彼の元へポール・サンデーという男が現れる。

ポールは、カリフォルニアのリトル・ボストンという町にある家族の土地から石油が出ていると告げる。さらにひと山当てるべくリトル・ボストンに向かうダニエル。傍らには傍目には息子同然に見えるが、ダニエルが養っている石油採掘場で親を亡くし孤児となったH.W。

現地に立ったダニエルを迎えたのはポールと双子で牧師として人気を呼んでいるイーライ。このイーライの様子が尋常ではない…信者の熱い視線を浴びながら、ある場面では冷めた面持ち、またある場面では穏やかな表情の中に不可解な意識が垣間見える。そして確かにその地面から石油が噴出していた…ダニエルとH.W.はその後この町で石油を掘り当てる…。






ある時期まではダニエルの脇には、常に相方のように寄り添う少年H.W。
このH.W.が、見とれてしまう程の愛らしい整い方をした少年。その少年が10歳やそこらでダニエルの相方的存在になっていながらも、使い物にならないと思えば、捨てられてしまう哀れ…。このシノプシスを知った後に、実際にこんな場面が使われているのかは知らないが、スチールの一枚に目が釘付けになった。旅の途中であろうダニエルとH.Wが木陰で睦まじい。
髭剃りの合間なのか、額をくっつける幼いH.Wに返すダニエルの満面の笑み。この後にこの男はどう続けるか、こんな表情の後にこの子をどう捨てるのか…重くなる一方、興味をそそられるではないか。



実際にはこんな場面ないです。。。カットされてました。







ダニエルに儲け話を持ち込むポール、その双子の兄弟イーライを演じるのが「リトル・ミス・サンシャイン」等で頭角を現してきたポール・ダノ。若い俳優ながらそれまでの出演作の役に染まらない有望株。
本作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」はアメリカの小説家アプトン・シンクレアの「OIL!」が原作だが、この小説に描かれた時代はアメリカ全土で人々が石油発掘に目の色を変えていたという1910年代~1920年代を核にポール・トーマス・アンダーソンの創作が加わって仕上げられているという。
石油採掘で富を得た男の行状はいったいどれほどに、描かれているのか。
今も石油を目指し、利権争い、価格操作…テキサスを背景にのし上ってきた男の醜聞、その周囲の連中の浅ましい行いを思えば、薄ら寒くなる符号のシロモノではないか。




毎年、アカデミー賞をアップするものの、どれが受賞するかといった予想はやっていない。これが取って欲しい、この俳優がとればいいのに、とは毎度思うのだがね。ただ、今年は時節柄、ポール・トーマス・アンダーソン監督の思惑に諸手をあげて賛成!といってみたい気分なのだ、作品賞、主演男優賞はこの作品が取ることが今、最も相応しいのではないか、と願う自分がいるのだ…見てないのにサ。(2007年/製作国アメリカ/アメリカ公開2007年12月26日limited/日本公開2008年5月10日orGW~)


▲Trailer


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer&Screenwriter:Paul Thomas Anderson ポール・トーマス・アンダーソン
●Cast:Daniel Day-Lewis ダニエル・デイ=ルイス Paul Dano ポール・ダノ Dillon Freasier ディロン・フレイジャー Mary Elizabeth Barrett マリー・エリザベス・バレット Kevin J. O'Connor ケヴィン・J・オコーナー Russell Harvard ラッセル・ハーヴァード Ciarán Hinds シャロン・ハインズ Barry Del Sherman バリー・デル・シャーマン
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2008-01-25 15:31:54

■The Great Debaters / グレイト・ディベイターズ

テーマ:映画

■The Great Debaters / グレイト・ディベイターズ

●間もなく公開の「アメリカン・ギャングスター」のデンゼル・ワシントンが次に選んだ作品は、自らが監督する2作目となる「グレイト・ディベイターズ」。監督作としての前作「アントワン・フィッシャー 君の帰る場所」では脇に回っていたが今作では主演。この映画も前作同様に実話に基づいた作品となった。悪人の後にはこういう設定をやってのけるのも彼の力量でありますナ。





物語は1935年…ジム・クロウの時代にはじまる。舞台は黒人差別の色濃く残るテキサス州マーシャル。場所はミシシッピー川の西にあるという1873年に黒人のために設立されたワイリーカレッジ。この大学の教授メルヴィン・B・トルソンは、学生たちの士気を高めるために、この大学初の討論クラブ(以下、ディベートチーム)を作り、訓練し、ナショナル・チャンピオンシップの場に出場するチャンスを得るまでに至る、という話だ。

後にメルヴィン自身が詩を書き、小説を手掛けている辺りからも言葉の力を信じ、その扱いに長けた教授だったはずで、彼の巧いリードで学生はそれぞれの個性をもって、ディベートの面白さに気づきはじめ、その能力を養っていく。小さな南部の黒人だけの大学の中から結成されたディベートチームは、やがて他の黒人大学のディベートチームと対戦し、ぐんぐんと力をあげていく。





一方、当時の差別の厚い壁の中でメルヴィンの指導方法やディベートに望む学生の存在までもが周囲の社会から批判の的になっていく。この辺りの背景を緩和させる役目を巧い巧いフォレスト・ウィテカーが受け持っているようだ。
彼が演じているジェイムズ・ファーマーは、ワイリー大学の学長と思えるが如何なものだろう。その息子らしいのがディベート・チーム最年少のジェイムズ・ファーマー,Jr。演じるのはデンゼル・ウィテカー(なんと凄い、いい名だ!)。

実はこの物語のハイライト部分に多分、ジェイムズ・ファーマー,Jrのディベート場面があるはずなのだ。いや、なければいかん。というのは、父親(だと思う)であり、ワイリー大学学長であろうはずのジェイムズ・ファーマーをなんともインテリジェンス溢れる笑みをたたえた好人物としてウィテカーが好演している模様だが、この人物、実際には1886年に農夫(奴隷)の息子として生まれている。1918年ボストン大学でアフリカ系アメリカ人25人が博士号を得、テキサス州では初の博士号を取得した黒人だったそうだ。
アラム語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ヘブライ語、ラテン語のできる神学者であり教育者であった彼は、後にハワード大学、ラスト大学、そしてワイリー大学の学長を勤めたはずの人物だった。白人警官役のジョン・ハードとのやり取りも興味深い。






その息子だと思われるのが、ジェイムズ・ファーマー,Jr。小柄のふっくらした面立ちでチームで一等幼い彼は、物語の中で1920年生まれ。小学校でいくつかの等級をスキップした優れた学生で、14才でハイスクールを卒業し、ワイリー大学に入学していた。だから童顔なわけだ。で、このジュニアこそ、アメリカ公民権運動の代表ビッグ4(マーティン・ルーサー・キング,Jr、ホイットニー・ヤング、ロイ・ウィルキンズ)の一人になっていく。そう、ケネディ政権発足下の1961年、敢行されたフリーダム・ライド(ロバート・ケネディ司法長官スタッフ同行)のリーダーだった。


John Lewis, Whitney Young, A. Philip Randolph, Martin
Luther King Jr., James Farmer and Roy Wilkins in 1963

Left to right: Whitney Young, Jr. (Urban League); Martin Luther King, Jr. (SCLC); John Lewis (SNCC); Rabbi Joachim Prinz (American Jewish Congress); Dr. Eugene Carson Blake (National Council of Churches); A. Philip Randolph ; President Kennedy ; Walter Reuther (United Auto Workers); and Vice President Johnson (behind Reuther).


Martin Luther King, Jr.;President Johnson; Whitney Young;James Farmer


Civil rights leaders seated around table [from left] Bayard Rustin; Jack Greenberg, Director of Counsel of NAACP Educational and Legal Defense Fund; Whitney Young, Jr., Director of the National Urban League; James Farmer, National Director of CORE; Roy Wilkins, NAACP Executive Secretary; Dr. Martin Luther King; John Lewis, Chairman of the Student Nonviolent Coordinating Committee, and A. Philip Randolph, Chairman of the National Negro Labor Council.

さて、話を映画に戻すと、ワイリー大学のディベート・チームは、デンゼル・ウィテカー演じるジェイムズ・ファーマー,Jr、ネイト・パーカー演じるヘンリー・ロウ、ジャーメイン・ウィリアムズ演じるハミルトン・バーゲスの男子学生3名に女子学生ジャーニー・スモレット演じるサマンサ・ブックの4人で結成される。

このチームは、メルヴィンに討論に向けての徹底的なリサーチや討論のテクニックを教えられ、鍛えられていく。差別社会の中で自分たちの意見をどう相手に伝えるか。説得するか、指摘するか、打ち崩すか、共感を呼ぶか…彼等は日増しに実力を高めていく。そして次々と他の黒人大学のディベート・チームを打ち負かしていく。 白人大学である南カルフォルニア大学、ジョージア州アトランタのモアハウス大学(男子校)などと討論する誘いを受け、ワイリー大学チームは、その力を益々発揮していく(実話ではそうなるが映画は省かれているかも…)。やがて国中が注目するナショナル・チャンピオンシップの場において、全米No1だったハーバード大学との対戦が繰り広げられる…。

この映画の製作にあたり、ワイリー大学のスタッフによる事前調査で、メルヴィンの討論クラブのチームは15年にわたり、75回の議論の内、負けたのはわずか1回のみだったことが判明したという。その一回とは、さて、どの大学との対抗戦だったのかな。ま、そんなことぁ、あまり気にせずに見たいもの。尚、映画撮影の大部分は、ワイリー大学のキャンパスをはじめとして、ルイジアナ、ハーバード大学で行われた模様。








この映画を見ながら、歴史を紐解けばそこには終わったはずの南北戦争と、64年の公民権運動の大きな狭間に位置する物語(実話)でありながら、黒人差別の政治的解決への糸口に繋がっていくのではないか。
人は生まれ、育ち、その育ちの中から変革の意識を受け継ぐ者は、さらに時代の中で新たに生まれていくものだと、あらためて実感するのかもしれん。

討論、演説…教会でのコール&レスポンスの様子…言葉は使い方で生き物のように相手の心に飛び込んでいく。放つのは人であるが、人の全身から迸る言葉は、コントロールすることで静かに沁み渡り、勢いを増して相手を囲い込む。
因みに、映画の中でのちょっとした会話にリズムを見出せば、ヒップホップにまで流れ込んでくるのではないか…言葉の力。今から70年以上も前のアメリカの若者たちのディベート…唸ってしまうゾ。そうした経験が積み重ねられ、体言化され、社会が変化していくということが今、この時期に強く迫ってくるではないか。
映画は、オプラ・ウィンフリーのハーポ・フィルム、トッド・ブラックとジョー・ロスによって製作。脚本はロバート・エイゼルによって書かれた。差別の場面はダイレクトに描かれる模様。




ジム・クロウ=1935年当時のアメリカとは、ジム・クロウの時代ともよばれる。
アメリカで公民権運動が活発になるまでアメリカ南部の州法に「ジム・クロウ法」(Jim Crow law)があった。
南北戦争後、アメリカの北部の州は奴隷廃止を掲げたが、南部は奴隷制維持を掲げ続けた。当時、南部は農園などが多く、黒人は労働力として欠く事ができなかった。そこで奴隷制をなんとか維持するために黒人取締り法を制定。これは1876年から1964年まで存在した州法であり、映画「Ray」でも見ることができた黒人の一般施設利用を制限した法律。これを総称してジム・クロウ法という。

例えば、アラバマ州法では、白人の女性看護師がいる病院には黒人男性は患者としても立ち入ることができない。バス停は白人用とカラード用(有色人種用)の2つの待合所があり、発券売り場も白人専用窓口と有色人種専用窓口があった。白人と有色人種が同じレストラン内で食事ができることは違法にさえなっていた。

フロリダ州法では、白人と黒人の結婚は禁止。先祖4世代前までに黒人の血が一人でもいれば「黒人」と認知。黒人と白人が同じ部屋で夜を過ごせば、犯罪。最高12ヶ月以上の禁固刑、もしくは500$(当時)の罰金。白人学校と黒人学校は別。
ミシシッピ州法の場合は、出版物、印刷物、あるいは公共場での演説などで社会的平等や異人種間結婚を奨めたと認められれば6か月以下の懲役、もしくは$500以下の罰金。その他、各州が過剰な投票税等で黒人の投票権を阻止する行為が後を絶たなかった。
1964年7月2日、公民権法(Civil Rights Act)制定し、南部各州のジム・クロウ法は即時廃止となった。 (2007年/製作国アメリカ/アメリカ公開2007年12月/日本公開未定)



▲Trailer


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer:Denzel Washington デンゼル・ワシントン
●Screenwriter:Robert Eisele ロバート・エイゼル
●Cast:Denzel Washington デンゼル・ワシントン Forest Whitaker フォレスト・ウィテカー Nate Parker ネイト・パーカー Jurnee Smollett ジャーニー・スモレット Denzel Whitaker デンゼル・ウィテカー Jermaine Williams ジャーメイン・ウィリアムズ  Gina Ravera ジーナ・ラベラ John Heard ジョン・ハード Kimberly Elise キンバリー・エリス Devyn A. Tyler ディヴィン・A・テイラー J.D. Evermore J・D・エバーモア

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2008-01-24 15:12:58

■Youth without Youth

テーマ:映画

■Youth without Youth ユース・ウィザウト・ユース(原題)


●宗教学・神話学を含む、ルーマニアの作家ミルチェ・エリアーデの幻想小説「若さなき若さ」(エリアーデ幻想小説全集)を原作とするフランシス・フォード・コッポラの新作、といっても既に昨年のローマ国際映画祭で上映されたものであれば、ご覧になった御仁もおいでかと思う。アメリカでも公開になっているコッポラの新作。で、如何なものであったのか…。

昨今は娘の有力なサポーターとしてその種の映画祭などに姿を現し、なんとなく威圧感を感じさせられていたコッポラ。娘はパスするとして、「Youth without Youth」(ユース・ウィザウト・ユース)は、フランシス・フォード・コッポラ監督の10年ぶりの新作となるわけだが、ティム・ロス主演となれば、逃せない。さらに原作、が気にかかっていたものの素通りした時期があった…(反省デス)
 







物語の時代は、ドイツが優勢を誇った1938年。
主人公は著名な言語学者ドミニク・マティ。彼は言語の源を探る研究に没頭しながらも到達できない中、かつて愛したローラという女性の面影を追う(?わかりません…)孤独な日々を送っている模様。しかしながら、老いた彼に残された己の行方は…。

ある思いを抱き、ルーマニアのブカレストに立つドミニク…その日は復活祭…激しい雷雨の中に歩み出る老学者の手には傘…落雷。気がつけば、病院に収容されている…老いた姿のはずのドミニクに歯が生え、髪が生え始め、落雷時には70代だったはずの彼は若返っていることに驚く。
無論、この不可思議、奇跡的な現象をナチス側が放っておくはずはない。危険を察知し、ナチの追手を逃れ国外逃亡を計った彼がその後に出会うのはかつて愛したローラに生き写しの女性…そして嵐が再びくるのだが…。







主演は、先にあげた「フォー・ルームス」「海の上のピアニスト」「PLANET OF THE APES 猿の惑星」「72時間」「アメリカ,家族のいる風景」、そして「マイ・ブルーベリー・ナイツ」にも顔を見せているのティム・ロス。
主人公の変貌を学術論文として発表するであろう老教授に「ベルリン天使の詩」「ヒトラー~最期の12日間~」等のブルーノ・ガンツ。「ヒトラー~最期の12日間~」、去年のカンヌで花開いた(公私共に!)「コントロール」のルーマニア出身の女優アレクサンドラ・マリア・ララ。ちょいとマット・デイモンも姿を見せている。







映画コムというサイトにあった記事だが、要約すると~
「俳優を夢を見るティーンエイジャーだったロスは、4人の尊敬する映画作家に役をもらえないかと手紙を送ったという。「17歳か18歳の頃、どうやったら映画の役にありつけるか見当もつかなかった僕は、映画監督へ手紙を書くことに決め、(スタンリー・)キューブリック、(マーティン・)スコセッシ、(フランソワ・)トリュフォー、コッポラに送ったんだ。“親愛なるコッポラ様、あなたの映画を心から愛しています。もしイギリス人俳優をお求めなら、あなた好みに演じてみせます”とね」とロス。
数年後、コッポラ監督が企画を進めていたジャック・ケルアック原作の「路上」にロスが配役されたのは、その手紙をコッポラが思い返したおかげだった。「彼が“見せたい物がある”と言って取り出したのは信じられるかい? 僕の手紙だった。想い続けることが全てなんだね」とロスは振り返る。「路上」の企画はあいにく流れたが、コッポラ監督は今度の新作で再びロスを呼んだのだった。」~映画コム http://eiga.com/buzz/show/7911~より抜粋



なかなかいい話。ティム・ロスの俳優を目指した当時の熱も伝わってくる。さて、この作品を手掛ける前にコッポラはジャック・ケルアックの「On The Road(路上)」の映画権を所有し、脚本に取り組んでいたという。しかし、この作品を手掛けることに情熱を失ってしまう、と。結果、ウォルター・サレスが来年を目処に監督(コッポラは製作側)する、という話になっている。サレスの「路上」はそそられる。で、ケルアックの作品の脚本化に情熱を失ったコッポラが、ケルアックの時代を飛び越えて、30年代のルーマニアに行ったというのが面白いではないか。







70代を目前にした巨匠と呼ばれる映画監督が幻想小説にロマンを感じたのか、少し前のリアルな現実ではなく、ファンタジーに意識を重ねて、思い通りの物語を作り上げたのか…。カリフォルニア・ワインで成功した作家が自費を投じて作った新作。己の目の前に繰り広げたファンタジーは如何なものだろう。「ゴッドファザー」シリーズや「地獄の黙示録」の編集を手掛けたウォルター・マーチも加わっている。「若さなき若さ」…見たいやね。(2007年/製作国アメリカ・ドイツ・イタリア・フランス・ルーマニア/アメリカ公開2007年12月/日本公開未定:あるデスね)


▲Trailer


▲Galleryも興味深いデス


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer&Screenwriter:Francis Ford Coppola フランシス・フォード・コッポラ
●Cast:Tim Rothティム・ロス、Alexandra Maria Lara アレクサンドラ・マリア・ララ、Bruno Ganzブルーノ・ガンツ、Marcel Iures マーセル・ユーレス Anamaria Marinca アナマリア・マリンカ Matt Damon マット・デイモン(uncredited)
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